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2015-12-31

泣く子も黙る、大晦日となりました。

今年もどうにか生き残ることができたことを地球の皆様に感謝いたします。

長く住んだ惑星を離れ新しい生活を始めたことは私にとってとても良い刺激となりました。
地球という星のしきたりにも、少しずつですが慣れつつあります。
そして私は、宇宙の意思が私の人生に更なる変化を求めていることも、霊的な信号で強く感じています。

不安と嫉妬が渦巻くこの地球での生活にいまだ戸惑いは隠せませんが、「狭き門」を抜けるべく、この星での任務を果たしたいと思います。

地球の皆様、今年もお世話になりました。
良い年をお迎えください。

腕だけではどうにもならないところ

今年の8月に、環境的に難のある場所から、少し広くて風も通る屋上部のある5階へ越しました。
移ってから、まだ夏と秋を経験しただけですが、それでも樹や草に変化が見られます。

日高タンポポ。
前の場所では、ここまで葉が小さくはなりませんでした。
今は、来年の春から樹や草がどんな風に育つのかがたのしみです。
草木を育てるように自分を他人として見て、厳しい環境を経た自分にどんな変化が起こるかたのしみにできるとしたら…

いつもそんな風に思うのです。

迷った時はまず、他人事の自分と自分事の自分が頭の中で議論を始めます。

梅もどき


もう、3、4年植え替えていません。
小さな鉢に入っているので枝も伸びず、剪定は年に1回するかしないか。
鉢に入れ、毎日水をやるという、環境面でのお世話が私の主な仕事で、あとは樹にお任せです。

実成り、いろいろ。


アリドオシ(蟻通し)。
昔、名品展で飾られているのを見てから、いつかこの樹種の小さいのを飾ってやる!と思って…それから随分経ちます。
親木を手に入れ、挿し木をして、やっとスタートラインに立った所でしょうか。


ところで、今年のうちの棚は全般的に例年より、実を付けてくれた樹が多かったです。
気分屋でとらえ所のないクコも、今年は実を付けてくれました。


肥料も、液肥だけでまともにあげていないのに、よくもまぁ、こんな愚かな私のためにがんばってくれています。

精神を統一して、私の内にある無限の宇宙を霊的なアプローチで探索してみましたら、小さな鉢で立派に実を成らせてしまう自分の才能に対する恐怖が見えました。

青つづらふじ。

今年は実を着けるつもりはなかったのですが…
伸びたツルが他の樹にからまり邪魔で、(いたずら心も半分ですが)重りを着けた糸をツルの先に縛って真下に下げていたのです。
その後、伸びたツルにツボミが着きましたが、その花は受粉させないようにしておくと、樹は、真下に向けて固定されてしまい力をそがれたのか、そのツルとは別に、元の方から新しい芽を吹きました。
その芽は、最初のツルを伸ばすのでヤル気を使ってしまったあとのせいか、あまり節が伸びずに密にまとまって花を着ける結果になり、どうなるものかと、これらの花に受粉させたら房状にこんもりと実が成りました。
写真のような樹形だとツルが垂れてナンボの樹形ですから面白くありませんが、もっともっと小さな樹で、コンパクトな実成り姿を求めていたのにツルが伸び過ぎてしまったというものは、受粉させずに、次に吹いてくる芽からの花に期待するという選択肢もあるのだということを知りました。


あっという間に年末です。
松の葉透かしが終わっていないので、まだ、少しずつですが進めています。

サヤ鉢を作り直す

私の鉢作り、酸化焼成だけでは物足りなくなり、この1、2年は還元雰囲気の焼成が増えました。
うちはエレキ窯での焼成ですので、還元で焼成するにはひと手間必要になります。
あれこれと試しました。
もともとが還元焼成での使用も考えられた設計の窯なのですが、色々考えて、私はサヤ鉢内で炭と一緒に焼く方法をとっています。
炭の量で弱還元、強還元と焼き分けています(酸化、還元、サヤ鉢などと、エキセントリックな言葉が出て来ますが、気になる方は調べてみてください)。
今まで、小さな窯のスペースを無駄にしないよう、耐火度の高い道具土というもので、窯の内寸に合うサヤ鉢を作って使ってきましたが、道具土は焼き上がりがもろく、最近傷みが出てきました。
というわけで、作り直してみました。


前回は、紐状にした粘土を積み上げて形を作る、紐作りというやり方でしたが、今回は板状にした粘土を組み立てる、タタラ作りというやり方にしました。
各パーツを作ったらしばらく乾かして、箱状に組み立てていきます。

私のサヤ鉢は、二重底にして、下で炭が燃え、その上に内底がきて、その上に鉢を置き、棚板でフタをして酸欠状態の空間を作る形になっています。

これで焼くことで問題なく還元焼成ができています。
ただ、一度に焼ける鉢の数は物理的にかなり少なくなってしまうのですが。
今までのサヤ鉢は6、7個が限界でしたが、新しいサヤ鉢は8個まで焼けるかも…?

エレキ窯は火を燃やして焼く訳ではないので、ガスなどの火を使う方々からは時に格下扱いされてしまいますが、なーに、エレキ窯をお使いの諸君、気にすることはないのだよ。
その胸に赤々と、情熱の火が燃えているじゃないか!!

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