azeっち実生の五葉松
いつ頃か記録になく思い出せませんが、以前azeっちからいただいた懸崖五葉松。
去年1年で急激に幹が古くなった気がします。
立ち上がりの一曲後が真っ直ぐで気になり、もう幹の半分くらいまでは固くなって曲がりませんが、太い針金で無理してみたり、でもあとで、無理矢理曲げた感が気持ち悪くなって直したり、ちょっと苦労をかけました。
そんな状態に嫌気がさしていたので、一度頭をリセットして、この樹について考えてみました。
まず、弱点として、横から見ると少し根細気味になっていること。
それを隠すために上の写真よりももう少し左から見るように正面をとろうとして、そのために太い針金で無理矢理頭を振り返らせるように曲げたりしましたが、その無理矢理感が嫌でやめました。
あと、枝の胴吹きを期待していたのですが、この樹はそのつもりはないみたいです。
なので、スカスカの感じで見せる樹にすることを考えることにしてみました。
とりあえず、入っている東福寺から抜いて、根を見て・・・
こんな感じからまた始めてみましょう。
根を少し出したら根細も気にならない程度になりましたし、こんな樹形でいけば、枝が少なくとも雰囲気は出るのではないかと・・・?
左の枝が、今まで上を向いていた枝ですので、他の枝に比べて若干勢いが強いです。
今後の様子を見ましょう。
立ち上がりの幹はすっかり大人びてきました。
とにかく古さで見せれるよう、枯らさないで、しかもうちで一番日当たりの良い、うちでは貴重な一日中日が当たる場所を提供です。
鉢は自作の朱泥木瓜(チームB)。
なんか・・・せっかく鉢を作っているのに、うちにあるのはチームBばっかし。
とボヤきつつ、根を切らなかったとはいえ土も新しくなり、枯らしてしまわないようにミズゴケをのせて、ネットで包んでおきました。
azeっちが実生したこの五葉松の未来は私の手にかかっているのです。
がんばり松。
八房五葉の実生苗
しばらく前に、以前azeさんと一緒に某盆栽園で買った五葉松を、大きなビニールポットから小さな鉢へと植え替えておきました。
私とazeさんは、「面白そうな実生五葉松苗」仲間。
たしかこの樹は、とある八房の五葉松の親木からの実生で、園主さんからは、まだ品種の名前がついていないから名前を付けてもいいよ、と言われたような。
根張りはボチボチ。
鉢はとりあえず自作の朱泥へ。
しずかさんに頼まれ深めの正方を作ったのですが、焼いたら歪んでしまい、自分使いとなったチームB。
少なくとも今の段階ではチームBだろうとなんだろうと、小さな鉢におさめておくという事に意味があります。
幼いのに短くまっすぐな葉が、将来を期待させます。
五葉松って、やっぱり良いですね。
枯らさないように、枯らさないように。