紅千鳥モミジの取り木
うちの紅千鳥は、地上部こそ間延びしたところもなく、作っていくのがとても楽しそうな姿なのですが、足元が、挿して1本だけ生えた根が太っただけのような根細加減で、ここをどうにかしない限りは絶対に良い樹にはならないものでした。
2012年春の姿↓。
なので、思い切ってこの春、取り木してみました。
貴重な素材なのでドキドキでしたが、そのまま持っていたって良くはなりませんから、こんな時は覚悟を決めて、やるしかありません。
景気づけに一杯呑んで、皮をひんむいてやりました。
それから2カ月くらい経ちましたでしょうか、最近は2番芽も吹き出し、胴吹きもチラホラで、もしかして、そろそろかなと思い、今日、中を見て見ました。
結果はグレイトでした。
プラスチックのポットに底の方を切り落したビニールポットをはめ込んで縁の高さを上げ、そこに土を流し込み、乾きを防ぐためにその上にミズゴケを載せておきましたが、根は八方を通り越して16方に張っています。
パーフェクトです。
このまま鉢に入れたいところでしたが、せっかく出た根が元から折れてしまったら今晩はヤケ酒になりますし、なにより適当な色どころか適当な形の鉢すらなかったので、今は我慢と再びプラポットに入れました。
反対側。
立たせれば模様木、双幹風、寝かせれば吹き流し風にできるフレキシブルなツリーです。
どう植え付けておくか迷いましたが、とりあえず寝かして足元の枝を大切に育てることにしました。
そして、切り離して水の吸い上げが追いつかなくなるとかわいそうですので、不要な芽を切り、葉の大きさと数を見て、減らせるところは葉を減らしておきました。
反対側。
枯らさなければ、この樹は絶対良くなる気がします。
あちこちから芽吹いています。
来年までに丁度良い鉢を用意しておかなくては。