monova 豆盆栽のある景色展
おっと、一木一草話の女将から宣伝を頼まれていました。
今まで夏にやっていた新宿オゾンのイベントが、今年は5月になったのです。
豆盆栽のある景色展
日時:2014年5月8日(木)~20日(火)
10:30~19:00/最終日18時まで 水曜定休
会場:東京都新宿区西新宿3-7-1
新宿パークタワー リビングデザインセンター
OZONE4階 monova gallery
主催:Japan creation space monova/協力:一木一草話
*新宿駅から無料送迎バスあり
私もてっきり夏にやるものだと思っていましたが・・・さて、5、6個でも良いから鉢をと手紙にありまして、只今タンスの後ろや冷蔵庫の下に鉢が転がっていないか調べ中。
そういえば、少し前に、ちょっとエゲツない、盆栽をナメているかのような、やり過ぎた感のある鉢を作って、女将のところに置いてもらおうと作った鉢がありました。
人に使っていただくつもりで作りましたので、少し大きめで作ってあります。
上から見ると・・・
下から見ると・・・
「んまぁ、きれい!」
「王様の冠みたいだわ!」
花びらのところに穴をあけて、そこに釉薬が溜まるようにしたのです。
この釉薬は、釉が溜まるところで時々面白い反応を見せてくれるのです。
流れやすいですし、思い通りには働いてくれない釉ですが、時々予想以上の働きをしてくれます。
今回は、予想以上の良い働きをしてくれました。
いくつか、釉で埋まらなかった穴もありますので、ストラップをつけて持ち運びしやすいようにしても良いですし、いやいや、盆栽鉢は樹を植えるものだ!という方なんかは、この穴に針金を通し、枝の引っ張りになんて便利ですよ。
と、こんなのはあるのですが、他に何か出せるものが出来るかはわかりませんので、今のところ、このイベントに参加できるかどうかはハーフハーフくらい・・・です。
田原総一郎→花樹会さんの展示会→ナナカマド
昨日、花樹会さんの展示会にお邪魔してきました。
前日に友達と飲んだくれていたので、寝坊しないように、寝床で自分の頬を往復ビンタして寝たら、気合いが入り過ぎて夜明け前に起きてしまい、仕方ないので朝ごはんを食べながらテレビでもつけてみると、「朝まで生テレビ」をやっていて、とりあえず日が昇るまで鋭い眼光の田原さんを見ていようとしたら二度寝してしまい、熟睡。
田原さんのせいでお昼頃に会場へ到着しました。
こちらの展示会で見掛ける姫性のナナカマドが欲しいと思っていたら、去年、50センチくらいに育ったそれらしきものを町なかの花屋さんで見付けました。
それを挿し木してみたのですが、よく着くみたいです。
なかなか良い感じです。
芽出しはきれいですが、紅葉はしないで、葉が汚くなって終わりのようです。
日本小品盆栽協会東京支部 春の親睦会のお土産
週末に、東京支部で世田谷のやまあいさんへ行きました。
皆で町なかの木や草を見つつああだこうだ話しながら駅から現地まで歩く道はとてもたのしいです。
そもそも私は、盆栽に興味を持った頃、町なかや公園の木を見て歩くのも好きになりまして、その時期にいろいろ木の名前を調べて覚えたのでした。
そうです、公園の木々達が、私に向かって、
「あなたは将来、溢れんばかりの才能を開花させ、盆栽名人となるのです・・・恍惚と不安を胸に・・・孤独に耐え・・・その力で世界を救うのです・・・私のタネをまきなさい・・・まきなさい・・・まきなさい・・・まきなさい・・・」
と内なる声で話しかけて来たのもその頃です。
当日は花粉症の薬を飲んでいたので、ぼんやりとしてあまりテンションも上がらず、お店に着いてもお菓子を食べるのに忙しくて、なかなか買い物には参加しませんでした。
そんなスロースタートの私でしたが、案外面白いものを持ち帰ることができたのは、私が常日頃から信仰している盆栽の神様のお陰なのです。
そう、今入信すれば、いつもなら200万円するありがたいツボが、半額の100万円で買うことができます。
買う木買う木がすべて片根だという方、いかがですか?
たった100万円で、買う木買う木がすべて八方根の盆栽ライフを味わってみませんか?
今なら無料で、ツボに東福寺の落款を入れることもできますよ。
で、こんな木を買って帰りました。
五葉松の3本セット。
みんな真っ直ぐですけど、そのうちの1本が、妙に幹がボコボコしていました。
この樹狙いでした。
葉も悪くありません。
それで、早速、小さな五葉松の盆栽になるための最初の関門、「植え替えて小さな鉢に入れる」という課題に挑戦です。
ここを乗り越えないと、いつまでも素材のままですし、先延ばしにしたところで得もないでしょう。
景気付けにテキーラを一杯やってから取り掛かりました。
しかし、さすがに3本の苗が植わり絡み合った根を、なるべく切らずに解くのには骨が折れました。
土を少し崩しては水に漬けて洗うというのを繰り返し、部屋に朝日が差し込み始めた頃、やっと3本を分けることが終わりました。
鳥たちの朝のさえずりが、私を祝福してくれているように感じました。
根のダメージは、かなり少なく済ませたと思います。
私は小さな鉢に五葉松を入れる際は、とりあえず、根を切るのは最低限にして、鉢に畳み込んでしまっています。
とにかくあまり根をいじりたくないのです。
皿鉢に入れたいところですが、とても根が収まり切らないので、太鼓胴に入りました。
間抜けな顔をした鉢です。
あと、古葉が多く残っていたので、強い枝を中心にある程度取りました。
上手くやった気がしますが、全然安心できません。
しばらくの後、葉の色が冴えなくなってきて、幹にシワが入って・・・なんて恐怖がいつもあります。
小さくて味のある五葉松を飾れる盆栽人・・・嗚呼、憧れます。
それにしても、貧相な幹だよ、まったく。
「私が」小葉あけびにオス花を咲かせる
姫性、小葉性、八房性・・・
誰がどこから見付けて来るのか知りませんが、いろいろありますね。
これは小葉性のAKB。
去年東京支部のS崎さんから譲っていただきました。
それで、今年ひとつだけ、小さな花を咲かせました。
普通のAKBよりも小さめ。
2ミリほどです。
この小葉性のアケビは花付きが悪いようで、小さな鉢に入れるとなかなか咲かせないんだとか。
盆栽O野さんのところでも、大きく育てている親木にオス花が咲くのみだと伺いました。
これを譲っていただいたS崎さん宅でもオス花のみと伺っていまして、先日の例会の際にオス花がひとつ咲いたと報告すると、何故かそれを聞いたS崎さんはちょっと驚いていまして、聞けば、S崎さんのお宅でも盆栽O野さんと同じで、大きく育てた親木にしか今まで花は咲いてないのだとか・・・
つまり、何年も面倒を見て、やっと花芽がついた時に私に譲ってしまったということですね笑。
なんだか、人の手柄を横取りしたみたいになってしまいましたが、ここは、私が咲かせた、私だから咲かせることができたのだと、この小葉アケビを天高くかかげながら叫んでおきましょう。
私の得意樹種はアケビです。
(ところで、いまだこの樹にメス花を付けたという話を聞きません)
ぱなしっ子
今日は東京支部の例会でした。
夕方になって、若手?でお茶会を始めた頃からなんだか体調がおかしいです。
どこかで風邪をもらったみたいです。
さてさて、今日の教室の中で講師が、
挿し木して発根した樹は次の年にでも一度根を処理しておかないといけない、というお話しがありました。
太くなってしまう前に切り詰めて、そこから再び細根を出させ、良い根張りの基本を作っておく作業をやらないと、いずれ夜更けの盆栽棚に悲しいブルースが響くのだよ・・・
講師はそう言って、遠く窓の外を見ながら悲しいメロディーの口笛を吹きました。(←フィクション)
そんなことから、家に帰ってから、去年に挿してそのままにしていたモミジがふと気になってしまいました。
以前から、良い樹になりそうだと気にはしていたのですが、ついつい後回しでした。
いろいろたくさん挿していると、気になりつつもついついそのままにしてしまうものが出てしまいます。
でも、それをやっているとなかなか盆栽になってくれないんですよね・・・
挿しっ放し、取りっ放し、まきっ放しで良くなった試しがありません。
数ばかりが増えてどんどん手をかけられなくなるだけです。
風邪を持ち帰って体がだるかったのですが、植え替えてしまいました。
挿してあったポットに「葉良」とマジックで書いていただけあって、良い感じです。
発根の感じもなかなかでした。
幹も枝も節が詰まっているところを選んで挿してあります。
節が詰まっていると芽ツボが多くなるばかりか、自然と優しい曲がつくのです。
今回は、まだ根がしっかりしていないので少し深目に植えておきましたが、今年1年育てて、来年には根を少し地上に出せるくらいになっていて欲しいです。
地上部は地上部で、今年を間延びさせずに育て、おそらくどこかのタイミングで芯を立て替えると思います。
まだ挿しっ放しのモミジがいくつかあるはずです。
出来る限りで植え替えておこうと思います。
ところで、今日の例会では、私には大き過ぎたり、放置してしまっていたりの樹や草を、新人さんを中心に、欲しい方に引き取っていただきました。
中には、私が東京支部の会員になる前の見学期間に初めて参加させていただいた遠足で買って帰った思い出の樹を、会の大先輩から譲っていただいたこれまた思い出の鉢に入れたものもありまして・・・幹もけっこう古くなっていたのですが、いつの間にか私には大き過ぎる樹になっていました。
小さく作り直そうとすると、古くなった幹の元の部分は使えなくなってしまう感じの、先のほうで作り直さざるを得ない樹でしたので、それだったらその大きさが丁度良い人にあげた方が良いと、手放すことにしました。
これもT屋さんの影響かも・・・?
とりあえず、これで棚の置き場が少し空きましたので、少し余裕をもって樹が置けます。
毎年増やしてしまうのですから、なるべく定期的に手放すべきだと思いますが、喜んでもらっていただくためには、もっと良い樹を手放せるくらいに上手にならないといけませんね。
しかしだ、まことよ。
来週は支部の遠足。
来月は盆栽祭。
・・・その空いたスペースを埋めずに過ごせるのか??
日本小品盆栽協会東京支部 4月の例会のご案内
4月13日(日)、日本小品盆栽協会東京支部の4月の例会があります。
★午後1時半より
「基礎コーナー」
テーマ: 「葛類の植え替え」
講師: I東支部長
★午後3時より
「教室」
テーマ: 「盆栽診断③」
講師: T屋氏
会費: 500円
会場:杉並区立永福和泉地域区民センター3階、第5集会室(井の頭線・永福町駅下車、徒歩5分程)
井の頭線永福町駅改札を出るとすぐ頭上に、看板がありますね。
目指すは永福和泉地域区民センターです。そのまま直進ですよ。
最近新しくなった駅舎。そのまま行くと、左に折れます。
左に折れると右手にすぐエスカレータと階段があります。
ここを降ります。どちらを使うかは自由です。
さあ、駅を出ました。
目印は「ボンシューズ」。このお店がやっているのを先日初めて見ました。
このお店に向かって左を走っているのが「井の頭通り」です。
ここを反対、「大勝軒」側に渡ります。信号は守りましょう。
大勝軒側に渡って右を向きます。
三菱東京UFO銀行の看板が見えますか?見えたらそのまま怖がらずに前進します。
もうすぐですよ。
少し歩けば酒屋の三浦屋さんがありますね。
さて、この三浦屋さんの角を左に入っていきます。案内の看板もありますよ。
ここまで来ればもう安心。曲がってすぐ右手に見えてくる建物が永福和泉地域区民センターです。
正面入り口はこちら。
中に予定表がありますので、会場を確認してみましょう。
会員でない方の見学も歓迎しております。
興味のある方、初心者の方、ご参加をお待ちしておりますので、お気軽にどうぞ。
5月の例会は、5月11日(第2日曜日)です。
第63回清香会小品盆栽展のお知らせ
私も、会員ではないのですが、勉強会には参加させていただいている清香会の春の展示会のお知らせです。
第63回 清香会小品盆栽展
平成26年4月5日(土)~6日(日)
午前10時~午後4時30分
東京都中野区新井5-3-5 新井薬師大悲殿2階
今回はどんな飾りを見せていただけるのか、とてもたのしみです。
4月
そろそろ休憩を終わらせないとブログの書き方を忘れてしまいそうです。
このままだとazeっちやbonさんや妹のほうさんみたいになってしまいそうですから、そうならないように、ちょっと重い腰を上げておきます。
今日は気になっていた杉を植え替えてしまいました。
少し大きめの鉢に入っていましたが、根はしっかり整理されていたので、新しい鉢におさめるのに苦労はそれほどありませんでした。
この木の新しい鉢は自作のチームBです。
もしゃもしゃ茂っていた枝を抜いたり芽を掻いたり。
ボリュームのある姿だったので、私の溢れんばかりのイマジネーションを使っての引き算で、ハサミを入れていきました。
良い樹になるのでしょうか。
一応将来の主木候補なのです。
丁度良い大きさの鉢に入れたので、2年くらい芽摘みなどをしつつ整えていけば、多少の貫録が出て来てくれるのではないのかと期待しておきます。
というのは、自分的に、小さい鉢に入れて管理した方が樹が良くなってくれる気がするからです。
花粉症に苦しむ私ですが、杉はやってて面白いです。
今夜はまだ風が吹いているので、家の中に入れておきましょう。
さて、忙しかった3月もどうにか乗り越えることができました。
一木一草話の鉢祭りの納品も無事済ませ、昨日女将に伺ったところですと、もう半分ほどが旅立ったとのこと・・・嬉しいような、寂しいような。
そして毎回思いますが、もっと良い鉢、面白い鉢を作りたいです。
そうそう、私、今まで東京支部のホットパンツ役員という重荷を背負って生きてきましたが、今年からは、日本小品盆栽協会本部のホットパンツ役員という重荷も背負って生きていくことになりました。
協会幹部の、旅行中の水やりから犬の散歩、さらには別の盆栽会に潜入してのスパイ活動まで、専門的なミッションを担当します。
というわけで今日から4月。
植え替えなど、精神的に追われてしまいがちな季節が続きますが、ほどほどに諦めつつ、静かな気持ちで樹と向き合おうと思うこの頃です。