大宮盆栽祭 2013
ワッショ~イ!!
5月3日、大宮の盆栽祭に行ってきました。
お昼ご飯は東京支部メンバーで一緒に。
いろいろあって、若さ?という名の元にお刺身とウナギライスをおかわりできました。
買い物をたのしみながら3軒ほど盆栽園さんを見させていただきましたが、最後に寄らせていただいた九霞園さんがとても素敵でした。
是非また行きたいなぁ。
九霞園さんでM島さんがハサミの相談をするのに便乗して、これも記念にと、山ほど買おうとしていた東福寺を我慢して、私もハサミを注文してしまいました。
今まで使っていたのは、盆栽を始めた時から使っているホームセンターで買ったハサミでしたが、このままそれを使っていたら良いハサミに変えるタイミングを失いそうで、以前からそれを気にしていたのです。
だって、いつも私は東京支部の例会の教室の内容をレコーダに録音して聞き直しているのですが、いつも講師のハサミの音が、良い音をしていて、とても心地良いのです。
うちのハサミときたら、
「スチャッ!」
なんて、人を小馬鹿にしたような音しかしません。
自分の才能が輝きと共によりいっそう深みを増し、盆栽の腕も格段に伸びた今、丁度良いタイミングでした。
帰りは残った新人だけで喫茶店に寄って帰ったのですが、みんな疲れてちょっとおかしくなっていたのか、いい年して濃いくちクリームソーダとか、カルピスフロートだとか頼んでいて、横にいてとても恥ずかしかったです。
というわけで、こんなのを持ち帰ってみました。
まずは、みんな大好き五葉松。
取り木で株立ち状になっている様子。
私の記憶が正しければ、これを買ったお店で数年前、私は自身初めての五葉松を買いました。
その五葉松は形にならないまま成長しましたが、その樹からは言ってみれば、五葉松の生理や、日常の管理の仕方を教わった気がします。
季節ごとの細かい作業を教わったところで、置き場や水加減は育てる人の場所や季節でかなり変わるでしょうし、細かい作業以前にある程度元気がなかったらそれもままなりませんし、それを考えると、姿としては全然良くならなかった初五葉との数年間も、私にとっては必要な年月だったのでしょう。
反対側。
上から。
株元をアップで。
薄い鉢に入っているので下に根が伸びていることはないようですが、横には太めの根が伸びているのが見えます。
五葉松の第一関門は、思い切って根を切れない五葉松を小さな鉢に根をおさめること。
楕円の薄い鉢に入っていますが、底穴が中央にひとつで水がたまりやすそうなのと、もっと根の状態を把握したいという欲望とで、鉢替えをしたくて悶々としています。
これと、あと小鉢をひとつだけ持ち帰りました。
落款はなくて、店主さんも誰の鉢だかわからなかった、絶対に樹が抜けなくなりそうな鉢。
でも雰囲気が素敵で、古さもあったので、良い買い物をしたと思います。
雑に感じさせないほどの手の跡があって、丁寧過ぎない丁寧さ。
その加減が良い感じ。
楽しい一日でしたが、今朝目覚めてみると、体が予想以上にミシミシいっていました。
ま、38年この体で自分の魂を持ち込んでますし、仕方ないかな?