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お題「棚場と書いて、何と読む?」

そろそろ日除けの準備をしておかないといけません。
強風が落ち着くと、季節に夏が混じって来たような。
毎年、大宮盆栽祭の頃の晴天の日の日差しはかなり凶暴だったりします。


朝の我が家。

今の時期、晴れた朝は特に、棚にいるのが心地良く、家を出るのが大変です。

棚場と書いて、私はヘブンと読む。
…が、樹等は時にそれをヘルと読む。


出勤前、既に棚場の日向の温度が30度を越えているのに気付き、びびる。
温度計を二度見する、中年男の滑稽な姿。


棚場と書いて、喜劇と読むか。

ソナレとの馴れ初め

何年前かは忘れてしまいましたが、大宮の村祭りでソナレを買いました。
全く手の入っていない、お財布に優しい大きなソナレがたくさんあったのです。
で、私はソナレ未経験だったので、この辺のソナレを親木にして物語を始めてみようと思い1本持ち帰りました。
去年まで剪定と芽摘みを繰り返して、各枝がボチボチ、良い挿し木素材となったので、ばっさばさと切って挿し木しました。
写真は親木の元の部分。
植え替えて東福寺に入れたら、ここも良い木になってくれそうです。

挿し木したものも良い木になってくれそうなものがあり、期待しています。
樹芯部分だったところなどはもう樹形ができてました。

育ち方を考えると、小さな樹にしやすそうで、とても丈夫。芽摘み、剪定次第で針金を使わなくとも自然な曲を付けられる。
とても私向きな樹に思います。
T屋さんがソナレをやる理由が育てていてわかりました。

ちょっとたのしくなってきてます。
真柏やってカッコつけてないで、みんな、ソナレやろうぜ!

風に吹かれて

風がやばい…

去年の夏にここへ引っ越して来てからは、その季節季節がこの棚での初めての季節になるわけで、初心に戻って注意深くしているのですが、やはり春は特に気を付けたいところです。
樹にとってデリケートな時期ですし、植え替えたものもありますし、そして、強くなった日差しと強風のダブルパンチ…今、私が一番恐れているものです。

まわりに遮る建物のない5階に移った棚は、風がやはり今までと違いました。
とにかく毎日のように、鉢が倒れて風下に集まるほど。
灌水時、ジョウロからの水は風に流され私のズボンへ。
私のカツラは遠くの空へ。

今日仕事から戻ると、風と日差しで水分を持っていかれて虚ろな目になった樹がたくさんいました。
うちは小さな樹も多いですし、ちょっと今のままではまずそう。

朝はしつこ過ぎるくらいに何度も水を遣り、どうにか夜までもたせていますが…

風対策が必要です。

樹の置き場を含めて、強風にある程度対処できるよう考えてみます。

1日2回の水遣りで今年も乗り切るぞ!!

左傾化する最近の盆栽事情

さてさて、この前の日曜日は日本小品盆栽協会東京支部の例会でした。

前記事で植え替えたモミジとイタドリを飾っておきました。


このモミジは数年前にうちに来て以来立ち木でしたが、今年から倒しました。
そして例会にて、モミジスタK谷先輩に、てっぺんのツンと立ってる枝は切ってしまったほうがスッキリして良いというアドバイスをいただいたので、その場で御免、妹のほうさんの斬鉄剣をお借りして、切ってみました。

また、つまらぬものを斬ってしまった。

すると、葉の隙間から枝も見えるようになり、軽くなったおかげで細い幹がよりいきてきました。
今年からこの感じでいきましょう。

あとはこの樹、根張りが弱いので、そこはこれからのテーマです。


盆栽を焼きながら、さつまいもを植え替える

今日は植え替えのことだけを考えて生きようと決めていたので、とことんやってやりました。
脳の、植え替えで使う部分がピクピクしています。

ところで、今日の昼御飯として、昨日からさつまいもを用意しておいたのです。
たのしみにしていたのですが、さて、どうやって食べようかとしばし考え、ちょうど良いことに今日は鉢の焼成がないので、以前燕渓陽山さんが書いていた、陶芸窯で焼いてみました。

どう焼き上げてやろうかと考えましたが、時間はあったので、とりあえず、100度に設定して2時間ほど植え替えに励み、その後150度までしばらく上げて食べてみました。

そしたら…激うま!笑!

おかげで午後の植え替えも頑張れました。

植え替えに関しては、良い鉢がないのでその点は苦しいですが、なるべく大きさだけは合わせておきました。
鉢がゆる過ぎると、なかなかうちの樹になってくれません。


そんなこんなで今、腰が痛いです。
棚でお風呂椅子に座って1日植え替えていたら、腰が痛くなりました。
でも、ちょっと他のことは置いておいてひたすら植え替えをする時間、そんな1日を過ごせることが妙に幸せに思えました。

小学校に入ってすぐから「飢えた狼の牙」と呼ばれ大人からも恐れられた私ですが、随分丸くなったものです…

記憶が甦る

清香会の展示会で、私が以前作った鉢に再会しました。


この鉢は、作るのにとてつもない忍耐を必要とするもので、この鉢を見た瞬間に当時の疲労が再び私の中で甦りました笑。
赤土のボディーの上に、白土を水でといたものを筆で盛って模様を描き施釉したわけですが、毎回の作業後は、魂を抜かれた脱け殻のようになりました。

http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2014-02-17

手元に残したひとつを含めて、何人かの方に褒めて頂き、嬉しいことは嬉しいのですが、私にとってはこの鉢、一種のトラウマです…笑。

辰砂(鶏血)






辰砂でも鶏血釉と言われる部類です。
なんとなく凄そうな見た目だからか、人気があるみたいです。

本当は、もう少し厚く釉を掛けたほうがしっかり発色して、動きも出るのでしょうが…個人的には、発色し損ねたくらいが好きです。

うちの樹はあっさりしてるので、それくらいのほうが似合う気がします。

ただ、作り焼く立場で考えると、ドロっと真っ赤に焼き上げるところに面白味があったりするので厄介です。

面倒臭い人間ですみません。

第67回清香会小品盆栽展のお知らせ


第67回清香会小品盆栽展だ。

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