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日本小品盆栽協会東京支部 2月の例会をぶっとばせ!

 先日の東京支部の例会後、講師のT屋さんが話していましたが、この人、もう2月に入ってモミジを植え替えてしまっているそうです。

 なんでももう根は動いていて、今のうちに植え替えてしまった方が後の成長が良いのだとか。

 ウグイスカグラなんかも、もう植え替えは済ませているとのこと。確かにウグイスカグラはもう活動を始めているように見えます。

 気持ちは焦りますが、最近ずっと忙しいので、ブログの更新すらままなりません。週末にでもがんばりましょうね。土曜は夕方には仕事から戻れるかな?

 そういえば国風展もあるのですね。今年も仕事でたまたまお知り合いのグリーンクラブの理事さんからチケットをいただいているのです。国風をとるか、植え替えをとるか、その他にもやりたいことはたくさんあるのに、なかなか追いつきません。

 さて、私が東京支部に入会して以来ありえなかった事がおきました。私の例会の記事以外に、春嘉さんbonさんお二人が例会の記事をアップされています。なんだか、絶滅危惧種には変わりないのに、とてもにぎやがに感じれます笑。

 さてさて、いろいろ書いておきたいことはあるのですが、今日はこちらを載せさせていただきますよ。

2011_0218_221331-DSCF6751.JPG

 正面はこちら側になるんでしょうかね。

 先日の例会でazeさんからいただいた樹齢ザックリ40年の黒松。

 「ナイス黒松!」

 そんな声が聞こえてきます。

 bonさんの黒松とブラザーでしょうか。

 普段どれだけ陽気にしていても、自分の死を垣間見た人間というのは、その奥にそれなりの何かを感じさせるものを持っています。感じる人は感じるものなのです。

 この黒松、2,3度地獄を見ていますね。

 ....なんてね。

 小指よりも細い幹ですが、肌がボロボロです。

2011_0218_221507-DSCF6752.JPG

 玄人はボロボロなんて言い方はしませんね。

2011_0218_221650-DSCF6755.JPG

 我が家で最年長の樹となりましたよ。うちに黒松は、あと1本、「渡辺くん」しかいません。新入りで最年長が来て、渡辺くんも態度を決めかねているようです。

 渡辺くん、背伸びしたって始まらないよ。君は君で、いいじゃないか。大丈夫、差別なんてしないから。君はまだまだこれからの樹だけど、つまりは可能性がたくさんあるってことさ。私がT屋さんくらいの年齢になる頃には君も樹齢40年にはなっているんだ。まあ、仲良くやっていこうじゃないか、渡辺くん。

2011_0218_221603-DSCF6754.JPG

 さてこの木ですが、先程の向きだと裏寄りに、間延びした強い枝があります。azeさんとT屋さんともお話しましたが、そうですね、やはりこの強い枝をググッと下へ下げて、力のバランスを変えていくことになるようです。

 また来月、例会へ持って行って、詳しくアドバイスをうかがって来ましょう。

 ささ、この木を飾るのに必要なものを考えないといけませんね。

 おぉぉぉぉ......

 飾るって、考えるとけっこう楽しいものですねぇ。もしかして、たくさんの独身男性独身女性の仲をとりもって結婚させていく世話好きなおば様って、こんな感じのたのしみを味わいながらやっているの?笑。

 「この人には...あの人なんかどうかしら?」

2011_0218_221536-DSCF6753.JPG

 鉢穴には菌糸がいっぱい。元気印です。

 そういえば、bonさんが共生菌についてT屋さんから教わっていましたね。こういった松類だけでなく、マメ科には共生菌として根粒菌がいて、樹が菌に栄養を分けてあげる代わりに菌は空気中の窒素を取り込んで、樹に栄養としてあげたりするんですよね。

 持ちつ持たれつ。人間もみんなで持ちつ持たれつを意識していけば、無駄な争いは減るかも知れませんね笑。まあ、私は持たれっぱなしですが...

 いやいや、azeさん、良いものをありがとうございました。


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気まま

まこっちゃん、おはよう。

私は今回、国風展に行くことが出来ません(金欠)で~ 笑

なので、まこっちゃんのスケッチを期待してたのですが・・・


  黒松・・・・
細いのに凄い!肌ですね!
身長190センチで体重30キロで年齢が103歳の
元気な←「ここが大事!」おじいちゃんみたい(笑)

    「ナイス黒松!」

・・・聞こえたぁ~?
by 気まま (2011-02-19 10:43) 

まこと

気ままさんへ

 気ままさん、こんばんは。
 国風....最終日の明日に買い物と展示をささっと済ますので精一杯っぽいです。
 スケッチする余裕はないでしょう。残念。
 気ままさんは金欠ですか~。
 それはそうでしょう、あんなスゴイ杜松を手に入れたのですから。
 まあ、また鬼になってお店の人をさんざんいじめたのでしょうけど笑。

 気ままさん、鬼!(&ナイス杜松!)

 身長190センチで体重30キロで年齢が103歳...
 ずいぶんヒョロ長なおじさまですね~笑。
 その体型で元気なんて、奇跡といえますよ。
 ちょっと骨(シャリ)が見えちゃってるし笑。

 うんうん、気ままさんからの「ナイス黒松!」、届いていますよ~。
by まこと (2011-02-19 19:02) 

まこと

気ままさんへ

 気ままさん、こんばんは。
 国風....最終日の明日に買い物と展示をささっと済ますので精一杯っぽいです。
 スケッチする余裕はないでしょう。残念。
 気ままさんは金欠ですか~。
 それはそうでしょう、あんなスゴイ杜松を手に入れたのですから。
 まあ、また鬼になってお店の人をさんざんいじめたのでしょうけど笑。

 気ままさん、鬼!(&ナイス杜松!)

 身長190センチで体重30キロで年齢が103歳...
 ずいぶんヒョロ長なおじさまですね~笑。
 その体型で元気なんて、奇跡といえますよ。
 ちょっと骨(シャリ)が見えちゃってるし笑。

 うんうん、気ままさんからの「ナイス黒松!」、届いていますよ~
by まこと (2011-02-20 02:24) 

bon

まことさん、こんばんは。

まことさんの黒松、スラッとした103歳ですね。ふふ。

共生菌、そういうことだったのですね。
窒素を取り込んであげているとは。。。
菌もなかなかやりますね。( ´艸`)

T講師は植え替えの際にもし菌が取れてしまっても
そのままでも、あるいは付けてあげても大丈夫とおっしゃっておられましたが、
それでは例えばこの菌を、まだ菌のついていない黒松やゴヨウマツに
ちょちょっと付けてあげたらどうなのでしょうかね? 共生するかちら。
それともそういうズルっこは無効なんでしょうか??

。。。あ、
これで次のブログエントリーできそうですよ。(笑)
by bon (2011-02-21 00:28) 

まこと

bonさんへ

 bonさん、こんばんは。

 いえいえ、bonさんの黒松こそ、ちょっと腰が曲がってますがスマートで。
 おほほほ。

 マメ科の菌と黒松の菌はまた違いますが、
 植物の根で生きて、
 すごく細い菌糸を松の根が入り込めないようなところまで伸ばすので、
 わずかな水分や養分でも吸収できて、それを松にあげて、
 代わりに光合成でできたものを木から菌がもらって、
 お互いハッピー、めでたしめでたし、ということのようですね。
 だから痩せた土地で生きれるんだとか。

 植え替えた際には白い菌糸をまた戻しておくという方もいますし、
 群さんの本にもそう書いてあったりしますが、
 その効果は私、よくわかりません。
 菌の本体は根っこで生きていて、白いのは菌糸ですので....
 だからT講師はどっちでも良いと言っていたのかもしれませんね。
 ちなみに赤松の共生菌の松茸菌は、
 庭の赤松に松茸菌の胞子をまいても育ってくれないそうです。
 →http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1072&category=mokuji

 また、共生菌側にもいろいろ木の好みがあるそうで、別の樹種の根っこを気に入ってくれるかしら?
 うちの蝦夷松についている菌糸と黒松の菌糸はちょっと違うようですが...
 ちょっとこの辺は私にはなんとも言えないですね。
 試してみるのが一番かと思いますが、
 植え替えはまだ先ですから、今度の教室ででも、
 こそっと聞いてみましょうね。

 そうそう、松柏好きの若き盆栽愛好家、千令さんあたり何か知っていそうですね~。
 今度聞いてみようかしら。

 あと、共生菌について簡単にわかりやすく書いてあるところを選んでみましたよ→http://www.geocities.jp/lodgepo2000/MycorrhizalFungi/Introduction.htm
 
by まこと (2011-02-21 20:33) 

千令

まことさんに呼ばれて飛び出て…
こんばんはbonさん、千令と申します
正直全くお役に立てませんが、一応私の知っている範囲でお答えさせて頂きますね

松類は菌根菌を根に付けていますが、この菌はどうも種類によって
付く樹種が広かったり狭かったりするようなのです
ですから移植した菌が殖えるかどうかは何とも言えない部分があります
マツタケの菌は赤松に付きますが、それの仲間は五葉松にも付くことがあったりするそうです

ただ実生から育てた松でも何故か自然と菌根菌は生えるようになりますから、
そこまで気になさる事もないのではないかと存じます

あ、それからあの菌糸なんですが、良いことばかりのようですが
実はあまり殖えると水通りが悪くなって根腐れの原因になってしまうんです

グミ類やマメ科植物の根のこぶは取らない方が良いんですが、松の菌糸については植替えの際ある程度取り除いてあげた方がいいと思います
(特に赤松、五葉松は根が酸素を欲しがるそうですので)
by 千令 (2011-02-21 21:20) 

まこと

 千令さんへ

 さすが松柏番長千令さん、頼りになります。
 わざわざありがとうございました。
 なんと、五葉松にも松茸の仲間がついたりもするのですか!
 是非食べ比べをしてみたいものです。
 (ちなみに私、松茸って食べたことありません笑)

 そうそう、うちの蝦夷松はとりあえずいまのところすこぶる元気そうなのですが、
 案外菌糸で鉢穴が埋まっているのが逆に良いのかもって思いました笑。
 蝦夷松は沼地に近いようなところが自生地のようで。

 「bonさ~ん!松柏番長さんがいらしてくれたわよ~!」
by まこと (2011-02-21 22:06) 

bon

まことさん、こんばんは。

そして千令さん、こんばんは。bonと申します。
このたびは初心者ハテナ講座にお見えいただき、大変光栄です!
千令さんの豪快かつ繊細な七輪陶芸、
楽しませていただいております。。(* ´艸`*)

お二方の解説で、
共生菌について詳細を知ることができました。
ありがとうございます。感謝感激です。
なるほど、面白いですねえ、共生菌。

あの白いのは菌糸なのですね、根っこについているのなら
多少根っこをカットしても菌は残っているでしょうから
菌糸を戻そうが戻すまいが関係はなさそうですね。
戻すのは保険に近いのかも?(笑)

千令さんのおっしゃるように
実生から育てた松でも自然と菌が生えるのであれば
じりじり待っていてもいいのかもしれません。
どのぐらいで生えてくるのか。。その当たりをリサーチしても
楽しそうですね。

先の例会では、わたし、五葉松の菌糸にコケが生えておることが判明致しまして。(汗)
それはもう水のやりすぎだったようで基本からなっちょりません。
今また赤松、ゴヨウマツの根が酸素を欲しがると伺い、
この段階で再度念押ししていただけてよかったと滝の汗をかいております。

。。少し取り除きましょう。菌糸。(爆)


そう言われてみれば、マツタケは栽培できないと伺ったことがあります。
マツタケを栽培できるようになれば大発見だとか。。。
共生菌研究の片手間に挑戦してみたい気もしますね〜。( ´艸`)
by bon (2011-02-22 01:47) 

まこと

bonさんへ

 菌糸にコケ!これは複雑な生態系を作り上げましたねぇ笑。

 気が付くとbonさんの展示の松に松茸が乗り始め、何故だか羽振りが良くなっていって...

 ちなみに私の知り合いに、菌類を栽培するのが趣味の女性がいましたよ笑。
by まこと (2011-02-22 21:18) 

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