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清香会で五葉尽くし

 さてさて、少し前の話となってしまいましたが、この前の日曜日に東京支部のお仲間と共に、中野は清香会の月例会に参加して来ました。

 今月のテーマは五葉松。

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 ということで、那須五葉の本場の、五葉松から生まれた芳幸さんも特別ゲストとしていらっしゃいました。

 う~ん、五葉松といえば盆栽樹種のドン。

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 しかしながら小さく作るのが難しく、また、丈夫そうでいて結構ポックリいっちゃったり・・・なにかと困ったちゃんのようです。

 ベテランさんのお話を伺っても、皆さん随分と枯らしたようです。

 

 特に、まだ若い段階でいじくって枯らしてしまうことが多いようで、皆さんちょっと困り気味。

 清香会の方は結構小さな樹でたのしむ方が多いので、そう言った意味でも、小さい段階である程度いじらなくてはならず、またその大きさを維持するのも難しい・・・五葉松って、かなり意地悪な存在になっているのかも知れません。

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 でも、やっぱり五葉松は素敵ですね。

 大きくなってしまうのは仕方ないにしても、どうにか末長くお付き合いしたいものです。

 まず、実生10年そこそこの樹は、いじくっているとやはり枯れてしまうことが多いという点。

 うちの樹は全部それくらいの樹ですね。

 そして植え替えは少なめでがんばる。

 去年五葉松を2本枯らしてしまいましたが、どちらも植え替えたものでした。

 後になって振り返ってみると、ちょっと根を切り過ぎたかも・・・

 五葉松って、土の中が一番デリケートゾーンなの?

 それでも植え替えをしないでいると土に水が通らなくなってきて、ジョウロでも潅水を他の樹と一緒にやっているだけだとなかなか水が通って行かず、水が届いていない根がやられ、結果、その根とつながっている枝が枯れてしまうので、しっかりドブ漬けの潅水をしないと危ないようですね。

 芽切りするほど芽も伸びず、あまりいじると枯れるくせに、環境作りには手を焼く・・・あ~面倒臭いヤツ。

 そうそう、環境といえば、やはり五葉松もジメジメが苦手。

 湿性のコケが生えるような環境ではダメみたいですね。

 うちでは松は私の頭の高さか、それ以上の高さの棚板に置いていますので風の通りも良く、キノコはもちろん笑、コケも生えてきません。

 これは一昨年くらいに私が初めて手にした五葉松。

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 確か、吾妻五葉かと。

 コケ掃除をしたことがありません。

 

 その点は合格をいただけるかも知れませんが、立ち上がりがパッとしない上に、風でよく落下します笑。

 さあさあ、A藤名人はもう五葉松をさらに掘り下げることはあきらめているようですので、A藤名人他ベテランさん方の頭を踏み台にして、私達新人が小さな五葉松作りを極めてしまいましょう。

 そして極めたら、ベテラン方にじらしながら、もったいぶって教えてあげましょう。

 そういえば、芳幸さん、A藤さんとのお話の中で五葉松のいろいろな品種名が出て来ていましたね。

 那須娘、福娘、瑞祥、九重、八雲・・・

 瑞祥は枝が太くなりがち?

 九重は自然に自ら盆栽になろうとする・・・本当?

 どこかの小学生みたいに、たいした経験もないのに五葉は瑞祥に限る!などとひとつ覚えで自分が言い出さないように、もっといろいろな品種も試してみたいです。

 

 結論といたしましては、小さな五葉松を作るのに大切なことは、枯れる前に展示する・・・かな笑?

 とにかくいろいろと勉強になりました。

 こうなるとだんぜん五葉熱があがってきます。

 今からじっくりと取り組んでいきたいです。

 清香会の皆様、芳幸さん、いろいろとありがとうございました。

 そして芳幸さんからはお土産も・・・笑。

 五葉松、万歳!

 

 

 

 

 


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コメント 8

小春

>九重は自然に自ら盆栽になろうとする・・・本当?

本当?
じゃ、もうそれで良いじゃん泣

五葉松、奥が深過ぎてやんなっちゃう。
ちゃんと知ってないとマグレ当たりも無いのでしょうね。

まこと先輩は一昨年のミニ五葉をもってらっしゃるだけで、
すでに五葉エキスパート試験に8割方合格ではないでしょうか。
私などは、植え替えてやるとまるで当てつけのように必ず枯れるので
もう水を遣りつづけるのが精一杯です。

今週の例会はシンパクン特集ですね。
こういったことは1つずつ学んでいくしかないのでしょうか・・・

芳幸さんのお土産も見せて頂けると嬉しいな(・∀・)
by 小春 (2012-02-10 00:12) 

まこと

小春さんへ

 小春さん、こんばんは。

 ま、ベテランさんが自然に盆栽になると言ったところで、そうはいかないでしょうね笑。
 でも、ちょっと試してみたい・・・

 基本五葉松は、しっかり根を張った状態で環境さえ整えてあげれば強いらしいですが、ちょっと間違えるとすぐ悲しい姿になるみたいです。
 でも、ベテランさんだってたくさん枯らしてますから、枯らした経験を無駄にしないように、これからにいかしましょうよ。

 それにしても、芽切りもしない、植え替えもしない、肥料もあまりいらない・・・
 退屈なやつです笑。

 真柏にしたって、私はA藤さんが大切に育てた挿し木後二十数年の真柏をひどい目に合わせているんです。
 知らないって怖いです。

 じっくり学べば、来年あたりは私達も名人の仲間入りだね。
 よっ、小春名人!
by まこと (2012-02-10 20:23) 

気まま

こんばんは。


>去年五葉松を2本枯らしてしまいましたが、どちらも植え替えたものでした。


!!! こわぁ! 今年 五葉松の植え替えをしようと思っているのですが
まこっちゃんの記事を読んでチョット迷ってます。 はい・・・(笑)

 でも、実践あるのみです。


>こうなるとだんぜん五葉熱があがってきます。

僕も近ごろ五葉熱が発熱しています!

 
 五葉松、万歳!!!
by 気まま (2012-02-10 20:31) 

まこと

気ままさんへ

 気ままさん、こんばんは。

 怖いよ~
 葉色がおかしいかな、とか思っていると、数カ月後に急に枯れるんだよ~

 笑。

 大きめのはわかりませんが、これからは根を切るのも最小限にして、そうそう、丁度レディーを扱うようにやさしく・・・と思っています笑。

 写真2枚目の五葉松は、もう10年ほど植え替えてないみたいですよ。

 あらあら、気ままさんも五葉熱を患って?
 だれか、医者を呼んでくださ~い!

 五葉松、万歳!!
by まこと (2012-02-10 20:46) 

どこかの小学生

ヘクショォォォン!!!
ハクション!!!!
クシャン!
もう花粉症の季節だね~

馬鹿の一つ覚えみたいに
言ってしまってますよwww
でもやっぱり他のも良いねぇ。
でも八房良いのよ。
ハマってしまって抜けれない感じだね。

植え替えのし過ぎは五葉松はダメですか・・・
すぐに模様替えする人と、
その部屋に気に入って模様替えしない人。
無理やりやると、
「この部屋気に入ってたのにぃ」
へそ曲げてしまう。
たとえが下手だ・・・

でもでもでも

五葉松万歳!!
バンバンザイ!!!
by どこかの小学生 (2012-02-10 20:54) 

千令

まことさんこんばんは

五葉松は良いですよね!

太幹の模様木、細幹の文人…どちらも一流にこなす盆栽の代表選手だと思います

育て方としては、とりあえず軽石やら砂に植えておけば
間違いはないというのが私の感触なんですが、いかがでしょう 笑

私もこの春は恐らく、根をさばきまくる五葉松の植え替えが控えてます
気をつけて作業せねば
by 千令 (2012-02-10 20:55) 

まこと

どこかの小学生さんへ

 あらあら、花粉症ですか?
 それとも噂話で笑?

 樹にはその樹の好む環境や、その樹なりの生理がありますね。
 樹の好む環境を鉢の中や置き場になるべく再現してあげるのが管理のコツになるので、講師からはよく、その樹の生態を調べなさいと言われます。
 ヤブに生えるものは強い日差しが苦手、だとか、
 林の中、樹の足元に生えるウグイスカグラは植え替えの際、腐葉土を少し入れてあげると良い、とか。

 人間の都合と樹の都合、双方の兼ね合いで樹と相談しながら作業してみましょう。

 私もね・・・ふふふ笑。
by まこと (2012-02-11 13:25) 

まこと

千令さんへ

 千令さん、こんにちは。

 やはり砂に植えておくのは良いみたいですね。
 とにかく下半身が蒸れる(←表現が悪い)のを嫌う五葉ですから。
 管理がうまくできて、その先にあるのが、いかに小さく見れるものを作るか・・・ここがベテランさんの悩みどころみたいです。

 大きめの盆栽では、根に、くさび状に切り込みを入れて用土の交換をして、全部を一度に済まさないなんてこともするそうですね。

 千令さんの五葉松の無事を祈ります笑。
 また、笑顔で会えますように。
by まこと (2012-02-11 13:50) 

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