ヒメシャラを寄せてあげる
以前、日本小品盆栽協会東京支部の支部長が、自分としては好きな木なんだけれどもなかなか育ってくれない、どうしても枯らせてしまう樹種があったりする、とおっしゃっていましたが、私にとってみると、その樹種はヒメシャラかも知れません。木を枯らすことはほとんどありませんが、ヒメシャラだけは毎年1,2本ダメにしてしまいます。原因として、環境や、管理のクセがあるのでしょうか。
支部長は、そういった樹種は持つのをあきらめる、と言っているのですが、私はまだあきらめるには早過ぎる歴なので、去年もセコセコと、どこから持ってきたのかまだ1年目くらいの苗を集めてきました。
あきらめないといっても、自信がつくまでは2~3才のものまでしかうちには持ち込みません。だから、これくらいのものを長く育てていくことに主眼をおくことにしました。
そしてさらに、寄せ植え狙いと決めています。理由はといえば、ズバリ、楽そうだからです。さらに、チョンチョン摘むくらいで10年くらい地味にやっていけば、それなりの雰囲気がでてくるかな、と甘く考えてたりしています。いえいえ、しかし本当は、小品でヒメシャラを考えると、寄せ植えが一番合っていると思うからです(先日とあるお店で楕円に1本の細幹の素敵なヒメシャラを欲しがってじっと見ていた私を考えると、これも言い訳でしょう)。
とりあえず根っこの芯を詰めて、薄めの鉢におさまるようにして、9本のうち7本で作ってみました。
ヒモで見苦しいですが、しばらくの我慢です。あとは簡単、このまま10年、20年、待つだけのことです。じつに簡単です。
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