はりきって取り木ってまいりましょう!
もうじき梅雨も明けることでしょう。
梅雨が明ければいよいよ本格的な夏が来るでしょう。
夏が終われば落ち葉の秋が来て、
大晦日はあっという間でしょう。
あぁ・・・今年も実り多き年でした。
ストップ!
大人になると、これだからいけません。
今やらなきゃいけないことが、たくさんあるだろう、まことよ。
そうです。
まいたり、挿したり、取ったり、やっておかなきゃいけないことが沢山あったのです。
一応、大人ですから。
ここ数日、分刻みのスケジュールで挿したりまいたり、多忙な日々であります。
今年最後の取り木になるのでしょうか。
イワシデを取り木しておきました。
面倒くさくて最近は取り木をあまりやっていませんでしたが、
今月の東京支部の例会で取り木についてやっていたもので、少し遅くはなりましたが、挿し穂を採ってさらに、取り木までしてしまいました。
このイワシデは、近所のお店で昔、若い苗を買って、意味不明な曲を付けて、今となってはどうにもこうにもいかなくなり、剪定もせずに放置していました。
そんな樹の1本や2本、お宅にも眠ってはいませんか?
このまま持ち続けても良くはならないのはわかりつつも、ついつい手を出さずにいたのですが、
私も後輩を持つ身になりましたし、うん、私の細胞たちがトキの声をあげて、取り木に着手です。
今まではミズゴケで包んでやることが多かったのですが、
最近は、教室でやっていた、ビニールポットを箇所に固定して土を入れるやり方でやっています。
面倒臭そうで今までやらなかったのですが、やってみればこっちの方が手間がかからない感があります。
乾きがちょっと心配ではありますので、最後に土の上にミズゴケをのせておきました。
私、シデ類が好きで、いくつも作ってみましたが、今のところまったく将来性のあるものを作れないでいます。
見えてきたなと思ったら、夏の水切れで、どこか遠くの星へ旅立ってしまったり・・・
先日も、昔グリーンクラブに通い始めた頃に手に入れたアカシデが家に帰るとセピア色になっていました。
くやしかったなぁ・・・
思い出になるには早過ぎました。
でも、よくよく考えれば、小さな鉢で枯らさずにもって来れているという油断があった気もします。
反省しましょう。
この取り木が成功すれば、立ち上がりにゆるりとした曲のある、良い感じの小さな樹になるはずです。
ちょっと楽しみ。
そうそう、少し前にも取り木したものがありました。
まあまあ古い感じの杜松なんですが、一の枝の先が間伸びしていて、この先の姿が見れずにいたのです。
そこを切って挿すか、取り木か、杜松初心者の私は大いに迷いましたが、ちょうど気分的に取り木ブームが来ていたので、
ここは流れに乗っておこうと取り木してみました。
迷ったら
流れに乗ろう
マコトギス。
おっと、ついつい一句詠んでしまいましたね。
6月18日の作業でした。
切り離して、一番右の枝を処理すれば、素敵な双幹になります。
(え?また双幹?)
気の済むまでやらせておくれよ・・・
ところで、ちゃんと水がやれる角度にするために固定しているこの長方鉢。
早起きして仕事前に削って、やっと作ったものですが、今となっては全く使えない鉢の扱いになっていました。
ところがここに来て、急に出番が来ましたね。
樹を植えるだけが鉢ではありません。
えっ・・・?
連日水銀柱が30℃を超え茹だる様な東京砂漠で一人樹木の健気な営みの中に微かではあるが確実な秋の訪れを感じ←ほんとか
真夏の熱気を一瞬にして奪い去る夕立ちの様につかの間の安らぎと夢と感動を我々に注いでいるまことさん、前スレでは失礼しましたazeです。
イワシデは端正な葉型とゆすり上がる白い幹肌が魅力的でその昔種を求め実生したことが有ります。(今でも数本存命)で樹勢は強健でそのため頂芽が強く下枝が上がってしまうので仕立て方に工夫が必要。
イワシデは以前は朝鮮ソロの呼び名で朝鮮半島がらの山取りと言われる太幹の樹が出回っていた様な。
杜松の取木また”双幹”で決まりですね!
迷っても、流れを変えても、迷わず双幹 まことぎす 字余り!
最後に涼しげなか釉薬のわゆそうな使われ方の鉢が気になります。
by aze (2011-07-01 09:10)
azeさんへ
azeさん・・・完全に字余りし過ぎです。
実はですね、以前記事にも書きましたが、私のパソコンの壁紙はイワシデなのです。
→http://www.bonsai-kyokai.or.jp/gallary_7.htm
どちらかというと、粗さのある左の昔の姿の方が好きです。
昔はイワシデと朝鮮ソロって別のものかと思っていましたが、
東京支部に入って、同じものだと知りましたよ。
azeさんのところのイワシデ、気になりますね~
是非一度見てみたいものです。
私もこのイワシデ、思いを新たに作り直していきます。
今の私の実力をもってすれば、いずれ名品の部類になることでしょう。
疑う余地がありません。
この鉢は・・・頑張った記憶だけが光る、ダメな鉢です。
そう思えるだけ成長したのだと、自分に言い聞かせてます笑。
by まこと (2011-07-01 21:22)