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第9回 伝統園芸フェアー

 休日の朝、さてさて今日は一木一草話の鉢展に行こうか、と思っていたら、はっ!そういえば忘れていたことがありました。3月26,27,28と、上野グリーンクラブで伝統園芸フェアーというものをやっていて、うちの東京支部から数名が展示で参加しているのです。盆栽が伝統園芸という座で偉そうにいてよいのだろうか?という議論をうちの盆栽たちとして過ごす時間はありません。今日は最終日。行かなくては。

 2階の一部が小品盆栽の展示になっていました。私は最終日の終わり近くに来たので、もうお客さんはほとんどいませんでした。

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 私がひと通り展示を見た後写真を撮っていると、私の視界の外から聞き覚えのある声が、

 「なに隠し撮りしてんだよ、ダメだよ!」

 と近寄ってきます。もしや?とカメラから目を離すと、実生好きの大先輩であるSさんです。Sさんは先輩という立場を悪用して、私に無言で手を差し出し、こっそりと金銭を要求してきました。私は本気でドングリを一握り、投げつけてやろうかと思いました。

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 そんなSさんの展示の一部ですね。木通(アケビ)と石化しのぶだそうです。本当はこの左に木瓜があるのですが、いつも展示会でそうなのですが、全部をフレームにおさめようとすると、ひとつひとつが何だかわからなくなってしまうんですね。

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 ほら。ここが展示の様子を写真で伝える上での難点ですね。

 しかしなんですね、何度か会の方の展示を拝見させていただいて来て、まだまだぼんやりとですが、それぞれの方の個性と言いますか、展示の雰囲気がわかり始めてきました。

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 支部長の展示では木瓜が咲いていました。左から、木瓜、草(雀の槍)、槇柏、縮緬葛。

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 いいですねぇ、雀の槍。名前がカッコイイですね。今の時代、新種の草に名前を付けるとします。きっとロクな名前がつきませんよ。

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 こちらは会で講師を担当されているTさんの展示です。小さいです。

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 しかし実が付いています。

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 連翹(レンギョウ)。

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 そして今回の気になる木だった槇柏です。手の指ほどの大きさです。

 私は(本でテキトウに勉強くらいはしますが、)松柏にそれほど興味がなく、中でもシンパクには興味が湧かず、何も知らないと言って良いくらいです。

 おそらく、子供の頃、近所のあちこちの生垣などに植栽されていたビャクシンが、威圧感があり、また不気味で、その匂いも独特で、あまり良い印象がなかったせいもあるのかと思いますが、盆栽でも何だかお化けみたいな存在感の強さに、持ってみたいという魅力を感じれないようです。

 でもこの木くらいに小さく柔らかくまとまっているものを見ると、ちょっと持ってみたくなります。小さく、細く、柔らかくが、これから私が松柏を勉強していくテーマになるのでしょうか?いやいや、わかんないっす。もう最近、頭がパンパンです笑。

 さて、このあと片付けに来た東京支部の方々に挨拶をして、代々木八幡の一木一草話の「10周年記念 人気作家による鉢展」にハシゴするわけですが、長くなりましたので、そのぶんは、また明日にでも。


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