【質問】コナラの軸切りについて 補足
このコナラにもアブラムシがついていました。
2018年の秋に東京支部で大野さんを訪れた際に持ち帰ったコナラの実生です。5本寄せてあったのをばらしました。ポットの中にドングリの殻が残っていたので、おそらく芽を出したその年の秋にうちへ持ち帰った形だったのだと思います。
次の年の春に直根を切り詰めてこのプラポットへ移動。
ドングリ(双葉にあたるところ)と繋がっていた所の下を根と言うのか茎(幹)というのか正確に知りませんが、コナラの実生の豆盆栽は、構造的な理由からドングリと繋がっていた所の下が幹になるような形になります。
コナラを小さく仕立てていくのには、「先端を枝分かれさせる」というイメージだけではどうしても先へ先へ行ってしまいます。「剪定や葉切りで成長点を抑え、元の芽を動かす」というイメージが必要です。
幹元の芽ツボを動かしてそこまで切り詰めれば、またさらに元の芽ツボが動くこともあります。
昔、里山に育つコナラは株立ちが多くあり、それは定期的に生活のため根元で切り倒すからだという話を読んだことがあります。
切られた跡の芽ツボを動かし、それが再び幹となる。私たちも同じことをやっていますね。
会員さんのコナラ。
おそらく丸印の辺りは芽ツボかと思います。まずはこのあたりの芽を動かすことが目標です。年内は、先端への力を抑えつつ元の芽の動きを待つのが、地味ですが一番良いかと思います。今葉のついている先端は将来まず使いません。
コメント 0