ごぶさたしました
しばらく更新の間が空きました。その間、私は鉢作りに没頭していました。
先日、一蒼さんのところへ電話をして、それまでに作った十数個の鉢を焼いてもらうことになったことは前回書きましたが、あのあと宅急便で一蒼さんのもとへ鉢を送り、素焼きして、釉薬をぬって本焼きしてもらい、明日、出来上がった鉢を取りに私が伊豆の一蒼さんのところまでうかがう予定でした。
鉢を送って数日後、一蒼さんから電話があり、無事届いたことと、それを見てのアドバイスを色々いただき、私の胸は高鳴りました。言われたことは、全部ノートにメモです。そして、月末に来るまでまだ少し日にちがあるから、また少し作って持っていらっしゃい、といっていただき、その言葉が私のハートに火をつけてしまったのです。
ブログの更新もせず鉢作りをしていたのはそのためです。私のハートが火事だったのです。
今日まで、10日で6個を削り出しました。試行錯誤しながら、始めて2ヶ月目なりの精一杯です。
今日は初めて小判型に挑戦しました。
幅5.5cm、高さ1.5cmほどです。
上から見るとこんな感じです。手作業できれいな楕円形を作るのはとても難しいです。型紙をもとに土台を作ろうとしていたのですが、ちょうどいい楕円形のものが見つからず、型紙が作れなかったので、自分の目と指で勝負です。
裏はこんなです。気まぐれで、高台の削った部分を少し残しておいてみました。
正面から見るとこんなです。シンプルな形ですが、初心者の私にとってはたいそう骨の折れる仕事でした。しかしながらこれが妙にたのしいのです。
これらを持って明日、一蒼さんのもとへ伺う予定だったのですが、今日一蒼さんから電話があって、ここ数日がんばり過ぎたせいか、体調がすぐれないということで、また来年暖かくなってから伺うことになりました。とても残念ですが、一蒼さんの体が一番大事です。私はまだまだたくさんのことを一蒼さんから教わっていきたいので、どうか無理をせずに過ごしてください。
私の鉢は、宅急便で数日中に送るとのことでした。ひとつだけ焼いた時に割れたらしいですが、他は無事と聞き、ひと安心です。十数個送って、戻ってきたのが1個とかだったらどうしようと、不安で枕を濡らす日々でした。到着がたのしみです。
一蒼さんとはまた1月の上野の名品展で会えます。その時まで、またセコセコと鉢作りに励んで、少しでも腕をみがいておくのです。そしていつか私が二蒼になるのです(笑)!
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