aze性のイワシデのその後
以前、azeさんから、自ら実生して古くなり幹ももうすっかり白いイワシデをいただきました。
そして、私の樹のサイズには大きいということで、取り木するなりして作り直すという指令も!
これだけ幹が白くなるほど古いとさすがにいきなりザックリと刃物を入れるのはためらいがあり、まずは小物から手を付けていきましたが、やはりイワシデはなかなか全てがうまい具合に発根してくれはしませんでした。
それで今年、ついに大トロの部分に着手。
少し太さのある部分数か所になりましたが、今までの感じから、うちではイワシデは取り木よりも挿し木のほうが発根の調子が良いので、挿し木でいくことに決めました。
記録によると、5月29日に、切り離して水に漬けておくことなくすぐに、そして普段は発根剤は使いませんが、この時は用心して発根剤を付けて挿したようです。
あと、葉の数も調整しました。
まこと君も自分なりにいろいろ考えたようです。
その後、7月21日には発根を確認できました。
少し枝を追い込めたらもっと良い樹になるはずです。
他にも2本挿しましたが、まだなんとも言えない感じです・・・シャキッとしろ!
そして残ったのが、幹の途中からぶった切られて何もなくなった親木・・・
きれいな白い幹をそのまま捨てる気にもなれず、毎日潅水です。
ん?
芽が3つ吹いてきました笑。
せっかくなので、10年くらいかけて三幹を作って、また挿すなり取るなりしてみようかしら。
昔薪を取るために作られたコナラの林には、株立ちの樹が多いそうです。
薪を取るために元から切られた切り株から芽が吹き、時代と共にもう薪は必要なくなり、そのまま放置され、株立ちになったそうです。
さあ、先の長いプランができましたよ。
まこと先輩
ついにやりましたね!
只、古いだけのしょうもない樹が
名伯楽の手にかかって
新たな命を授かり、明日の名品としての
第一歩を踏み出したことは大変
喜ばしい限りです。
因みに、この木の生立ちは、
昭和53年2月号の朝鮮ソロ特集でその存在を
知り、その年2月の国風展第二会場で売られていた種を
3月に播種したもので、35年を経ております。
by aze (2013-08-24 21:31)
azeさんへ
う、うへぇ~
ということはazeさん、私はazeさんが30年以上水やりをしてきた樹を2年で切り刻んでしまったわけですね・・・
恐ろしいことをしたことに今気付きました・・・ははは・・・
おそらくこの先、35年経った幹を切って挿し木するなんてことはもうないと思いますよ笑。
写真の樹は確か、挿したままの姿ですので深く植え付けてあって、下の方はさらに太く、コケ順もしっかりしていますし、曲も良い感じのところだったはずです。
こうなったら意地でも名品にまで持ち込んでみようではありませんか。
いずれ東福寺にでも入れて笑。
それにしても、ああ、作業する前に聞かないでよかったです・・・笑。
おお怖っ!ブルブル・・・
by まこと (2013-08-24 22:33)