棚の整理
昨日まで、魂を込めて棚の整理をしていました。
仕事から帰って暗い中、せこせこ。
そして、昨日土曜日は明るい時間を利用して、どこにも出掛けずせこせこ。
うちの棚はアパートの共用部分をお借りして作ってあるのですが、私がそこで樹の整理をしていたら、うちの隣の部屋に住む女性が通って、
「先日私の友達が、帰りが遅くなり泊まりに来た際、ここの空気だけ違うわね、空気が良いって言ってましたよ笑」
と言われました。
私はそれにはにかんだ笑顔で答えつつも、心の中では誇らしげな高笑いを響かせていたのでした。
いえいえ、それはいいとして、最近は、買ったもの、挿したもの、実生したもの、いただいたもの、などなど、樹もまた増え、さらに今春も挿したりまいたりしましたので、場所にも限界が来て、棚の上は詰め込み過ぎ、棚の下は放置状態の苗木だらけになっていたのです。
これじゃ盆栽も上手くなりませんね、きっと。
とても全てに目が行き届くとは言えない環境でした。
去年T屋講師の棚を拝見させていただき、そのスッキリ感、清潔感とでも言いましょうか、なんだったら、スマートとでも言って良いようなその環境を目の当たりにして散々反省したはずなのに、すぐにこの有様かとまた反省。
まるで土払いでもするかのような強気の整理で、やっと棚をスッキリさせました。
といっても、うちには場所自体それほどありませんので、まだまだ広さに対して木は多いのかと思います。
そこも場所を上手く使いつつ、徐々にもっと良い環境にできたらと思っています。
そういったわけで樹を整理し、手をまわせないと諦めたものは、今日一部例会に持って行き、ビニール袋まで用意して、欲しいという方に引き取っていただきました。
新人さんなら持っていない樹種もあるかもと思いはしたものの、重い荷物で、そのまま減らずに持ち帰ることになるのがちょっと気が重かったのですが、そうなっても自分のせいと、思い切って持って行ってみたら、ベテランさんも含めてけっこう持ち帰っていただき、帰りはスカスカになっていました。
いやぁ、増やしてみるものだ笑。
何はともあれ、無駄にならなくて良かったです。
彼らには、新しい未来が待っています。
これからもっと上手くなって、もっと良いものを持って行けるようになれたらいいな、と思いました。
だって、またたくさん増やしているし笑。
東京砂漠、アパート暮らしの盆栽愛好家には、悩みがいっぱいです。