姫サルスベリは横を向く
去年、姫サルスベリという木が気になっていました。丁度展示会の売店で見つけたので、木自体はちょっと扱いにくい樹形をしていましたが、どうにかなるだろうと、買ってきました。
しかし、海のように豊かな私のイマジネーションをもってしても、全くどういじくって良いものか、ひらめきかねる形だったので、今年の春、植え替えついでにバラバラにして挿しまくってしまいました。
そして今日、挿した中でも完全放置組の姫サルスベリがツボミをつけているのに気が付きました。
さて、どんな花が咲くのでしょうか?花が咲けば嬉しいものです。「いや、根っこの方が好きだ」などと、斜に構えるのはやめましょう。
この姫サルスベリという木、なんだか自分で上に伸びてくれません。
横へ横へと進んでいきます。何が楽しくてそんなに横へ進みたがるのでしょうか。
固くなる前に針金を掛けて形を作らないと、みんな横へ横への樹形になってしまいかねません。
「これで花がたいしたことなかったら承知しないよ!」
ハサミの音をヒステリックにチョキチョキとさせながら、こう木に向かって吐き捨ててやります。
関係ありませんが、実生赤松の3年目をただまとめて植えてあるだけの鉢です。4人集まると葉が随分と小さくなっています。ほぼ液肥だけで生きてきました。かなり貧相ですが、私はこの赤松を見ていると、何だか妙に落ち着きます。
この気持ち、わかってもらえるでしょうか?
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