気になっていた鉢
名品展からずっと気になっていた鉢がありました。
東京支部のK谷さんの展示です。
左から八房にれ欅、
真柏、
バニーちゃん、
長寿梅(アップ画像無しにて失礼)、
そして山もみじと姫雪ノ下になるわけですが、
この山もみじの鉢の素性を知りたかったのです。
丁寧な作りに、やたらブ厚い縁が、名品展後もいたずらに私の記憶の中で暴れ回っていました。
すっきりしたボディーに、また釉の感じもステキで、それがさらにこの縁の厚さを気にならせるんですね。
心の中で、
「お前、ふざけているのか?からかっているのか?」
と、知りもせぬ作者へ向かって話しかけていました。
それをやっと、先日の東京支部の総会で聞くことができました。
なんとこの鉢は、私が以前から興味を抱いていた「稚松愛草」のものでした。
何を思ってこういう縁にしたのかは知りませんが、これだけ私の脳ミソの中を駆けずり回った鉢を作る「稚松愛草」鉢。
これからの出会いも期待できそうです。
タグ:名品展
まことさんこんにちは
面白い鉢ですね…!パリッとした面構成で釉薬の色合いも上品なのに、
縁があんなに厚いとは…
大き目の盆栽だとオカシイと感じてしまうような形のものでも、小鉢だと
案外面白く思えたりするのが盆栽鉢の面白い所ですね
私は…樹高15~18センチくらいの木を植える鉢にもそういう遊び心が
入れられないかと思っているんですが…
ミニ盆栽に限るのが正解なんでしょうか
by 千令 (2011-02-06 16:11)
こんばんは
本当に縁が分厚いですね
でも野暮ったくなくてきれいです。
実物を見てみたいものです。
お隣の姫ユキノシタの鉢も気になる…
by タイヨウ (2011-02-06 21:32)
千令さんへ
千令さん、こんばんは。
大きな盆栽とは違う世界が小鉢にはありますね。
そこがまさに、小鉢の面白味なのでしょうかね。
この鉢には、私が教わったいわゆる盆栽鉢とは違ったテイストがありました。
それで妙にしつこく気になってしまったわけですが、
作者の意図がどうあれ、
そこまで私を気にならせている点において、それはすごいと思います。
まだこの世界のことに無知ですから、無知なりに言わせていただければ、
こういった無鉄砲さ(笑)はとても刺激的です。
おそらくこういった遊び心はプロではなくアマチュアがリードしているべきなのでしょうね。
サイズに関係なく、千令さんのその試みは私にとってもたのしみです。
作ってみたら案外あり、というのもあるでしょうし、
鉢に合わせて樹を作るというのも、
私にとっては十分ありです。
正解は無いと、常に思っていたいものです。
by まこと (2011-02-06 22:45)
タイヨウさんへ
この釉の色合いの印象がこの鉢の形に
だいぶ効果を与えているような気がします。
私は今日この方とお会いして、
この展示の真柏を手に持たせていただきました。
鉢は沐雨でした。
この方は面白いものをたくさん持っています。
私は高い鉢はとても買えませんが、
今日も秋に展示会をお邪魔した清香会の例会に参加し、
皆さんの良い鉢をたくさん見せていただきましたよ。
香山の豆鉢でヒゲを剃ろうとしたんですが、
案外切れ味悪かったですね。
姫雪ノ下の鉢ですか。
そういえばタイヨウさん、秋に姫雪ノ下を買いましたよね。
私はまだ株分けしていません。
どの鉢におさめてみましょうかね?
by まこと (2011-02-06 23:17)
この鉢は愛草さんだったのですか。
展示された方の自作鉢かなと思っておりました。
隣の鉢が沐雨さんだったとは・・・
まだ鉢をぱっと見て判断できないようです。
私はまだまだ修行が足りません・・・
こういう造りもありだと思われるくらいになるとしめたものですね。
by otama (2011-02-08 23:39)
otamaさんへ
私も同じです。
先日も、東六香艸の豆鉢の写真を本で見ながら、
実物を見てみたいなぁ、などと考えていたところ、
ん?どこかで似たものを見たような...と思い、
パソコンで過去の写真を調べてみたら、
本に載っている東六香艸鉢と全く同じものが写っていました。
既にかなり間近で見ていたようです。
ちなみに、この前の名品展に
「マメボンサイバチ」P.45の春嘉さんの鉢+チリメンカズラの写真の実物があったのには気が付きましたか?
by まこと (2011-02-09 21:57)
確か伊勢原の方でしたよね。
その方の席がものすごく立派なので印象に残っております。
特に箱飾りの天板の松が植わっていた鉢が良いなと思いました。
あのような泥味が自分でも出せたらなと思います。
素晴らしい木をお持ちの方の棚場を一度拝見してみたいですね。
by otama (2011-02-09 23:55)
otamaさんへ
さすがですねぇ~。
そう、伊勢原の方のです。
もう十分修行できていますから、otamaさんは少し休みましょう。
その間に私は心おきなく猛勉強しますから笑。
by まこと (2011-02-10 00:06)