ヤマモミジに取り木して、極小に仕立ててみるみる。
上部を抜かれて一の枝から下だけ残ったヤマモミジ。そんなでも、枝の節を詰めて作っておけば、傷跡が塞がりきれいになる頃にもうワンチャンスできます。
この樹はそのワンチャンが来たようなので、取り木をして極小の盆栽に仕立てます。
傷跡もこの通り、ほぼ埋まりました。ちなみに私は癒合剤の代わりに木工用ボンドを使っています笑。悪くないですよ。
こういった、枝元から芽吹いているところは注意。
芽があるところはふくらみますし、そこを太らせる意図がない限りは、忘れないうちに必要な芽を絞って、不要な芽を掻き取っておきます。小さい盆栽は特に、小さいだけにそういうところ繊細です。
その芽が必要かそうでないかの判断は、慣れないかたには難しいかも知れませんが、そこを理解しないと不要な傷ばかり増えて幹枝の姿が痛々しかったり、コケ順が悪かったり、幹に対して枝が太過ぎてしまったり、なかなかきれいにいかないものです。
ここはとってしまってもいいし、せいぜい奥行きを出す裏枝の扱いの枝で、どちらかというと抑えていく枝。早めに最低限に使う芽を絞って不要なものは取ります。
ただし今はタイミングとして、取り木をしてより良い発根を得るためにできるだけ芽数を減らさないほうが良いので、しばらくこのまま残します。
さあ、削っておしまい!
よいではないか。
これで盛り土をして発根を促すため、今回はガムテープでプラポットの縁を上げて。。。
そこへ赤玉投入!
さて、結果が出るまでのおたのしみ。良い発根のためのコツは、取り木部分を湿らせておくことは当然として、前年から樹自体を健康に保ち力をつけておくこととか、取り木後もしっかりと太陽に当てて芽先を充実させておくこととか。
年内か、来年の今頃にはコーヒーフレッシュ鉢に収まっていて、そのあと東福寺に入る予定です?
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