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ぱなしっ子

 今日は東京支部の例会でした。

 夕方になって、若手?でお茶会を始めた頃からなんだか体調がおかしいです。

 どこかで風邪をもらったみたいです。

 さてさて、今日の教室の中で講師が、

 挿し木して発根した樹は次の年にでも一度根を処理しておかないといけない、というお話しがありました。

 太くなってしまう前に切り詰めて、そこから再び細根を出させ、良い根張りの基本を作っておく作業をやらないと、いずれ夜更けの盆栽棚に悲しいブルースが響くのだよ・・・

 講師はそう言って、遠く窓の外を見ながら悲しいメロディーの口笛を吹きました。(←フィクション)

 そんなことから、家に帰ってから、去年に挿してそのままにしていたモミジがふと気になってしまいました。

 以前から、良い樹になりそうだと気にはしていたのですが、ついつい後回しでした。

 いろいろたくさん挿していると、気になりつつもついついそのままにしてしまうものが出てしまいます。

 でも、それをやっているとなかなか盆栽になってくれないんですよね・・・

 挿しっ放し、取りっ放し、まきっ放しで良くなった試しがありません。

 数ばかりが増えてどんどん手をかけられなくなるだけです。 

 風邪を持ち帰って体がだるかったのですが、植え替えてしまいました。

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 挿してあったポットに「葉良」とマジックで書いていただけあって、良い感じです。

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 発根の感じもなかなかでした。

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 幹も枝も節が詰まっているところを選んで挿してあります。

 節が詰まっていると芽ツボが多くなるばかりか、自然と優しい曲がつくのです。

 今回は、まだ根がしっかりしていないので少し深目に植えておきましたが、今年1年育てて、来年には根を少し地上に出せるくらいになっていて欲しいです。

 地上部は地上部で、今年を間延びさせずに育て、おそらくどこかのタイミングで芯を立て替えると思います。

 まだ挿しっ放しのモミジがいくつかあるはずです。

 出来る限りで植え替えておこうと思います。

 ところで、今日の例会では、私には大き過ぎたり、放置してしまっていたりの樹や草を、新人さんを中心に、欲しい方に引き取っていただきました。

 中には、私が東京支部の会員になる前の見学期間に初めて参加させていただいた遠足で買って帰った思い出の樹を、会の大先輩から譲っていただいたこれまた思い出の鉢に入れたものもありまして・・・幹もけっこう古くなっていたのですが、いつの間にか私には大き過ぎる樹になっていました。

 小さく作り直そうとすると、古くなった幹の元の部分は使えなくなってしまう感じの、先のほうで作り直さざるを得ない樹でしたので、それだったらその大きさが丁度良い人にあげた方が良いと、手放すことにしました。

 これもT屋さんの影響かも・・・?

 とりあえず、これで棚の置き場が少し空きましたので、少し余裕をもって樹が置けます。

 毎年増やしてしまうのですから、なるべく定期的に手放すべきだと思いますが、喜んでもらっていただくためには、もっと良い樹を手放せるくらいに上手にならないといけませんね。

 しかしだ、まことよ。

 来週は支部の遠足。

 来月は盆栽祭。

 ・・・その空いたスペースを埋めずに過ごせるのか?? 

 

              


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