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ベニシタンの誘惑
ベニシタンという木を、今年の始めに買いました。原産は中国、ヒマラヤの方だそうです。そう聞くと、寒さにはそれなりに強いのかな、と思いきや、本によっては「寒さに弱いので、根数が少ない木はやや遅め(4月)に植え替えた方が、その後の生育が順調」と書いてあったりします。
慣れない木を手に入れた時は、あまりいじくらず、1年くらいは、どんな生態なのか、管理はどうすればいいのか、調べながらの観察になるのですが、このベニシタンもその類です。
本の言うように、7月くらいまで、伸びてきた新梢を2節残しくらいで切っていましたが、小さいくせに枝数が多く、そのくせ、どの枝を残して木を作っていくのか決めてもいなかったので、まんべんなく均等に新梢を切っていったため、どんどんボールみたいに丸っこくなってしまいました。盆栽と言われるような姿ではありません。
盆栽を始めて思うのは、「こんな感じの木にしたい」というのが見えてくると、今まであまり手に取らなかった木でも、その存在が気になって気になって仕方がなくなってくるのです。そして今日、このベニシタンをどんな樹形にしてみるか、だんだんイメージが湧いてきたのですが、今は大がかりな剪定の時期ではないため、「来年の植え替えの時まで我慢、我慢・・」と、剪定欲を抑えてきました。
人魚の歌声の誘惑にも勝てます。「はた織りが終わるまでのぞかないでください」と言われればその通りにします。しかし剪定欲に負けることはしばしば。2~3本の枝を元から切ってしまいました。
これでも剪定前に比べると、すっきりしたほうなのです。剪定前の写真はありませんが、この木の輪郭を緑で塗りつぶしたような姿を思い描いてください。
枝がまだ混み合っています。私は今のところ、一番下の右からすっと上に伸びる枝、この枝をポイントにした樹形をイメージしています。イメージもしっかりしてきたので、これ以上の剪定をストップです。あとは来年の春にしておきます。
花は今年、いくつもいくつも咲かせたんですが、結局赤くなるまで色づいた実は、2つとまっただけでした。
来年の今頃は、このベニシタン、どんな姿を見せてくれているのでしょうか。今より悪くなっていないことを祈ります・・・ひぃ!
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