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今年の東京支部展をどうするか

 私が支部長を務める日本小品盆栽協会東京支部では毎年9月、上野グリーンクラブで展示会を開いています。さて、44年目を迎えるこの展示会を今年はどうすべきなのか。

 新型コロナウイルス感染症の流行は、ピークを抑え込む形で、現状一定の収まりを見せつつあります。東京支部も当然ながら3月から例会を中止にして状況を見てきました。そしてそろそろ6月。通常なら展示会の準備も始まる時期です。


 私はこの展示会の主催者の責任者として様々な判断をしなくてはならない立場にありますが、ひとりの考えで決めて良いことでもないので、まずは私個人としての現段階での考えをまとめておこうと思います。

 

【1.感染対策】

 まず考えておかなくてはいけないのは、ニュース記事を読んでいれば明らかですが、諸外国の例を見ても、一応の収束に向かった国で限定的にしろ再流行というのは普通に起こっていて、日本でそれが起こっても全くおかしくないということです。これから私たちは小さな流行を抑えながら前に進んで行くと考えるのが自然に思えます。

 そういう前提で、イベント主催者として会場内の感染対策をどこまでやれるのか。それに対してどれだけの人員・労力を割けるのか。

 

【2.係・出展者の負担】

 さらには、私たちは愛好家が運営する趣味者の会という点で、展示会の運営にあたっては会員の皆さんの協力あってはじめて成り立ちます。なので私は就任当初から会場係を手伝っていただく方々には休憩や食事、私のできる限りを配慮して準備しました。

 さて、では今年、会として会員さんに終日会場に常駐する係をお願いしていいのか。

 

 また、根本的なところで、出展いただける方が集まるのか。そのご家族は納得していただけるのか。

 

【3.再流行時のキャンセル料】

 そして、お金の問題も。再流行時の開催中止において、会場のキャンセル料が発生すればその負担は大きいです。また、そこまでいかずとも出展キャンセルが出てくる可能性は十分あるかと思います。

 

 

 東京支部展は毎年秋の展示会シーズンの始まりとして、業者さんも集まることから、皆さんたのしみにしていただいていますが、こういった不確かさの中にある重い問題を無視して開催することは責任者としてできない、というのが現在の私個人の考えです。

 

 今後、もう少しまわりにご意見を伺い最終的な判断をするつもりです。どうか諸々ご理解いただけたらと思っています。

 

 

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