花か葉っぱの別れ道 ~富士桜
やっとすこし晴れ間が見れました。最近はずっと空がどんよりしていたので、短い晴れ間を妙にまぶしく感じました。
来月7月あたりから多くの樹木で花芽分化が始まります。私も盆栽をはじめるまで知りませんでしたが、来年の春咲く花は、なにも来年急にできるわけでなく、前の年の夏頃には作られ始めているんだそうです。もっというと、来年のための「芽」が作られ始め、その中のいくつかが花を咲かせる芽、花芽に、それ以外が葉っぱを広げる芽、葉芽になるんだそうです。なので、夏以降に枝を切ると、見た目ではまだわからない花芽を知らずに切ってしまい、来年の春、花が少なくなってしまう、ということになるそうです。
うちのフジザクラはまだ花をつけたところを見たことありませんが、ちょうど枝が徒長していたので、今のうちに切っておきます。
そして今の時期は、挿し木の成功率が良い時でもあるので、切った枝は捨てずに挿し木です。
今回は4節で挿し穂を作ってみました。一番下の節あたりで斜めにスパッと切ってあります。Vの字に切った方が良いらしいですが、今回は1面だけの切断面です。下から1、2番目の節は葉っぱを取ってしまいます。3,4節目は葉っぱを半分残しで試してみます。
バスタブに浸かっているような絵です。このまま数時間、水を吸わせておいて、1ミリの赤玉土にしっかり挿しておきました。
不思議です・・・枝を切るたびに木が増えていくのです。
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