名品展の買い物
盆栽好きの人たちは、3月頃から植え替えで忙しくなりますね。そういえば、たくさん数を持っている人が、それだけの数を、限られた時間で植え替えを済まそうとしたら大変だろうに、年をとっていたらなおさらだろうに、仕事もあるだろうにと、ずっと私は疑問に思っていたのですが、去年聞いた話では、けっこう2月頃から植え替えをはじめる人が多いんだそうです。皆さんのまわりではどうなのでしょうか?
先日の名品展で、今年の植え替えのために、豆鉢をいくつか買っておきました。
左から、織部、瑠璃、トルコ青、さくら、貫入、焼き締め、焼き締めの一蒼鉢です。
横3センチくらいですね。え?イマイチわかりずらい?そうですか、じゃあ比較できるものを...
うんうん、これで実感が湧きますね。これくらい小さいと風が強い日とか、夏なんか特に心配になりますが、若くてか細い木でもしっくりくるのがうれしいですね。このサイズの焼き締めの丸鉢に、小さな赤松とか五葉松を植えたりしたら、きっとかわいいですね。
この鉢を選んでいる時に、一蒼さんはゴソゴソと荷物の中を探って、何やら取り出したかと思うと、「はい、これあげる」と、こんなものをくれました。
均窯の丸鉢?と思いましたが、
中まで釉薬がかかっていて、水を抜く穴がありません。
ぐい呑みです。いいですねぇ。ちゃんと裏には「一蒼作」の落款があります。
昔は毎晩呑んでたくせに、最近はめっきり家で酒を呑むこともなくなりました。が、たまにはリラックスして、これで、ぷはぁ~と呑みたいですね。一蒼さんは、鉢の話でよく、鉢は使ってこそ、ということを話してくれます。木を植えずに飾るだけの鉢作りには興味がないのです。このぐい呑みも同じでしょう。たまには呑みますか。
でもあれですね、話は変わりますが、名品展の会場で、今回なかなか若い男女の姿をチラホラと見かけました。一蒼さんのところでも、(あまりよく見ていないのでわかりませんが、)まだ若いだろう女性が、松を実生から寄せ植えにして楽しみたいと、それ用の鉢を探す姿がありました。話の感じでは、全くの初心者のようでした。
また、一蒼さんのところへ今度鉢作りをやってみたいと話を聞きに来た男性も、一蒼さんにその人を紹介してもらったのですが、私と同じかもっと若いくらいの感じでした。いいですね。
もっと小品盆栽、若い人に人気出てもらわないと、なぁ...。
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