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扇鉢の時代が来ました。

 昨日、用事で東京までいらした気ままさんとお会い出来て元気になった私は、ひと月程作りかけで放置しておいた扇形の鉢を削り上げる気になりました。

 もともとこの鉢は九霞園さんのブログに載っていた明治の古い園芸書のイラストを見て、おもしろそうに思い、そのうちに作ってみようと考えたのですね。

 しかしながらお手本を見たこともないですから、自分なりに足の位置と形をどうするか考え始めたら、手が止まってしまい、そのあとはラップにくるんだまま、放置プレイです。

 当時はここまでやっていたのですね。

2010_1026_002906-DSCF5609.JPG

 それで結局前面両脇の足を落として、残った4つの足が、角張りつつも小さくなるように段を付けて削ってみました。

2010_1128_174429-DSCF6036.JPG

 するとこうなったわけですね。あとは最後の細かい削りを済ませて、終了~。

2010_1128_174213-DSCF6033.JPG

 横5.5センチ、高さが足を入れて1.3センチね。 

 中心に集まった前面の足が心細げで、なんだか放っておけない気分になってしまいます。別にすごく好きってわけではないのに、なんだか放っておけないあの感じです。

2010_1128_174237-DSCF6034.JPG

 内側。内縁がなかったので削り直し、ちゃんと内縁をつけてあげましたよ。

2010_1128_174505-DSCF6037.JPG

 足の形も、とりあえずこんな感じでいいバランスなのではないでしょうか?

 一番の問題は、何を植えるかですねぇ。

 イラストでは黒松が植わってましたね。めでたい松にめでたそうな扇。そうですね~、でもこの鉢は釉鉢になりますからね~、うぅ~ん....

 イチョウ笑?

 鉢の形を見ていたらイチョウの葉っぱに見えてきました笑。それではいけませんね。黄色いイチョウ形の鉢にイチョウの黄葉....あ~うっとうしい。どれだけお前はイチョウなんだと突っ込まれてしまいます。

 やはり、細い幹が1、2、3本くらいのちょっとノッポな雑木でしょうかね。あ、梅?う~ん、それはめでたそうですね。でも細い幹の梅はうちにはありませんね。

 こうやって、決まらないながらも焼き上がりをイメージしてあれやこれや考えるのが楽しかったりします。そうやって私が楽しそうにしていると、こころなしか、鉢まで笑っているように見えてくるから不思議です。

2010_1128_175713-DSCF6038.JPG

 「テヘッ!」

 


タグ:鉢作り
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気まま

まこっちゃん
先日はありがとうございました!

ただいま家に帰りましたよ~疲れたぁ~笑

お会い出来て本当によかったです。
(私の想像していた感じと違っていたけどね)笑
まこっちゃんの笑顔から人間性がすごく伝わってきましたよ。

それと鉢も実際に目で見れ、触ることが出来てよかったです。
画像では伝わらない、何かを感じることが出来ました。笑

またいつの日か、お会い出来る日を楽しみにしていますね。
by 気まま (2010-11-29 23:55) 

まこと

気ままさんへ

 おかえりなさーい。
 けっこう疲れたのではないですか?

 イメージと実際の姿と違うのはみんな同じですから笑。
 私も気ままさんがあんなに2枚目だとは思わなかったですよ!笑。

 今日、いただいた真柏をブラシでしっかり掃除しておきましたよ。
 うちに来たからには、数十年後には名品の仲間入りですね。

 気ままさんの姿勢に、私もがんばらなきゃと思いました。
 私もまずは早起きを心がけますよ。

 またお会いしましょう!

(お返しの鉢、必ずお作りしますからね) 
by まこと (2010-11-30 20:14) 

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