日本小品盆栽協会東京支部 4月の例会のご案内
★午後1時半より4時半頃まで「教室」
テーマ 「全員が支部展への出展をめざしてパート3 添えの樹を選ぶ」
講師: T屋氏
今年の教室のテーマは「全員が支部展への出展をめざして」。今月の教室はその3回目、「添えの樹を選ぶ」です。講師からアドバイスを受けます。
*今回、「基礎コーナー」はお休みです。
会場: 杉並区立永福和泉地域区民センター3階、工芸室(井の頭線・永福町駅下車、徒歩5分程)
永福町駅の北側に「井の頭通り」が通っていますので、それを渡り、渡ったら右に歩いていきます。すぐに水道局がありますので、そこを左に曲がって下さい。会場は曲がってすぐの右手に見えます。不安な場合は駅に交番がありますので、そちらで確認してください。
会員でない方の見学も歓迎しております(当日会費500円)。
興味のある方、初心者の方、ご参加をお待ちしておりますので、お気軽にどうぞ。
5月の例会は、5月8日(第2日曜日)です。
一木一草話 春の豆盆栽・小品盆栽と鉢展
上野を後にした私が向かったのは、一木一草話、春の豆盆栽・小品盆栽と鉢展です。
「ここからここまでぜ~んぶくれ!」
とは残念ながらいきませんが、良い買い物をしましたよ。
噛み切るように奪ってきました。
大きさがわかるようにコインを探したのですが、やはり見当たりませんので、また怒られてしまいますが...
ふふふ。ほらほら景気良さそうですね~。
今回はこんな鉢を選んでみました。
一番左は勝山さん。横3.5センチで、内側の深さは1センチないですからちょっと怖いですねぇ。
隣はたかこ鉢。
こんな感じで。
春の展示で使いたいですね~。
って、その前に9月の支部展を目指しましょう(がんばれ、まこっちゃん)。
そして、石心さんの鬼面足。ズバリ!赤松のキツイ懸崖を植えたいですねぇ。
まあ、持ってませんけど笑。
こちらは久山さんですね。このサイズの焼き締めは、久山さんが頼りです。
あ、自分でも作らないとダメですね。
そして、この日たまたまT屋講師が作った樹を入荷していたので(写真1枚目、手前の小さいもの)、ひとつ持ち帰りました。
笑。いい加減うっとうしいでしょうか。
さて、この木ですが、持っていないので買いましたが、何て言いましたっけ?ヤブコウジ?
札がなかったので忘れてしまいました。
そんなこんなでゆっくり買い物を楽しんでいたら、もう夕暮れです。
武蔵野に日が沈みます。
すっかり日も長くなってきました。
春の豆盆栽・小品盆栽と鉢展は4月3日までやっていますよ。
第10回伝統園芸フェアー 「その他の展示」の巻
季節は春という事で、今の展示は花が多いですね。
うちのセンセも展示していましたよ。
一番左はレンギョウ。
この季節に輝く木ですね。
それにしても、小さいのによく咲かせます。
右側は雪柳と豆ツタ。
あとは、こんな展示もありました。
テッペンは風が強そうですね~。飛ばされないでください。
真柏が思いっきり流されています。
ちなみにこの真柏、シャリ無し真柏ですね。トゲのないバラくらいにレアです。
その下にはたまり石が。山の湧き水的な何かでしょうか?
そして左の桑。
と、右のクチナシ。
これらは里の樹ですね。草は朝霧草ですって。
う~ん、盆栽、万歳!!
第10回伝統園芸フェアー 「モミジ記念日」の巻
去年、ひと株のスミレを持ち帰って以来、カゴの砂の中などで勝手に増えていき、今では棚のあちこちに自生?しています笑。
困った奴等ですが、花を咲かせていては憎めません。
憎らしくなるのは花を咲かせずにタネのみを落とす、閉鎖花の時期ですね。
さて、今日は植え替えをひと休みして、上野はグリーンクラブにて開催中の「第10回伝統園芸フェアー」の最終日に行ってきました。
実のところ、私が地震に遭ったお茶の水駅を使うのを思った時に、また暗い気持ちが少しよみがえってきましたよ。
最初の揺れの際、私のそばにひとりでいた見知らぬ若い女性は、とても動揺して、右往左往していましたね。
激しく揺れる駅名の看板の下でそんなことしていたので慌てて移動を促したのを思い出します。
揺れがおさまるとすぐにみんな携帯をいじくり始めましたね。でも誰も通じないようでした。そんな中、2度目の揺れが始まって、駅の中がホコリだらけになりましたよ。いろんなところからホコリが落ちて来たんです。
そして、まだ揺れがおさまってない中をズババババッ~って初めて聞く変な音を立てながら中央線がホームに入って来たんですよ。
その場面とその音は忘れられないですね。
ちなみにもう、2、30分もすると、「この駅は駅舎も古く、地盤もしっかりしていないので、安全を保障できない」という駅のアナウンスが始まって、みんな駅の外へ移動させられましたね。
そうですよ、私が小学校5年の頃、初めてお茶の水の三省堂へ遊びに行った頃から、駅舎は何も変わっていない気がします。
また、この駅の土地は、ちょっと前にブラタモリでもやっていましたが、江戸時代に台地を人力で削って作った谷にあって、ホームに至っては多分、谷の途中にあるのではないでしょうか。
そのせいで、駅のホームの片一方は崖になってその下を神田川が通り、
反対側は石作りの壁です。その上を道が通ります。
私は2回目の揺れの後、現場で駅のホームにいるのと、動かなくなった電車の中にいるのと、どちらが安全か迷いましたが、結局、その駅にいること自体安全ではなかったのですね。
今頃になれば、「ああ、もう地震の話は聞きたくない!」とお思いの方も多いと思いますが、いやいや私は話をしてスッキリさせてもらいましたよ。ふふふ笑。
そんなこんなで、道中、5,6人、迷子の子供の母親を探してあげたり、7,8人、年寄りが渡れずに困っている大通りを、渡るのに手を貸してあげたり、つまらぬことでケンカをする2人を仲裁したり、怪我をしたスズメを病院まで届けたり、ごく普段通りの感じで、当たり前のことをしながら会場に到着しました。
このイベントでは、会場の一部が小品盆栽の展示のコーナーになっているだけで、確か8~10席くらいしかなかったと思います。
東京支部、武蔵野北支部、一砂会などが展示で協力していたようです。
展示席が少なくても、好きな樹1鉢と出会えれば、十分それは良い展示ではないでしょうか。今回もステキな樹と出会えました。
東京支部のN本さんの席です。何が良かったかって、手前のヤマモミジですね。
株立ちになっています。何が素敵って、この葉っぱ。
思わず「かもみぃ~」って言ってしまいそうになるほど小さくて可愛らしい葉っぱでした。私の指の関節と大きさを比べてみてください。
偶然にその場でお会いしたご本人にお話を伺うと、5年程前に株立ち素材を500円(!)で購入して、幹の数が変わったりしながら、今年、今の鉢に替え、現在へ至ったそうです。
これからは今の大きさを維持して徒長しないように持ち込みたい、とおっしゃっていました。
1才ズミ。
夜叉びしゃく。
とにかく私にとっては、あのモミジを見れただけで、今日わざわざ来ただけの意味があると思いました。
そして、そのモミジと、去年私が大宮で買ったポット苗のモミジの葉がとても似ているような気がして、うんうん、うちのそのモミジの今後にも期待してしまいます。
ああ、良いモミジを見ると1日が幸せな気分で包まれます笑。
さてさて、残りの展示はまた後日にでも。
そして、上野を後にして私が向かったのは、鉢と盆栽のマイナスイオンに包まれた都会のオアシス、お湯が出なくても温泉気分、一木一草話さん。
そこでの買い物も、また機会があれば書きましょう。
米栂(コメツガ)が我が家にやって来た!
ここだけの話、私の仕事は世間一般で言う泥棒なのですが、昨日仕事で伺ったおばあさん、大きな庭の大きな家にひとりで暮していまして、私が挨拶をすると、
「仕事が終わってからでいいから、ちょっと見てもらいたいことがあるの」
と私に言ってきます。
なので、さささっとそこでの仕事を済ませて、どうしたのか聞いてみると、地震以来ガスが出なくてお風呂に入れないで困っている、とのこと。
おばあさんはお風呂場へ私を案内しようとしますが、私はおそらく地震の際にガスの安全装置が働いてガスが止まったままになっているのではないかと思い、家の裏手のガスメータのところまで行ってみたのですね。
そうしたら、やはりそうでした。赤いランプが点滅したままです。
震度5以上の地震が起こると勝手にガスは安全装置で元から止まるそうですね。うちでも同じことが起こりました。復帰するにはメータにあるボタンを押してしばらく待つだけ。
そのおばあさんは、それがわからずに、また、それをどこにも相談できずに約2週間生活していたわけですね。
ついでに家の中のガス機具のチェックまでさせられました。とっても広い家。広いお風呂。しかもこのおばあさん、自宅の隣に大きな賃貸マンションを一棟持っています。
それだけのお金持ちがガス無しで、それを誰にも相談できずに2週間....豊かさって何だろうって、思わず考えてしまいました笑。
それはそうと、そのおばあさん、これでやっと風呂に入れるって喜んでいましたよ。それはそうでしょうね。
さて、先日私のところに気ままさんから荷物が届きました。
お待ちかねの米栂(コメツガ)ですよ。
25センチくらいでしょうか。いいですねぇ~。私の初米栂です。
小さな葉っぱが可愛過ぎます。
やばいですね~。
かなりの癒し系です。
でもこの木、暑いのが苦手といいますから、どうでしょう、東京の蒸し暑い夏を無事乗り切ってくれるでしょうか。私の管理能力が試されます。
改作をして、15センチくらいにはおさめられそうな気がしますよ。できるでしょうか。
下から2番目の枝がポイントになりそうですね。
う~ん、ま、私はただの名人ですから名人程度の腕しか持ち合わせていませんが、とりあえず私の溢れんばかりの貧しい才能をもって上手いこと作っていけたらと思います。
水加減は?
肥料は?
盆栽の本にもなかなか載っていないので、この木の好みをまだわかっていません。
じっくりと向き合っていこうではありませんか。
気ままさん、ありがとうございま~す!
枯らさずに済んだら(笑)いつか見せ合いっこしましょうね。
お返しに、気ままさんにちなんだ鉢を製作中です笑。
第57回清香会小品盆栽展についてのお知らせ
今日、清香会の方から電話がありまして、4月2日から3日まで中野の新井薬師にて予定していた第57回清香会小品盆栽展の中止の知らせを受けました。
地震による交通事情など、諸々の理由からの決定だそうです。
私としても楽しみにしていましたが、残念ですが仕方ありません。
また秋の展示会を楽しみに待つことにしましょう。
より多くの方に知らせてもらえれば、とのことでしたので、このブログにても皆さんにお知らせいたします。
山草フェアーの買い物
地震後も普段通りに仕事は続き、一方で原発事故、停電、買占めなど、異常な社会の動きの中で生活しなければならないわけで、この1週間は私も神経を尖らせっぱなしでした。
子供の頃から寝坊助の私も、さすがにこの1週間は早起きです。学校で怒られても、仕事で怒られても治らなかったけれど、さすがにこの状況では別ですね笑。
そんなではありますが、休みにもなり、少しリラックスできました。
昨日は会期前日ではありましたが、一木一草話さんに顔を出してきましたよ。今日からの準備の最中で、沢山の鉢が並んでいました。
せっかくの休み、普段眠気など滅多に感じない私ではありますがとても眠たく、なので眠気覚ましに植え替えなども進めていきました。
そうそう、私、地震当日上野の山草フェアーに行っていたのですが、山野草に欲しいものはなく、結局苗木ばかり買って帰ったのですね。
普段あまり売っていないカラマツがたくさんありましたから、4本買ってきましたよ。
あと、花筏(ハナイカダ)。雌雄異株なのにオスが見付からずにいまして、今回やっとオスメスペアのビニールポットを見つけました。
これなんかは、八房姫シャラとか札がついていましたが、まあ、普通の姫シャラでしょう。
こんな木、山野草愛好家だって欲しくはないでしょうし、盆栽愛好家にしても欲しいとは思わないはずです。
仕方がないので私が慈善事業として引き取ることにしました。
植え替えてみると、意外なことに、根がかなりしっかりと作られていました。びっちりと細かい根で一杯です。
はい、もともと20センチ以上はありましたが、7センチほどの大きさまで切り詰めてしまいました。
右へ伸びていた太枝を切った跡がいつかきれいになってくれることを祈りつつ、とりあえずの目標は夏を元気に乗り切ってもらうことですね。
姫シャラって私、大好きですが、毎年枯らしてしまうんです。私は執念深いので、今年こそ上手く育ててやると、花粉症でおかしくなった鼻でも鼻息が荒いのです。
弱いといえばカラマツ。落葉松と書くのでしょうか。この木も夏に弱るようです。
去年、大宮で買ったカラマツも、我が家には数カ月の滞在でした。
今回買った4本はいずれも北海道の業者さんから送られたものだそうで、それらがいきなり東京の気候に馴染むのは難しいでしょうね。
見せるほどでもない、若い実生苗ですよ。でもね、若葉がとてもきれいなのです。
3本寄せてあったのをばらしました。根をさばいて軽く剪定しておきました。
うちへ来てすぐに芽を吹き始めましたよ。
こんな時間のかかる苗木ばかり揃えているといつまでたっても展示ができませんが、実際のところ、こんな苗木遊びから盆栽を始めた私としては、どうも「はい、そうですね」とすぐにはやめられないようです。
それもまた一興。いいじゃないですか。
今日の町なか
今日は普段通り、出勤です。
やはり来れない人がけっこういましたね。電車がまともに動いていないようです。
そして、うちは23区内ですが、どうやら計画停電の地区に入っているようです。
ただ、今日のところは大丈夫そうです。
それにしても、町のスーパー、コンビニが買いだめラッシュですね。スーパーから、米、カップラーメン、スナック菓子、水、パン、とにかくいろいろなものが消えました。
お米屋さんに米が残っていたらしく、すごい列ができていましたよ。ちょっと怖い。
町の中にいると、子供たちが遊んでいたり、犬の散歩をする人がいたりで、あたかも普段通りの姿に見えますが、少し話せば皆、やはり不安そうです。
日本小品盆栽協会 3月の例会でいいのだ。
重い気持ちではありましたが、今日は東京支部の例会に出席しました。
例会が始まる前にT屋さんからひとことありました。
日本小品盆栽協会の仙台支部の方の名簿を見ると、ニュースで被害がひどい地域として出て来る地名ばかりだったりで、こんな時に盆栽の会を楽しむなんてどうかと思いはしたが、それでも盆栽というのは癒しであるわけで、それを考えるとそれはそれで良いのでは...
というようなことでした。確かにその通りで、そのひとことで私の気分も軽くなりました。
今でも私が遭遇した地震の時の非現実的な駅の姿が目に焼き付いていて、また、東北の被害、原発の今後など気掛かりなこともありますが、気を滅入らせてばかりではいけませんね。
そういえば、柴崎青閑は戦争中でも山採りを楽しんでいた、というエピソードを思い出しましたよ。馬鹿な人です笑。
しかしながら、出席者はいつもより少ないながらも、会の方とお会いし、盆栽の話をして、良い気分転換になりました。
そういえば私、ひとりで暮しているもので、地震後まともに人と会って話してなかったのですね。そういった意味でも行って良かったですね。
そして、なんと今日はまた東京支部に若き会員が入りました!同世代の同性ですよ。
なんとも心強いではないですか。
私よりもちょこっとだけ年は下ですが、盆栽歴は私より上....これは負けてられませんよ笑。
bonさんにも早々に後輩ができたことになりますね。bon先輩!
ここ数カ月で、東京支部も勢いがついてきました。先輩方に追い着け追い越せで、若い世代もがんばりましょうね。
世間では30代ともなれば中年の部類に入れられてしまいがちですが、盆栽界では赤子同然。ちょっと得してるような...笑。
さてさて、植え替えも頑張らないと。
余震が続きます。
うちの前のバス通りは、普段とは全く違い、12時を過ぎても車と人の流れが絶えません。
家に帰れない方も多いとか。
先程家に帰るためにひたすら歩いていた際、アルコールの匂いがひどいと思ったら、酒屋さんの中が滅茶苦茶。後片付けの最中でした。
早々と、地震のためと貼り紙を貼って、シャッターを閉めているお店も見かけました。
家に着くまで歩いた4時間以上の間、常に人の流れの中にいたということが異常な状態を物語っています。
また、家に戻ったら、ガスの安全装置が働いていて、使えませんでした。
ひたすら歩いて来たので、詳しい情報は知らずにいましたが、家でテレビを見てびっくり。
余震がまだ続いているようですが、とりあえず、私はやっと落ち着きました。割れた鉢はそのままで、木だけ家の中へ引き上げておきました。
明日片付けます。
無事です。
ものすごい地震でした。
ちょうど帰宅途中でお茶の水駅のホームにいたのですが、電車が揺れながら入ってきました。
4時間以上歩いて、どうにか家に戻って来れました。
今、家の中は滅茶苦茶です。
でも、家族と連絡も取れ、やっとひと安心。
東北の状況はひどいようですが、少しでも被害が少なく済むことを願います。
8は3では割れません。
少し前になりますが、粘土をいじくって丸鉢を作っていたのですが、ほぼ出来上がった頃、たまには違う形にしようと気が変わり、丸鉢を中心から45度ずつ8つに分けて、輪花形にしてみました。
初めて試しましたが、案外簡単です。
イメージ的には宇野さん風の、洒落た形でもゴツゴツ系で笑。
でも、この形で三つ足では、正面から足がずれてしまいます。わかりますか?8は3では割れません。
気付いた時には既に遅し。
正面に足が来ている所がひとつしかできなくなったところを、無理やりツジツマを合わせましたので、不自然さが残ります。
まあ、もともと荒い作りで進めていた鉢ですので、これも良い思い出ということにしておきますか。
ただこのまま終わらせるのも癪だったので、もうひとつ、四つ足でちゃんと作りなおしておきました。
しかし、そうしたら今度は足の高さが足りない感があります。まったく...
(そんな不器用さの残る自分の鉢が大好きでたまらない)
ちなみにこの鉢、外側は針のみ、内側は彫刻刀の丸、そして底穴用のポンス(指示棒を分解したもの)で作りました。
他には最近、
こんなのとか、
こんなのも作りました。全て焼き締めます。
ここのところずっと、どこかラフさのある形にはまっています。手作り感の押し売りです。
日本小品盆栽協会東京支部 3月の例会の御案内
★午後1時半より4時半頃まで「教室」
テーマ 「全員が支部展への出展をめざして~第1回 主木を決める パート2」
講師: T屋氏
今年の教室のテーマは「全員が支部展への出展をめざして」です。今月の教室は「主木を決める パート2」。前回樹を持参出来なかった方は、主木にしたい樹候補を遠慮なく数本お持ち下さい。講師からアドバイスを受けます。
*今回、「基礎コーナー」はお休みです。
会場: 杉並区立永福和泉地域区民センター3階、工芸室(井の頭線・永福町駅下車、徒歩5分程)
永福町駅の北側に「井の頭通り」が通っていますので、それを渡り、渡ったら右に歩いていきます。すぐに水道局がありますので、そこを左に曲がって下さい。会場は曲がってすぐの右手に見えます。不安な場合は駅に交番がありますので、そちらで確認してください。
会員でない方の見学も歓迎しております(当日会費500円)。
興味のある方、初心者の方、ご参加をお待ちしておりますので、お気軽にどうぞ。
4月の例会は、4月10日(第2日曜日)です。
実生梅と姫クマヤナギである。
毎日毎日、少しづつ変化のある、本格的な春を前にした今の時期の木は、表情も豊かに感じ、そこに冬の終わりを見てとれます。
まだまだ寒いとは言え、もう3月ですから。
日中も、北風吹く日の寒さは日差しがあってもコートの襟をなおしてみる程であったりもしますが、日差しの明るさはもう冬のそれとは違います。
お元気ですか?まことです。
.....と、新しい導入部の書き出しを模索してみましたよ笑。
植え替えと鉢作りで一杯一杯な上に花粉症ですから、もう何もかもを捨てて、どこか遠い国へ行ってしまいたくなります。
昨日、大家の茂子さんと花粉症について話していたのですが、話しは流れて喘息の話に。
私、子供の頃喘息持ちで、風邪気味になるとそのまま喘息になったので、風邪というものがどういうものか知らずに育ったくらいだったのですが、大きくなったら自然と治りました、とか言って。
そうしたら大家さんの息子さんもひとり、子供の頃喘息をもっていたそうで、大家さんも看病に相当気を揉んだようです。そして、子供の頃に喘息があると、大きくなって治っても、年をとってからまた出ることが多いんだとか...怖いです。ヽ(^。^)ノ
あ、使いなれない顔文字なので、表情を間違えました。
一時は煙草もほとんど吸わなくなっていましたが、いろいろとトラブルが続くうちにまた少し吸うようになってしまいましたね。だって煙草うまいんだもの。てへ。
一木一草話の安達さんが以前私に「あなたなら止められるわよ」とか言ってましたが、どうなんですかねぇ。でも、止めることを考えるようになっただけ、昔よりは大人になったということで笑。
えげつない針金だらけですみません。
先日植え替えを済ませた実生の梅。まだ2年くらいでしょうか。
去年は自作の釉鉢に植わっていましたが、少し根っこに力を持ってもらいたく、今年は素焼鉢です。
梅は台木にでもと、いくつか実生をしましたが、この株だけは枝が多く、とても細く出てくれるので、作っていておもしろく、実生からの開花は少なくとも2、30年はかかると聞いても、それを気にせずに樹作りを楽しんでいます。
そしてそれだけでなく、挿し木をするとまず100%着くので、他にもいくつか作ってしまっています。
この梅の開花を見るまでは死んでも死にきれませんので、健康には気をつけたいところです。
ついでに、去年東京支部の行事で安藤農園さんに行った際に買って来た姫クマヤナギでも。
買って来た去年、2010年の4月の姿。野草メインのところで買った420円の安物です。
園の方は、団体で皆がいじけたような小さな草木を選んで買っていくので不思議がっていましたっけ。
この木、やたら芽を吹きます。葉っぱ自体小さめですが、芽摘みを繰り返すと、あまりにたくさん芽を吹くので、地上部が全て葉で覆われて、何が何だかわからなくなってしまいます。
ほらね。これが去年の12月末の姿。結局葉を落とさずに春になってしまいました。
これでは剪定しようがないので、植え替える際にほとんどの葉を刈ってしまいました。
ああ、すっきり。やっと去年1年間で自分が樹をどんな風に作っていたのかがわかりました笑。
ひとつ思ったこと。まだこの木は若く、根すら出来ていないので、細かい根がしっかり生えているにせよ、根から立ち上がりのしっかり感がありません。
若い木をもって行って地上部をどうするかアドバイスを乞うと、先輩から、「樹作りは、まず根から」と言われます。
なので、しばらくは根に主眼をおいて育てていくつもりですが、せっかくおもしろくなってきた地上部ですし、枝を太くしてしまわないように芽摘みをしっかりやらないとダメですね。
枝を太らせずに立ち上がりの幹を育てる....無理無理。そんな芸当できませんよ。
そもそも、クマヤナギって、雑木?実もの?よくわかっていません。
ま、もう1年がんばってみましょう。
HAPPINESS IS A NANBAN
ちょっと訳ありで、普段よりも大きめの南蛮風皿鉢を数枚作りました。
大きさは、縁の直径で6~7センチ程の間で、大小、多少の幅をもっていくつか作っています。
2~3センチ程の小さい鉢だと焼いてもたいして縮みませんが、これくらいの大きさだと、多少縮みも大きくなるのでしょうね。
勘でではありますが、予定の大きさより少し大きめに成形しておいてみました。
元々、壷のフタなど、 鉢ではない粗陶に穴を開けて使い始めて、形もいろいろあるそうです。
昔の日本の業者さんが中国で南蛮を探し回って、結局農家で家畜のエサ用にたくさん使われているのを見つけて、それを買って帰って来たというエピソードがあるように、まあ、昔の日用雑貨なんでしょうね。
南蛮といえば荒目の土で作るべきなのでしょうが、あいにく手元にないので、普段の、目の細かい土をブレンドして使っています。
これだけは、ロクロできれいに整えてから、良い具合に歪んでいただこうと思って作ったのですが、ボヤボヤしているうちに乾いて、曲がらなくなってしまいました。
仕方がないので、あとは焼成中に歪むのを祈るのみです...まったく贅沢な願いですけど笑。
しかしながらあれですね、こういった皿鉢って、きっちり作ったからって格好良くなるわけでなく、あまり作為的に崩してもつまらなく、そのへんの加減が、作っていてとても面白いですね。
また、冴えない風貌の地味なものなのに、木を植えるとあら不思議、名脇役として働いてくれますから、作りながらも常に植わっている樹の姿を想像してしまいますね。
それがまた楽しい。
HAPINESS IS A 南蛮。
(南蛮シュー、シュー)
HAPINESS IS A 南蛮。
(南蛮シュー、シュー)
一応こんな感じの色に焼き上がる「予定」ですが、どうなるでしょうか。
ちなみに、
こんなに広々とした鉢裏(今川焼きみたい)は初めてでしたが、とりあえず「言」(ごんべん)落款です。
言葉が成って誠なら、成がとれたら口から出まかせ。
いい加減なことばっかり言って過ごしています...