イヌシデの時間ですよ
名前の頭になぜか‘イヌ’の付く木がたくさんあります。イヌブナ、イヌビワ、イヌザクラ、イヌマキ・・。ややっこしいこと限りないです。
イヌと付けるのは、
①軽蔑の意味を表す。
②よく似ているが、実は違っているものを表す。まがいもの。
③役に立たないもの、無駄であることを表す。
と、辞書にあって、植物名で使う場合は②となっています。以前本だかTVで、「材や価値が劣る」的な意味だと、聞いたことがあります。犬死に、犬侍。とにかく、あまりいい意味では使われない言葉です。
今うちにはイヌビワの芽がたくさんありますが、そちらは「季刊 芽」におまかせして、まあ、こちらも芽なんですが、イヌシデを載せておきます。
盆栽ではあまり人気のない樹種のようです。あまり見かけません。これも公園のこぼれタネをもらったものです。しかし、この私のもとに来たからにはもう、イヌだなんて付けさせません。これから君は、狼だ!月夜に吠える、血に飢えたオオカミシデだ!!アウォー-ォッ!
盛り上がってきました。このまましばらく伸ばして、すこし太ってもらいます。いずれどこかの枝を残して切って、芯を一度立て替えてみようかと。それほど形を作り込む気はありませんが、せっかく若い苗から作るのですから、厳しくいってみます。君の生まれがイヌだろうと、この「盆栽界のオオカミ」と呼ばれる私のもとで育てば、君も立派なオオカミなのだよ。
すこしわかりにくいですが、下の方の葉腋から芽が出はじめています。
どんな姿になるのかは、まだ、何もわかりません。相手次第です。計画、イメージも、すぐ変更になったりします。試行錯誤です。もっと集めて、涼しげな寄せ植えもいいですね。・・・オオカミの群れだ!
アウォ~~ォッ!
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