梅とジン・シャリ
つい先週まではつぼみばかりだったうちの梅。
今週に入って次々と花が開き始めました。
紅千鳥という品種だそうです。「紅」と「千鳥足」の連想で、酔っ払いを思い浮かべてしまいます。
この梅、買った時の姿のまま、枝と根の手入れだけしているのですが、どうにもヌベっとした姿で困っていますので、そのうちに一番下の枝の上で幹を切り詰めて、ひとまわり小さくしたいと思っています。
盆栽では、幹や枝の一部が枯れて白骨化した木質部が見えている状態のジンやシャリと呼ばれるものを、人工的に、樹皮を削って作ったりします。
木質部が硬い木でやるそうです。先日の名品展でも、梅の木でみかけました。
松柏類では木質部を白くきれいに見せますが、梅なんかはあまり白くしない方がいいとか。一度挑戦してみたいですねぇ。大家さんに、私が木を削っているその姿を見られたら、
「んまぁ!あんた、かわいそうなことして!」
と、あきれられてしまいそうです。
「いえいえ、大家さん、これは厳しい自然の中で生きる木の力強さをですね、つまり...」
そんなことを言っても無駄です。往々にして、盆栽について説明しても相手が困るだけです。パッと見で、「まあステキ」と感じてもらうしかありません。私もがんばって、時間をかけて、そんなものを作れたら、と思います。
コメント 0