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柑橘の夏、日本の夏。

 こちらは夜から雨が降って、涼しくなりました。

 夏といえば柑橘。日本人の8割がたはそう思うことでしょう。

 うちの柑橘にアゲハの卵が産みつけられたり、それが幼虫になっていたりすると投げ込まれる、アゲハの王国、アゲハランドには、カゴ一杯に、ダイダイと、ポンカンの実生苗があります。

 ダイダイは、実生してわかったのですが、葉っぱが大きめで、葉柄に付く小さな葉(翼葉)も大きいので、ちょっとブサイク。しかし、ポンカンはというと、翼葉がほとんどなく、スマートな葉っぱ。なかなか可愛らしいのです。

2010_0725_135604-DSCF4823.JPG

 ちょっと写真がボケちゃいましたが、アゲハの幼虫に葉刈りされ、葉がまた生えそろってきました。毎年葉っぱを食べられるせいか、節間が良い感じに詰まっています。この株はやさしい感じになりそうなので、針金を掛けておきました。

 本来はもう少し葉も大きくなるのだと思いますが、うちのポンカンは、私の威厳に委縮して、あまり大きくなりません。

2010_0725_135757-DSCF4824.JPG

 可愛いヤツです。

 この大きさのまま実を付けさせようなんて無謀なことを夢見たりはしませんが、良さげな木は、ちょっと形を整えていきましょうか。

 と言っても、残念ながら、アゲハの餌になる役目は変わらないのですが。大丈夫。葉を食べられても枯れはしません。

 と、ふとキンカンの鉢植えに私は何かを感じ取りました。

2010_0725_171603-DSCF4832.JPG

 ただの実生キンカンの鉢植えです。確か5年程前にタネをまいたものです。まだ盆栽に興味を持つ前です。

 2年前に1個だけ実をつけました。柑橘で最も開花の早いマメキンカン(キンズ)で実生後2年で開花とか。実生3年程で実を付けるのは早過ぎる気がしました。

 柑橘類には幼樹開花というものがあるそうで、実生1年生苗が開花することもあるようで、もっとも幼樹開花のあとはその後10年は開花しないのが普通だとか。

 うちで1個だけ実をつけたのもまあ、そのへんの関係かなと、思っていました。

 そして去年は花を咲かせませんでした。

 しかし...今年はなんだかたくさん咲くような予感がするのです。私の思い違いでしょうか。何だか感じるのです。キンカンの魂の叫びを。私のハートにジンジン響いてくるのです。

 あまり大きなことを言って咲かなかったら恥ずかしいのですが、うーん、やはり何だか感じてしまうんです。

 この予感が当たりかはずれか、夏の終わりにはわかることでしょう。


タグ:柑橘
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りん

こんばんは、まことさん。

ぽんかんの木、葉っぱもこじんまりとしてかわいらしいですね。
ぽんかん見かけたら買っちゃう事にしました。(*^。^*)

1W位前に「レモン」の種をまいたのですが、今日灌水の時チラリズムで、
かわいらしい根っこがニョッキリ顔をのぞかせているのを目撃してしまいました。

陽気のせいでしょうか?
超早い発芽です。

まことさんもレモン(らしきもの)の実生、持ってましたよね?
レモン(らしきもの)7年生クンは、どげな感じでしょうか?

名人から見て、盆栽には仕立てやすい感じでしょうか?
by りん (2010-07-28 01:07) 

まこと

りんさんへ


 名人である。うむ。


 私は柑橘類のタネを、ほとんどすべて湿らせたテッシュの上で発芽させましたよ。

 容器に湿らせたティッシュを厚めに敷いて、タネを置き、ラップなどでフタをしました。雑菌が入らないようにしてカビに気をつけて管理すれば、まだかな?まだかな?と土を掘り返さなくても、じっくりと発芽の様子を見ることができます笑。
 

 温かくしておくと冬でも芽を出しますね。20度前後あれば、1週間程度で発芽するそうです。


 ええとですねぇ、うちのレモン(らしきもの)は、大きな「鉢植え」として直幹で生きてもらっています。実を付けさせるのが目標です笑。
 見る限りでは、盆栽として木を作るには仕立てにくい感じですねぇ。葉っぱも大きいですし。
 

 それでも、あまり鉢の中をジメジメさせておかなければとりあえず元気ですよ。

 挿し木したものを見た感じでは、小さな鉢に植えると節も多少詰まるようですので、りんさん、どうでしょう、試してみては?盆栽に仕立てにくい木でも計算なしに楽しくやれるのが私達初心者の特権ですからね。


 ここが見どころ!みたいなものがないので(それでも毎年の芽出しの姿は嬉しくてほんわりします)、逆に好きなように作っていって楽しんだらどうでしょうか?
 いずれ近いうちに、「レモン盆栽といえばりんさん」と言われるようになるんですね。なかには「レモりんさん」って呼ぶ人も出てくるんですね。


 私はと言うと、うちのレモン(らしきもの)には挿し木、取り木、接ぎ木と、当時本で覚えたての技術をひと通り試させてもらいました。いうならば、うちのレモン(らしきもの)は私の師匠です。

 私くらいの名人(らしきもの)になると、先生は人ではなく木になってしまうんですね。わかりますか?私はとんでもなく名人(らしきもの)ですよ。



 ちなみに、レモンもそうかもしれませんが、ポンカンも、ひとつのタネからふたつの芽ができたりするんですよ!
  
by まこと (2010-07-28 08:51) 

りん

レモりんさん
何て素敵な響きでしょう。

背中がゾクゾクしました^m^

そうですね。
まこと名人の仰るように好きな様に出来るのは初心者の特権。

たっぷり、レモン盆栽を楽しむと致しましょう。

レモりんさん
おお~、ゾクゾク(#^.^#)
by りん (2010-07-28 19:29) 

まこと

レモりんさんへ

 本当に面白い方ですねぇ。笑ってしまいました。

 NHK出版が出している、

「趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 柑橘類」。

 園芸の本ですが、いろいろな柑橘類がのっていて、
面白い本ですよ。

 名人の修行時代の愛読書です。


by まこと (2010-07-28 20:19) 

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