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伝統園芸フェアー

 ここ数日、ひどい腰痛に悩まされています。
 原因はいろいろ考えられますが、よくよく考えれば毎年植え替えの時期は痛みを感じているような。
 植え替えをしていて、そろそろひと休み、などと思うのに、ふと目に止まった鉢が気になってもう一鉢。
 この連続が「野球肘」ならぬ「植え替え腰」という恐ろしい病を生んでしまうのでしょうか。

 さて、先日、伝統園芸フェアーの展示も無事?終わりました。
 何故「?」かというと、搬入の際にちらりと木瓜(紅小町)の花色が少し薄くなっているなと感じてはいたのですが、搬出の際には花がひとつ傷んでいて、他の花もかなり花色が薄くなっている状態になっていたのです。
 帰ってからすぐに花を全て摘んで負担をやわらげておきました。
 花に水がかかるとせっかくのきれいな色の花弁に白いカルキの跡がついてしまうので、この鉢は特に気を付けてどぶ漬けで水をやっていたのですけど、そのどこかで問題があったのか・・・ちょっとわかりません。
 小さな葉芽が開いてきているのは確認できているので枯れることはないと思いますが、しばらくは安静に扱いましょう。

 搬入日は搬入の時間に間に合わせるので精一杯で自分の展示の写真しかとっておらず、搬出の日は少し早目に行ったのですが買い物を楽しんでいるうちに搬出が始まってしまい、自分のも他の方のも写真をとらずに終わってしまい会期中の写真を載せることができませんが、いろいろな方が写真を載せてくださっていたので、そちらで展示写真をご覧になった方も多いと思います。
 皆さんの展示、とても素敵でした。
 思いを込めて飾ったぶん、いくつか見られたトラブルが残念に思えますが、これにこりずにまた皆で飾って、その中でそれを良くしていけたらいいなと思います。

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 私が初めて展示に参加したのが一昨年の支部展になりますが、そこからいろいろ目標を立てて盆栽をたのしんでいます。
 モミジの葉をチリチリにしないで9月の支部展に飾る、とか笑。
 そんな目標のうちのひとつが今回の伝統園芸フェアーで達成できたのは、私にとって、ひとつの喜びです。
 今回、花の咲いた樹を飾ることが初めて叶いました。
 木瓜と富士桜を咲かせて飾ることができたのです。
 富士桜は搬入日は一輪開き始めたばかりでしたが、搬出の時には全ての花が開いていました。

 去年、初めて伝統園芸フェアーに参加した時など、草木の芽吹きでどうにか場をつくろいはしましたが、春らしい姿の樹が足りなくて、結局冬の姿のままのチリメンカズラで数合わせをしていましたし、それを考えれば2回目になる今年、少しは頑張れたのかなと。
 
 それに比べると今回初参加のbonさんもしずかさんも、すごいなと思います。

 今回の展示は私、力まずに、山の春、里の春を飾ってみました。
 奥の杜松と朝霧草の芽吹きで山の春。


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 手前の木瓜と桜と雀の槍の開花で里の春。

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 春が来た 春が来た どこに来た~
 山に来た 里に来た 野にも来た~

 という感じで笑。 

 今回、もちろんまた伝統園芸フェアーに急召集もあり得ると去年からこの時期に飾れそうな樹や草を意識して用意していはしましたが、気負わずに飾ってみて、それはそれで良いものでした。 

 ずっと前からしっかりと準備をして臨む展示も良いですが、その時見頃を迎えた樹をぱぱぱっと揃えて、こんなのどうかしら?などと力まず飾れるのも素敵ですし、ひとつの憧れですね。
 良い飾りをしようという気持ちの中に余計なものがないような。

 まだまだ樹を揃えるだけで精一杯ではあるのですが、今回気負わずに飾れて、自分の愛好家レベルのアップを知らせる音が聞こえた気がしました。

 5点の配置はこんなでした。


2013_0321_145020-DSCF0777.JPG

 もう少し道具は揃えておいたほうが良いのですけど、実際少しずつ増やしているのですけど、まだまだ間に合いません。

 ところで、搬出の際に雀の槍の乗る地板に何故か黄色い粉が落ちていて、
 「誰だよ~こんなところにきな粉を落としたのは!」
 と思いましたが、それは雀の槍の花粉でした。

 案外たくさん出すものです。

 ・・・・・・・・・・・・・・

 搬出日、片付けが済んだ後に一木一草話へ行きましたが、10個納品した私の鉢が、もう残り3つになっていました。
 嬉しいような、淋しいような、複雑な乙女心。
 趣味者の鉢は、自分で使いたいと思って作るからいいのよと、女将がそう言っていました。

 いつかどこかの展示会ででも、再会できる日が来ることをたのしみにします。

 欲しい人はいるからもっと作っておいて、と言ってくれましたので、また時間を作って頑張ってみますが、とりあえずは、遅れた植え替えをできるところまで進めておくのが先です。
 自分で混乱しないように、盆栽の半歩後ろで鉢作り、と意識しています。


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