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イチョウの実生

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 もう今年2回もアゲハの幼虫に身ぐるみをはがされて、やたら小さい葉っぱになってしまっているポンカンの苗に、そしてその他の柑橘に、また小悪魔が住みつき始めています。

 この幼虫はしばらくかけて、よりリアルな鳥のフンを目指して自分の体を磨きあげていきます。

 さすがに3回目の丸裸は可哀想ですので、今は見つけたら、「もっと自由に生きろ」と、放り投げてしまいます。

 今日、昔のノートをめくっていたら、去年の東京支部展でやっていた小品盆栽基礎講座のページを見つけました。そうそう、イチョウの講座もあったんですねぇ。楽しかったんですよ。たしか前半をSさん、後半をAさんがやってくれたんですね。

 小品で実をならせることの大変さを知りました。

 実を成らせようとすると、それなりの手間と時間と木の大きさも必要になってくるようなので、とりあえずうちでは実成りをあまり意識せずに、雰囲気のある自然な樹形を目指して実生苗を育て始めました。

 イチョウは幼いうちは直根を切らない方がいいと聞いた気がしますが、タネとつながっているところの下で切って、タネ付きの挿し芽状態にしてポットに上げてみたり、根の先端を切って、地上部も2節残しで切ってポットに上げてみたり、いろいろやって、大自然の命をもてあそんでみています。

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 この苗は早くも根元に1本枝ができてますね。じっとしていることができず、しばらく前に芯を切ってしまいました。最近、そこの芽がふくらんできました。

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 古いイチョウを写真で見ると、ボコボコの太い幹からたくさんの枝が上に、ホウキのように、株立ちのように伸びているものが多いようですね。

 この前、強風か何かで倒れた鎌倉の大イチョウも、根元から芽が吹いてきたと聞きましたから、いずれそんな樹形になるのでしょうね。うちのはとりあえず公園のイチョウを目標、というあたりからがんばってみますか。

 ちなみに、大きなイチョウの木の枝を去年挿して発根したものがあるのですが、今年に入って、身動きひとつしません。一体どうなっているのでしょうか。彼が何を考えているのか、理解できません。

 さて、去年の東京支部展の講座の話が出ましたが、今年も、9月17~19日の東京支部展小品盆栽フェスティバルにて、会期中毎日、小品盆栽基礎講座を開講しています。内容は考え中だそうですが、お時間ありましたら、是非参加してみてくださいね。

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 おまけで2009年名品展の展示より、「乳銀杏」の写真です。すごいですねぇ~。


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