日本小品盆栽協会東京支部 11月の例会のキーワードはくうねるあそぶ。
皆さん、お元気ですか?
失礼します。
11月17日は東京支部の例会でした。
9月の支部展、10月の大人の遠足と、イベントが続いたので、久し振りの例会です。
今月の教室のお題は「松柏類、手入れのポイント」と、「冬越しの準備と寒さ対策」でした。
講師の机には赤やら黄やら、はてまた紫やら、様々な色に染まった葉の鉢が並んでいます。
本編が始まる前に、紅葉についてもお話いただいたのです。
中にはツルウメモドキのオス木なんていうのもありました。
ちゃんと素敵な鉢に入ってましたよ。
黄葉をたのしむんですって。
オス木は枝ができやすいそうですが、棚の上でメス木に実を付けるためだけの樹になるのが普通のオス木を、こう、木を作って黄葉をたのしんでしまうなんて。
無欲というべきか、欲深いというべきか・・・
紫式部の葉は紫色に。
きれいですね。
今年は実を成らせない年だったけれども、それでも秋には葉をたのしめる・・・強欲な奴め!
草も色付いて、草紅葉。
フウロ草の仲間ですって。
古そうな株ですよ。
と、そんなこんなで、休憩をはさみつつ、冬の管理と松の作業を教わりました。
さて、私はこれらのテーマで何度お話を聞いたのでしょうか。
何度も教わったことですが、なかなかまだまだです。
毎年試しつつ、こんなでいいのかなぁ・・・?と、そんな感じです。
おしまいに、教室の隅の、皆さんの簡単な飾りの写真を。
T屋さんの。
この鉢、良いですね~
東福寺でしょうか?
あ、私の作った鉢でした。
しずかさんの。
紅葉がきれいですね。
私の。
餅巾着のエノコロじゃらしに穂が付きました。
放置していたら、細い軸で立ち上がって、やたら渋い姿になりました。
S崎さんの。
自宅の盆栽に興味を示さない奥様も、この柊(ヒイラギ)に花が咲くと喜ぶそうです。
とても良い匂い。
それで、葉がものすごく小さいんです。
11月もあとわずか。
そろそろ、毛糸のホットパンツの出番です。
おはようございます。こんにちは。こんばんは!
ついに来ちゃった、冬! 冬越しの対策ですね!自分は九州に住んでるんですけど、やっぱり冬はムロ?って言うんですかね?
簡易的なビニールハウス?(盆栽棚ごとすっぽり覆うサイズで前部と上部がファスナーで開く)みたいなやつに棚ごと入れようかと思ってるのですが、日中は上部を開けて温度が上がり過ぎないようにしようと思っています。
こういうタイプはあまりよろしく無いですか?初めての冬越しで、ムロ挿し木した奴とかが少し怖いです(笑) 入れるタイミングも良く分かんないですし… ってなんか質問ばかりですみません( ̄▽ ̄;)
自分なりに調べてはみたんですけど(一度霜にあてる?ムロ入れ?モロ出し?…もとい、ムロだし?)正直良く分かんないです(笑)
樹の種類によっても違いそうだし…( ̄▽ ̄;)
東京支部の例会などで取り上げられるくらいだから、とんでもない企業秘密が!?きっと絶妙なタイミングで、経験を重ねていかないと難しそうですね。
なんせ初心者なもんで… ←また言い訳を( ̄▽ ̄;)
by 之 (2013-11-25 01:29)
之さんへ
之さん、こんばんは。
冬越しについて、とのことですが、本当は、同じような大きさの樹をやる同じ環境の方のお話を参考にしたほうが良いのです。
私は九州の気候を知らない、つまらぬ男ですから笑。
環境、大きさ、樹種、保護の仕方はそれぞれです。
私が教わっている方は東京でもかなり小さい樹をやってらっしゃる方ですので、かなりしっかり保護します。
発泡スチロールのケースの上から更にシートをかけたりもするそうです。
5センチもない樹など簡単に芯まで凍ってしまうし、体力もないからです。
私も今までは之さんと同じく棚ごと厚手のシートで覆うだけでしたが、だいぶ小さいものが増えましたので、今年は発泡スチロールを考えています。
発根したてのものがあるのなら之さんも試してみては?
保護の温度は5度以下を基準に考えれば良いそうです。
こちらでは12月あたりの方がほとんどでしょうか。
暖地性のものは特にしっかり。
春に出す際は外気に慣らしながらすこしずつ・・・
と、あちこちにいろいろ書いてあると思いますが、樹が生きるのは之さんのところの環境なので、とりあえず今年は自分の思うようにやって、来年結果を見て、また修正するというのを私からは勧めさせていただきます。
枝枯れしたり、枯れてないのに春になっても芽の動く気配がなかったり、育ちがどうだとか、樹の調子を観察して、問題なければそれでよいのではないでしょうか。
皆、自分の環境を考えてやっています。
うちより寒い場所で、軒下に入れるだけの方もいるくらいです。
私などは最初保護無しから、少しずつガードを増やしていってる状態ですので、どこまで保護すればどうなるというのが理解しやすい気がします。
秋にリン・カリ分を与えておくと、樹液が濃くなり、結果、塩水が凍りにくいのと同じで樹も凍りにくい、なんて話も聞いたことがありますね。
あと、保護すると水やりの間隔があきますが、状況によってはピンポイントで乾きを見逃すことも。
保護して水切れさせても面白くないですから、一応注意してください。
by まこと (2013-11-25 22:26)
詳しく教えてくださってありがとうございますm(__)m
実はもうビニール買ってあるんで、とりあえず予定通りにビニールハウスモドキを被せて、クチナシやキンズの挿し木は発泡スチロールに入れてみることにします。
やはり経験してみないと何とも言えないですよね。
枯れそうだけど、数本実験台に挿し木した樹を外に放置してみるのもいいかもしれないですよね(笑) 意外にたくましく育ってくれるかも?
秋の肥料(リン・カリ)にそんな効果があるかもって。…いや~本当に勉強になりますなぁ。水やりも注意…φ(..)メモメモ。
ほとんど苗木のような樹ばかりですが無事冬越しするよう祈るばかりです。
良いアドバイスありがとうございます!
by 之 (2013-11-26 03:00)
之さんへ
小さなキンズなどは家の中で冬を越す方もいるそうです。
私もそれは、今年試してみます。
そうやって試していくことが経験ですね。
あと、私は一年を通して、ネットで時間ごとの自宅の気温、風向き、風の強さのピンポイント予報をチェックして、管理の参考にしています。
ベテランさんの管理・作業のマネをして失敗したことだってあります。
みなさん自分に合った管理・作業を試行錯誤しながら探って、気が付いたらベテランになっているみたいですよ笑。
お互い、がんばりましょう。
by まこと (2013-11-26 21:47)