カエデと春ニレの取り木
2月の例会で、今年(こそ)取り木する(だろう)と、皆さんに見ていただいた樹。しっかり作業を済ませてあります。
カエデ。
いただいた時はただの実生苗でしたが、数年ひたすら陽に当てて持ち込み、雰囲気も出てきたので、ちょっと欲を出して取り木で足元を上げます。
春ニレ。
山野草のイベントでポット苗を手に入れました。昔からやってみたかったのですが、盆栽のイベントではなかなか出会わない樹種。枝にコルクの羽根ができます。ただのポット苗の頂部に樹形を作りながら育ててきました。だいたいの樹形はできたので、やっと取り木。初めての樹種なのでどんな発根具合かわかりませんが、挿し木はある程度ついたので、たくさん陽に当てて、芽先に力がつけば、きっとそれなりに発根してくれることでしょう。
たんぽぽのツボミ。もう少しです。
「展示会案内と、日本小品盆栽協会東京支部4月の例会のご案内」と、長寿梅
支部ろぐにて、案内をいただいた展示会情報と、東京支部の4月の例会のご案内を記事にして更新しました。
冒頭載せた長寿梅。
うちで長寿梅が咲くのはどれだけぶりでしょうか。数自体ほとんどありませんし、咲いたこの樹はどれかの剪定枝を挿しただけのもの。根張りも良くはありませんでしたが、それでも植え付けを工夫してごまかせました笑。別の言い方をすれば、良いところを引き出した、のである。
写真を撮ってすぐ、初夏のような気候に軽く水切れをさせて花がアヘアへになってしまいました。いやあ、撮っておいておいて良かった。
今年善福寺鉢に上げたこの樹、早く古くなれ。
病院→植え替え→病院。
今日は朝からまた胃カメラ。この半年で3回目です。
もう、そんななら、いっそのこと私の胃の中にカメラ埋め込んじゃえば良いんでないのか?いつでもスマホで見れます、みたいな。
それで、その際の麻酔のせいのはずはないのですが、今日はやたら眠い。あ、これはもしかして、春のせい?
暖かい日も増え、うちではいよいよ草木が動き始めました。
アケビやマユミはもう蕾を膨らませてます。早起きのウグイスカグラはもう咲いてます。
今年は、しっかり植え替えをたのしむつもりです。取り木や改作もカモン。
かかって来なさい。
病院から戻って、少し植え替えをしてから、せっかく平日の休みをとったので、今度は花粉症の薬をもらいに別の病院へ。今までほとんど病院へ行くことのなかった私にとって、病院をはしごとか、もうあり得ないこと。やれやれ。
でも、かれこれ20年ほど苦しんだ花粉症が、今、全然辛くなくなりました。症状がないわけではありませんが、ほとんど苦にならない程度にまでなっています。例年この時期は毎晩まともに眠れない程だった私にとって、これはすごいことなのです。
この2~3年こんななので、もう、私の花粉症はかなり改善していると、そう宣言しましょう。やっぱりイモリの黒焼きは効くなあ。
とまあ、そんな地味な一日を意味もなくブログにまとめてみるのでした。
東京支部の3月の例会の原本は書き換えられていた。
今日3月11日は東京支部の例会でした。3月11日といえば7年前の地震ですが、その時はグリーンクラブのに行った帰りで、ヒメシャラをぶら下げながら、ひたすら家まで数時間かけて歩いたのを覚えています。忘れられません。
さて、現役世代は年度末ということで今日は参加者が少なかったですが、若手男性陣にも手伝っていただきつつ、無事終了。
こちらはT屋さんの真柏。驚くほど小さいですが、T屋さんのすごいところは、ただ小さいだけではない、ということ。生で手にしてみるとよくわかります。盆栽のバイブレーションをしっかりと感じるんですね。あのバイブレーションは何なのでしょう。初心者の新人さんは、土が入ってないと驚いていましたが笑。
この樹は、一番低いところの芽で作り直したところなんだそうです。ちゃんと手を入れる前の写真も持ってきていただけました。
覚えてます、覚えてます。
ジンのところのちょろんと出た芽で作り直したということですね。
しかし、ただでさえ十分小さかった樹を、さらに小さく改作してしまうとは、本当に恐ろしい方です。そして、それを管理できるというところがまた恐ろしい。
そしてもっと言わせていただけば、体も楽なわけじゃないはずなのに、気力の衰えだってそりゃ当然あるはずなのに、今でもちゃんと例会へ樹を持って来ていただけるところ。その樹について、いろいろ織り交ぜながら話して聞かせていただけるところ。本当に樹と共に生きているんだと感じます。
きっと、そういったのも含めて全部樹に表れてのバイブレーションなんでしょうね。