SSブログ

渡辺くんは生きている

 先日みさきさんから、壱興さんからの「わたなべ君は元気にしているか?」とのメッセージをいただき、今回はそのわたなべ君にまつわるお話を。

 ちなみにわたなべ君というのは去年の秋雅展でみさきさんと壱興さんにお会いした際、壱興さんと一緒の所で買った壱興さんとの兄弟黒松のこと。

 丁度先日の東京支部の11月の例会にそのわたなべ君も持って行き、講師に見ていただいたところです。

 持って行った理由としましては、何分まだ慣れない黒松という樹種ですので、今年1年の管理がうまく出来ているか、健康か、というところと、これからの方針のご相談。

 去年の姿↓

2010_1107_151747-DSCF5845.JPG

 今年の姿↓

2011_1203_173713-DSCF4442.JPG

 葉すかしが終わって枝がよく見えるようになった以外、去年の姿と比べてもたいして変わったように見えませんが、芽切りしたので芽の数はたくさんあります。

2011_1203_173811-DSCF4444.JPG

 講師からそこはOKがでました笑。

 とりあえず元気ということでしょう。

 そうして今後の方針ですが、私としてはふたつの考えがあって、そこでちょっと迷っていたのです。

 芽が吹いて、枝もそれなりに出来そうだったので、上の方の枝で芯を作る方向と、思い切って丈を抑えて一の枝で作っていく方向。

 どうしたものかなあ、と。

 すると講師は一の枝で芯を立て替える前に、上の方の枝を芯に立て替えて作っていくことを勧めてくれました。

 「一の枝作りというのは一番最後。もうこれ、デカくなっちゃって飽きた、という時に」

 なるほどなぁ。

 私はそんな先のことまで考えれていませんでした。

 それでも樹は大きくなっていくのですし、そしてまた相手が黒松ともなりますと長い付き合いになるはず・・・枯らさなければね笑。

 今から一の枝で作ってしまったら、それが大きくなったら次の手がなくなってしまいかねない、ということのようです。

 ついつい樹を小さくしたがる気持ちを、私よりも全然小さな盆栽を楽しむ講師にたしなめられる・・・ちょっと面白いです。

 でもこれは、大きな樹もやりつつも小さな樹に行き着いた講師の言葉。

 普通な感じで記事を書いてはいますが、実は私のソウルにこのことは深く突き刺さったのです。

 恥ずかしながら、私の感覚には全くなかった考えでした。

 渡辺くんは生きている。

 私はこの先、まだ若い渡辺くんとは長い付き合いになるはずですので、それなりのたのしみ方をしてあげないといけません。

 これは、知識ではなく、経験を学んだ、ということでしょう。

 そしていずれは私がそれを実際に経験するのです。

 さてさて、ということでうちの渡辺くんはすこぶる元気そうなのですが、先日お会いした人間のほうの渡辺君はすこぶる弱ってげっそりしていまいた。

 少しは休まれてお元気になられましたでしょうか。

 みさきさん、春になったら油粕でも与えてくださいませ。


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 4

盆栽少年

渡辺くん、小さい鉢に植わりましたね。

僕も前、大宮の某S園で、
似たような渡辺くんみたいな
黒松を2000で買わされてしまいましたよ。。
もうあの園では、買おうとは思いませんね。
でもこれ以上言うと、消されそうなので、
ここまでです。

ぼったくりには気を付けないと。
ってうわああああああああああ!!
by 盆栽少年 (2011-12-06 19:04) 

みさき

あっ懐かしの渡辺くんだ^^

まことさん こんばんは

登場、催促しちゃいましたね

渡辺くん元気じゃないですか
うちの近所の渡辺くんと一緒で
名前が名前なだけにあんまりぶくぶく太るのは
得意じゃないみたいだけど^^

おだてると張り切る傾向ありかもよ
愛知の「まこっちゃん」後からアップしま~す^^

それからついででなんですが
前記事でご紹介の鉢私とてもお気に入りですよ
バランスばっちりだし銅のふくらみ加減がいいです
この形の丸みを削るのって難しいですよね
あといっちょまえの水切りが憎いじゃないですか^^

ミニで雲足長方とくると確かに木を選ぶけど
(使い難いとは言いたくない)
でも作る側にはそこにロマンもあるような・・・・・
だからたとえ嫌われもので私は作るよ(笑)
でも心細いからまことさんも作ってね(爆)

もうひとつついでに・・・
気ままさん イケメンでした それも「超」がつく^^
by みさき (2011-12-06 21:19) 

まこと

盆栽少年さんへ

 盆栽少年さん、こんばんは。

 私が盆栽少年さんの年の頃は本が大好きでした。
 おこずかいなんてたいしてもらえず、月に1冊、500円くらいの文庫本を買ってもらうのがとても楽しみでした。
 何度も読み返しましたよ笑。
 
 あと、ずっと欲しかった3000円ちょっとの画集・・・
 私のおこずかいでは高くてとても手が出せませんでしたが、やっと手にした時は本当に嬉しかったです。
 表紙が破れて売られていましたが、とにかく欲しくて引き返せず、そのまま買った時の気持ちをまだ覚えています。

 ま、昔の話です笑。
by まこと (2011-12-07 20:22) 

まこと

みさきさんへ

 みさきさん、こんばんは。
 もう、みさきさんから催促されるのには慣れっこですよ~!
 ふふふ笑。

 うちのはあまり太ってはいないようで。
 鉢も小さくしてしまいましたし笑。
 壱興さんと同じスリム・ダンディーを目指します・・・

 やっぱりロマンですネ笑。
 また気が向いた時には雲足、作りますよ。
 「また変な鉢を作って・・・」
 と言われながら笑。

 心細い時は私の名前を呼んでみて下さい。
 (何も起こりませんけど笑)

 気ままさんは二枚目NO.1で、私が二枚目NO.2ですね。
 ということは、みさきさんはもうNO.1とNO.2に声をかけられた訳で・・・
 みさきさんは幸せだなぁ!
by まこと (2011-12-07 20:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。