水盤、焼成失敗。
東京支部の12月の例会でやるビンゴ大会用に、私から何か寄付しようと水盤を作っていました。何故水盤にしたかというと、樹を入れておくものでもないので、納涼展、支部展で使ってたっぷり遊んで欲しいという願いと、あとは単純に私が作りたかっただけということです。
久し振りにしてはキレッキレの成形で調子に乗っていたのですが、焼成で欲をかいてミスしました。
「せっかくだから総釉で」なんてノリで、トチと呼ばれる針の台を使って、足裏含め全面に釉が乗っているゴージャスな仕上がりにしようとしたのがミスのもと。完璧だった成形が焼成で思い切り歪んでしまったのです。
今のところ、普通に焼成していたら...と考えるとつらくなるので、無理矢理、百人一首を暗唱して気を逸らしています。
というわけでもう一度成形から再スタート。間に合うかどうかはわかりませんけれど。
当たり前のことですが、人にあげる前提で好きなものを作るほうが、売るために作るより楽しい。最近は家で事務仕事や調べものも多いのでついついそちらへ時間を割きがちですが、「会のため」という自己満足な大義のもと、好きな焼き物を自分へ課題としてやらせるというのは、なかなか楽しいものだとわかりました。
ちなみに今回の水盤は、赤土に瑠璃ともう1種別の釉を上掛けして焼いています。
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