姿を現わせ!
去年の東京支部展で飾った杉の枝に、展示会後しばらくしてからクモの糸のようなものにおが屑状のものがついているのを見付け、オソロシヤ、オソロシヤと、正体の見えぬ相手に殺菌、殺虫で応戦してみたのですがその枝は枯れ、同じ症状が年内にもう1本の枝を枯らしました。
その際も再び殺菌、殺虫をして、もう大丈夫だろうと思っていたのですが、今月に入ってまた1本枝が枯れました。
おぬし、卑怯だぞ。
姿を現わせ!
というわけで、最後の手段。
石灰硫黄合剤(SIG)を喰らわしてやりました。
SIGった姿・・・赤く焼けた葉が白く染まって、あぁ、まるで雪化粧のようです。
風流ですね。
・・・なにかどこかで見たことある色合いだと思っていたら、前記事のヒバリマサキね。
枯れたのは混み合っていた懐の枝ばかりなので、全体的な樹姿はそれほど崩れずにいますが、さてさて、この症状は治まるのでしょうか。
この樹、いただきものの素材を大切に育ててやっとここまで来たのです。
まだ枯らすわけにはいきません。
タグ:杉
2013-01-29 21:36
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コメント
by Sekizuka (2013-01-30 10:47)
糸と大鋸屑の両方を残す単独の虫は珍しいですね。
糸だけならスギノハダニでしょう。
この場合はダニ剤が必要ですね。
大鋸屑が悩ましいところで、普通はカミキリ類を疑いますが、このサイズで入るかなぁ?(もちろん、糸は吐かない)
by Sekizuka (2013-01-30 10:50)
もしかして、マツノゴマダラメイガ?
こいつの糞塊が大鋸屑に見えなくもない、、、、かも。
by Sekizuka (2013-01-30 11:04)
Sekizukaさんへ
Sekizukaさん、お久しぶりです。
調べてみたところ、スギノハダニがかなり怪しいです。
「ルーペで観察すると微細な糸、点状の黒い糞、ごく微小なダニがみられる。」
と書いてあるところがありました。
殺虫も消毒も効かなかったところも合点です。
ダニ本体は1ミリ以下だそうで、姿が見えなくて当然かと・・・
早速ダニ用の薬も使ってみようと思います。
予防を兼ねて、他の杉も。
とても助かりました。
ありがとうございました!
by まこと (2013-01-30 19:10)