森の妖精
その方面の人たちから「森の妖精」と呼ばれる植物があるらしいという。
想像するに、緑色のとんがり帽子をかぶって、怒らすと小さな弓矢をかまえるような植物。
妖精マニアの血が騒ぐ情報を手に入れた私は、早速妖精探しの旅に出ました。
長い旅の果て、ついに、その土地の人々が風の谷と呼ぶ秘境でその植物を見つけ、インターネットで取り寄せました。崖を降りたり川を渡ったり、すごいがんばってゲットしました!
ツボミがついています。たのしみですね。ここからが案外長かった。少しずつ少しずつツボミが膨らんで、先日台風が日本を通過した日、ついに開花!
透明感がやばい。
真っ白というより、透明感。
ちょっと脚色すれば、病弱な女の子のような、儚げな美しさとでも言いましょうか笑。完全にうつむいた形で開花します。
さすが森の妖精。
都内でも青梅市の御岳山がレンゲショウマの名所だそうです。見た目通り、暑いところは苦手のようで、今時分は日除けの下でも葉が茶色く焼けます。
そして私はつぶやく。
一体どれくらいまで小さくできるのか、挑戦したい気持ちに嘘はつけないの。だって、豆盆栽人なんですもの。
第43回東京支部展 小品盆栽フェスティバル
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