日本小品盆栽協会 本部主催の交換会でフランス人に道を尋ねられる
昨日の夜は頭痛で何度か目を覚まし、朝も頭痛で起きられませんでしたが、今日は日本小品盆栽協会の本部主催の交換会。
家で休むのはちょっと口惜しかったですし、私は本部の交換会の時は毎回最後の会計の係の女将を横で手伝っていまして、今回も事前に約束していましたので、この霊的なボランティアを休むことは私のソウル、つまり魂が許してくれず、家で、
「盆栽最高~!!」
と叫びながら台所の皿を数枚壁に叩きつけて割って、テンションをあげてから出発しました。
ちなみに私は、小学生の時に、落ちる人などいないそろばん9級の試験に落ちて、さんざんまわりに馬鹿にされたという過去を持つほど計算は苦手ですし嫌いですが、私が手伝うようになってから間違いがなくなったそうで、なので別に私も手伝いでたいしたことをやっているわけではないのですが、お守りとか、招き猫とか、風水とか、一種のラッキーアイテムのようなものとして、ちょこんと座ってお金を数えて女将を手伝っています。
なんでも、「若い人の手には油があるので重宝する」らしいです。
そんな、なんの有難味もない手の油をありがたく思っていただける経験、したことないでしょ?
うらやましいでしょ?
少し遅れて会場に到着すると、血に飢えたオオカミどもがもう既に血の匂いに興奮して遠吠えをしていまして、私もこの会に入会して早3年が経ちましたが、それでも怖くて少し足が震えました。
腰は辛いわ、風邪で頭はフワフワするわで、そんなでも一応少しだけ目星をつけて戦に臨みまして、ひとつだけ購入。
さすがに場を踏みまして、最近、交換会での自分に合った戦い方を覚えました。
さて、持ち帰ったもの。
どうも気になってしまったどこぞのヘタクソな愛好家が作ったっぽいぞうさんの鉢。
鉢にゾウの絵を書くあたり、ちょっとこの作者の正気を疑ってしまいます。
あ、古い盆栽会の中でラクダとかゾウの形の鉢を使ってとても素敵な飾りをする新進気鋭の女流盆栽愛好家もいらっしゃいますので、やたらめったらなことは言えませんね。
それにしても、こんな鉢を作る人の作る樹を見てみたいものです。
側面には何やらお花が。
きっとこれを作った人の頭の中にはお花畑があるはずです。
釉は、薄っすら緑がかる透明ですので、灰釉か何かでしょうか?
青磁系?
セリ台に乗ると作者としてなにやら昔の有名な趣味者の名前が出て来ましたが、その作者の鉢としては安い値、趣味者の下手クソな鉢とすれば高い値、となるのでしょう。
私には落款が読めるものではありませんでしたので、趣味者の下手クソな鉢として大切に使っていきます。
何故だか気になってしまって頭から離れず、時には照れくささから意地悪を言ってみたりして、ある時、ふとそれが恋なのだと気付く。
この記事を読んでくださっている方々にもそんな経験があることでしょう、うんうん。
言わずともよいぞ。
この鉢とは、そんな出会いということで。
さっき熱を計ったら38度を越えていました。
体調が悪いのですが、今日交換会の会場で、以前から何度かお会いしている横浜支部のTさんからこのブログを読んでくださっていると伺い、私の親ほどに年の離れた方からそう言っていただき、なんだかうれしくて、更新、がんばってしまいました。
じつは最近、他にやることが多いというだけでなく、今のアクセス数を負担に感じるところもあったり、何をどう書いたらよいのかわからなくなっている面もあったりで、ちょっと更新するのに腰が重いのですが、こんなふざけたブログでもたのしみにしてくれる方もいるのですし、マイペースで、本文に大きな広告が出ない程度の更新で無理せずに書いていこうと思いました。