I am ウグイスカグラー
みんな大好きウグイスカグラ。
統計によると、日本人の7割方はウグイスカグラが大好きなんだそうです。
沢山挿して、この樹の最初の姿がどんなだったか忘れてしまいましたが、恐らく棒からだと思います。
今年の夏の終わり頃、下から3番目の枝の枝先が2カ所程枯れてしまったようで、冬芽が出てきません。
元まで枯れていなければどこか途中からまた芽吹いて来てくれるのかと思いますが、いかがなものざましょう。
とりあえず春までそのままにしてみます。
枝が細かく分かれてくれるのは嬉しいのですが、調子に乗っていると枝枯れさせて痛い目をみるようです。
自分で棒から作った樹にしては、ちょっと胸が出っ張り気味という欠点はあるにしても、ぼちぼちまとまっていて、よくがんばったと思えるのですが、やっぱり樹形として灌木感に欠けるというところでいつも何かひっかかって、口がへの字になってしまいます。
以前母方の実家の近くの雑木林を歩いていたら、ケヤキの下、落ち葉だらけの地面にウグイスカグラが生えていました。
(↑その雑木林)
その時はその名前も知りませんでしたが、ちょうど細い枝にかわいい花をまばらに咲かせていて、とても印象的でした。
確かその樹の枝を数本持ち帰って挿したはずですが、今残っているのか、残っているのだとしたらどの鉢のウグイスカグラか・・・自慢じゃありませんが、今となってはまったくわかりません笑。
雑木の下に人知れずひっそりと生えているかのような、そんな姿のウグイスカグラを、いつかは作れたらなぁと思っています。
モミジの幹が!
12月に入ってから鉢作りを一度ストップして、これからもう少し鉢作りがやりやすくなるように部屋の模様替えをしています。
窯だの粘土だの釉薬だの、おかしなものが今年に入って馬鹿みたいに増えたので、ここは先のためにも少し頑張って整理しておかないと。
普段からまめにやっておけばいいのに、できない私はだいたい年末ムードを利用することになるのです。
さて、最近棚の樹を見ていて、とあることに気付きました。
私が初めてタネから育てたモミジ。
実生から軸切り挿し芽で5年くらいになるのですが、当然樹の作り方などわからずに育てたので全然形になっていないし、大きな傷もあるのですが、根張りだけはしっかりできているのです。
それだけが誇りの樹。
この樹を手に取ると、いつも、これからどうしたものかと頭を抱えてしまうのですが、先日掃除をしていたら、幹に縦線が入り始めているのに気付いたのです。
モミジは山ほど実生しましたが、幹に縦線が入ったのはこれが初めてです。
少し大人っぽくなった姿に感動しました。