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難しい釉薬

週末にひとつだけ釉薬を試し焼きしました。
2、3年前に購入するも、融け過ぎてまともに焼けたことのない困った釉薬なのです。
釉が流れてしまう度に温度を下げて試してきましたが、1180度に至ってもまだ駄目。
ちなみに普通の釉薬なら、低くても1200~1220度まで下げれば落とし所は見つかるものです。
今回は思い切って一気に1140度まで下げてみました。
この温度はうちで一番耐火度の低い朱泥を単体で焼くのに使う特殊な温度帯。
普通は、特に釉ものではまず使わない温度なのです。

この温度では足りないという結果を見て、その具合から次に何度上げて焼くか考えようと、そんなつもりでした。

でも、一応念のため、釉が流れた時に備えて、粘土で作ったとんがりコーンの上で焼いておきました。
この釉のせいでうちの棚板はだいぶ傷が増えましたから。

それで結果、どうなったか?



ダメダメです。
とんがりコーン敷いといて良かった笑。

釉をはじいてしまっているのはどうにでもなるはずなのでいいのですが、この低温で釉が流れてしまっては…困りました。

一体この釉のベストな焼き方はどんななんだ?
ちなみに、買ったお店もわからないと笑。

ただ、釉の感じは面白いのです。

見えにくいですが、白地に地味な結晶が浮かびます。

この温度までくると粘土の焼き締まりに問題が出てくると思うので…ちょっと考え直さないといけません。

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