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紅葉の終わり

 日に日に紅葉も進み、雨風の後には棚にもたくさんの落ち葉が。黄葉するイチョウなども、先週まではまだ葉の黄色に艶がありましたが、先日の北風で、もうシワっぽくなって、触ると落ちます。

 この数日で短い秋もぐっと終わりに近付き、棚の木々は着々と冬の準備、ということでしょうか。

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 11月の始まりの朝、紫色に色付いたアケビの葉が朝日に透けて輝いて、とてもきれいでした。たいした樹ではありませんが、その美しい瞬間を見付けることができました。

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 イワシデは、色付きの調子が良いと、鮮やかな黄色に薄っすらと紅がさします。今年はまさにそうなり、艶のある、とても美しい黄葉を見せてもらえましたが、残念、写真にはその感じが全然撮れませんでした。


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 やまこうばし。この樹に関しては正直、よくわからんのです。うちでは挿し木も取り木もうまくいったことがないのに、人によっては良く付くとか。

 それはいいとして、今年はきれいに赤く色付きました。そしてあっという間にくすんだ色に笑。

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 宮様楓。東京支部の親睦会でやまあいさんに行った時に、20センチ位あったポット苗を買い、切り詰めて芽を吹かし直しました。葉が大きくなってしまいましたが、もうしばらくこれくらいの大きさの鉢で管理すれば、再び小さくなると思います。

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 真っ赤です。


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 吊り花の実生の真っ赤な紅葉。まだ3~4年くらいのものかと思います。うちにはいくつかの吊り花の実生がありますが、どれもまだ花は咲きません。

 もっと盆栽として活躍してくれる樹種は他にあるかと思いますが、何か吊り花には惹かれるところがあります。野趣と、可憐さ、でしょうか。しかし展示会の売店にもそうそう並ぶものでもありません。あっても私には大きいもの。

 そうなってくると私の手は自然とタネを探します。タネからやるとわかることもけっこうあります。

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 こちらはムラサキマユミの実。形はほぼ吊り花と変わらないようです。

 初めての樹種でよくわからないので、来年、まずは挿し木と実生から始めてみます。


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 いただいた山蔦。ツルをいただいて、挿し木から始めるつもりが、忙しさにそのまま放置してしまっています。蔦の紅葉の安定感はピカイチ。早くから色付き、まあまあ長持ち。秋だけでなく、冬は寒樹、春の芽出し、ツルを垂らして夏飾り。これだけ良い顔されると詐欺かと疑ってしまいそうですが、ツルはあってもサギではありません。あ、うまいこと言って本当にすみません。時々出てしまう故郷の訛りみたいなものなのです。


 そんな感じで、秋も終盤。しっかり味わいたいものです。


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