盆栽がらみで4軒はしごする。自分はこんなで良いのかと自らに問いかける。
今日は4軒もハシゴして、ちょっと飲み過ぎ、もう、ぐてんぐてんです。
まず1軒目は東芳会(日本小品盆栽協会武蔵野北支部)でした。
ノロマの私が生まれて初めて展示会に開場前に着くという快挙を遂げました。
開場と共に即売へ流れて行く人達のエネルギーのすごさを初めて知り、どうにかこのエネルギーを、発電や、世界平和に役立てられないものかと、人の渦に呑まれて意識が遠くなる中考えました。
さあさあ次があるぞと、急いで展示を拝見していたのですが、やはり私はノロマなのか、気が付くと私の後からいらした方達が展示を見終わり、早々と引き上げていきました。
挙句の果てには動きがゆっくりなベテランさんから、
「あんた急いでるって言うわりには随分ゆっくりだね」
なんて言われる始末。
私は心の中で、
「私が本気を出せばあなたの倍の速さで飛んだり跳ねたり踊ったりできる。あなたがご飯をお茶碗1杯食べる間に私はおかわりができる。あなたが・・・・」
と、呪文のように唱えました。
その後私は清香会の展示会場へ向かいましたが、なんとこの私に挨拶もなく春嘉さんは既にお帰りになったようで、お土産に東福寺とか、湧泉とか、竹本とかを用意していたのですが、渡すことができませんでした。
そこでなんと、私のライバル、タイヨウ君も来ていることを知り、どうも秋雅展へ行ったらしいとのこと、私はタイヨウ君を探すため、くんくん臭いを追って、上野グリーンクラブへ向かったのですが、そこで、偶然久々にヤスちゃんに出会いました。
何故か、家で好きなだけ鉢作りをできるのに、上野で寒い寒い言いながら鉢作りをしていてウケました。
よくわからない人です。
ヤスちゃんからタイヨウ君とさっき会ったという情報を得ましたが、どうももう開場にはいない様子。
改めて臭いをかぐと、臭いは代々木八幡の方向へ・・・
そこで元気をふりしぼって、今日4軒目となる、一木一草話へ向かいました。
ボロボロになった体を引きずってやっとのことで一木一草話へ到着し、女将に、
「タ、タイヨウ君は・・・?」
と尋ねると、
「ほんの5分10分前に帰ったわよ」
・・・・。
まったく、タイヨウ君って奴は、なんて素早い生き物なんだ。
私は飛んでいるトンボを簡単に捕まえることができるが、おそらくタイヨウ君なら、飛んでいるトンボの背後にまわり込んで、その両目を手で塞いで、「だ~れだ?」なんてのも朝飯前だろう。
まったく、恐ろしい奴だ。