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杜松宝5本寄せ

 うちでは、杜松はもっと暖かくなってから植え替えていますが、先日、ちょっと訳ありというのと、あと、誰しも時々あるかと思いますが、どうしても杜松の根が見たいという欲求が抑えられず身もだえ、仕方なく植え直す必要のあった杜松宝の寄せ植えを作業することにしました。

 去年の支部展の自分の売店スペースで杜松宝の3本寄せを飾っておいたのですが、それがたたったのか、その後大切な枝が枯れ込んでしまい、それが、そこが枯れてしまうと台無しの枝だったために植え直しが必要だったのです。

 作業前の写真はありませんので、いきなりアフター、カモン。

2013_0228_233728-DSCF0692.JPG

 3本寄せのほうがスッキリしていたかなぁ・・・ 

 写真写りが平面的になっていますが、実物はもう少し良い感じだと自惚れています。 

 元々は右から1、2、4番目の幹の3本でしたが、右から4番目の、一番左に位置していた樹の左側に伸びていた、左の間を作る枝が枯れてしまい、その樹の代わりの樹をいくつか用意しておいたのですが、いざ試してみるとどれもイマイチ代りにおさまらず、結局その樹を残し、さらに左のスペースに左流れの樹を加え、合計4本寄せになってしまったので、奥行きを作るために右から3本目の樹を鉢奥スレスレに加えたのです。

 ま、わかりにくい説明ですね。

2013_0228_233802-DSCF0693.JPG

 上から見た感じ。

 小さな鉢の5本寄せなので、多少うっとうしさはありますが、これでしばらく様子を見てみます。

 鉢は私が初めて七輪で焼いた時のものですが、深さが1センチもないので、植える際には、まず樹の場所を決めたら指で抑えつつ濡れた糸で鉢ごとくるくる巻いていき、縦、横を決めてから樹がグラつかないのを確認して、糸の隙間から土をすき込んでいって植えています。

 糸は濡れると締まるので、針金でやるよりも自分的にはやりやすいです。

 今回は元から植わっている鉢に樹を2本追加する状況でしたので、新しく樹をおさめる部分だけ土を抜いて作業しました。

 余計な所まで手を付けて新たに枝枯れさせるのを防ぎたかったのです。

 去年植えたものでしたので、少しつついて水で流したら上手くいきました。

 根を狭い鉢におさめるのに、スペースのある一番左の樹はまだ良かったのですが、右から3番目の樹などは鉢奥スレスレで、ほとんど根をおさめるスペースがなかったので、幹回りの根だけ広げて、その先の方はたたんで左の空いたスペースへ流しておさめておきました。

 そんなこんなでどうにか根をあまり切らずに済ませることができました。

 そうそう、根をみたら、もう白根がすこし出ていました。

 どうしても切る必要のあるところは、その白根を残して切りました。

 あとは保護して、いきなり枝が枯れることのないように祈るのみでしょうか?

 杜松宝の素材なんて1ポット500円しませんけど、こうして薄鉢に植えるとそれなりに楽しめるので好きです。

 真っ直ぐ幹の針葉ということで、杉に見立てて飾っても許していただけるのではないでしょうか?

 このまま2年くらい枯らさなければ、少し貫録も出てくると思います。

 土が落ち着くまでは、じっと我慢です・・・

 私が盆栽の展示会まわりを始めたばかりの頃、何に驚いたかって、大きな盆栽の展示会で、よく、どうやって根がおさまっているのか不思議に思うくらい薄い鉢で樹が生きていることでした。

 今、小さな盆栽をたのしんでいますが、小さな盆栽なりにですがその雰囲気を追っているところがあります。

 

                                                


タグ:杜松宝
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