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挿し木生まれのミニ盆栽候補

 今日は帰りが少し早かったので、去年の実生やら挿し木やらを今年鉢上げした際に掛けておいた針金をはずしておきました。

 私はしょっちゅう掛けた針金を忘れて、木にかわいそうな傷跡を付けてしまいます。ひとつの木にそんな傷跡を付けてしまうと、そのまわりの木が、「明日の我が身....はぁ、恐ろしや!」と怯えて成育が悪くなります。気を付けなくてはいけません。

 また、これは真面目な話ですが、春の植え替えの際の実生苗、挿し木苗などの幼い木の針金掛けはどうも弱ってくる木があるようですね。今年も数株、さよならも言わずにどこか遠くへ行ってしまいました。このへん、私ももう少し勉強しなければなりません。

ウグイスカグラ

 こんなの、かわいらしくなりそうじゃないですか。ウグイスカグラの挿し木1年生です。

 この木の育て方の王道は知りませんが、挿せば必ずつき、芽もグングン伸ばす、かなりたくましいヤツですし、私は今年から、ウグイスカグラの多くを芽が4~5節くらい伸びたらすぐに摘んでしまっています。2節目より先は必ず間延びするので、1節目か2節目で摘んでしまっています。どうせまだ花も実も付けないのですから。ちぇっ。

 芽が伸びる度に摘んでいると、木もいじけて弱ってしまうといわれますが、この木に限っては弱る気がしません。逆に、弱ったところを見てみたいくらいです。

 それどころか、時々あらわれる強力な芽をしばらく放置すれば、あっという間にブっとくなって、せっかく細幹で作ろうとしていた木の姿がいっきに崩れてしまいます。

 どうにかこのくらいのサイズで根をしっかり育てて、セクシーな立ち上がりになってもらいたいものです。幹の傷もなるべく付けずに、きれいな白い幹肌のまま大人になるのだよ、ベイビー。

2010_0601_201335-DSCF4495.JPG

 こちらのニレケヤキも去年挿し木したものですね。春に自作の織部の小鉢におさめてあります。

 この立ち上がりに伸びる弱めの枝がチャームポイントですね。双幹な感じでいきたいところです。なので幹側のひと芽で切って、その芽を親幹に近付けて育てた方がいいのかしら?

 とにかく、根を育てて株元をしっかりさせましょう。

 と、先日東京支部の講師のTさんからそう言われて、バカのひとつ覚えです。


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千令

まことさんこちらでは初めまして…

ウグイスカグラやサルスベリは枝を放っておくとどんどん
徒長してしまいますよね。強い枝はどんどん摘んでいかないと大変です

それにしてもニレケヤキの植わっている鉢はすばらしいですね
「1回くらいこういうキレイな鉢を作ってみたい」と思わず身もだえしてしまいました
by 千令 (2010-06-02 17:28) 

まこと

 千令さんへ

 こんにちは!今日も焼いているんですね。しかし、パソコンに向かいながら身もだえる時は、誰かに見られていないか注意してくださいね笑。

 本当にあいつらの伸び具合には困ったものです。大きな傷を作らないためにも毎日の観察が欠かせませんね。

 鉢を褒めていただいて、ありがとうございます。うれしいです。あの鉢は、去年の、第1回目の焼成のもので、まだ始めたばかりでしたので、本当にたいしたことも考えずに作りました。幅がこの半分くらいだともっとこの木のサイズに合うんですけどね。

 たまにそちらのブログの写真で、千令さんの手が写り込むと、器用そうな細い指をしていらっしゃるのが見えます。まだまだ秘めた力を感じさせる手です。私の手は厚手で指が短くて太い、母が言うには「力仕事の手」だそうです。

 しかし、やはり七輪で釉鉢は難しいのですね。でもあきらめずに、たまにがんばってみてください。

 今でこそ私も一蒼さんに焼いてもらっているから自作鉢がきれいな釉で作れていますが、一蒼さんもあと2年くらいで引退するとおっしゃっています。その時が来るまでにどうにかしないといけません。

 今回の焼きあがり、とてもいい感じですね。私の頭には、ローヤ柿がおさまる姿が目に浮かんできました。あ、やっぱり赤松ですか笑?失礼しました。
by まこと (2010-06-02 19:39) 

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