ALA検証実験 11月中間報告 [ALA検証実験]
数ヵ月ぶりになりますが、日本中、世界中の老若男女注目のALA検証実験の今年最後の中間報告です。正直言って、かなりこの実験は退屈です。中間報告なんて始めなければ良かったと、果たしてこの中間報告に何の意味があるのかと、実験中のカリンの苗を見るたびに悲しい顔をして考える日々です。どなたか、そんな私の打ちひしがれた肩をやさしくさすりながら、
「そんなことないよ」
と言ってやってください。
左が週1回ペンタガーデンを与えているもの、右は与えていないものです。違いは、与えている側の方が少しノッポなだけで、他はおもしろいほど変わらない2株です。そんなわけで、早々とALA検証実験11月中間報告をまとめると、
「つまんない」
です。
しかしまあ寒くなって、カリンの葉が色づいてとてもきれいです。
ビニールポットに密集させて実生したカリン1年生も、まだ緑の色素が抜け切っていないのでくすんではいますが、色づいています。
私がカリンを始めたキッカケは、本できれいな紅葉を見たからです。そのうちにカリン名人になって、世界をカリン色に染めて見せます。
ALA検証実験 6月中間報告 [ALA検証実験]
ジメジメの空気です。おかげで水やりは楽させてもらっています。この季節が関係あるのかどうか、わかりませんが、最近続けて3鉢、かわいい奴が逝きました。
ひとつは、去年買った、挿し木苗かな?と思われる小さなマユミ‘寿’。
そしてもう2つが、ALA検証実験中の挿し木苗2年生を含む赤松です。
マユミが枯れた原因で思いつくことをあげると、
・春の芽出しの段階からそれ程元気がなかった。冬季管理?
・数か月の間、表土のほぼすべてを厚いコケが覆っていた。
・日当たりが弱め、短めの場所にあった。
・雨続きの日々
などです。 見た目から、病気ではなさそうです。これと原因を特定できないのが残念ですが、枯れかたと、原因として思いつくことを何かが枯れる度にあげておけば、いずれ多くがわかるようになってくるのではないかと、勝手に自分に期待しています。
赤松は、去年も数株枯れましたが、今年のは少し様子が違います。去年の枯れかたは、葉っぱの真ん中あたりが急にポツリと変色して、そこから枯れていきました。なので、病気ではないかと思い、消毒しました。その後その症状の再発はありません。
今年は葉っぱの元から枯れて来ました。原因・・思いつくこと・・
・雨続きの日々
・‘乾かし気味の管理’のはずが、‘乾かし過ぎの管理’の日があったかも・・
・身勝手にも‘ALA検証実験’などと称して、意味のないはなはだ迷惑な好奇心に溺れ、そこまでしないでもいいのに、日当たりの悪いところへ追いやった馬鹿者がいる。しかもそいつはこの他にミニバラも弱らせている。
すみません・・。でも、まだ続けます。続けさせて下さい。まだカリンのALA検証が残っているんです。せめて冬まで、カリンが落葉するまでは・・
ALA検証実験 6月中間報告
「雨続きの日々には気をつけろ!」
ALA検証実験 5月中間報告 [ALA検証実験]
4月にはじめたALA検証実験http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2009-04-11も1か月半近く経ちましたので、一応そろそろどうなっているのかを一度まとめなくては、と思っているのですが、
こんな感じだった赤松(右ALAあり)は、
どうでしょうか?こんなです。たいしてかわらない、とも見えますが、右のALAありのほうが、少し色が濃いとも見えます。
こちらはカリンです。前回4月は10センチほどでしたが、今は30センチもあります。高さ、太さともにまったくと言っていいほど同じです。あえて言えば、
やはり微妙に右のALAありのほうが色が濃いと言えなくもありません。
なので、今回5月の中間報告としましては、
「ほとんど同じだが、かすかに緑が濃い気がする」
という風にまとめてみました。細かいことはもう少し様子を見てから報告いたします。
そしてこの検証実験をかげながら応援してくれている皆様に、お伝えしなくてはならない事があります。もうひとつ、花物代表のバラ2株のうち、1株が、今月上旬の長雨の中、急にダウンしました。そのため、せっかくついていたつぼみも切り落とし、風も光も弱い療養所へ移動しました。原因はわかりませんが、数日前にはアブラムシ用に殺虫剤をまいているので、そのせいでしょうか。症状としては、根から水を吸えなくなった感じで、肥焼けのようです。去年も同じような症状で、1株枯らしました。
このバラは、葉をかなり落としましたが今現在、どうにか健在です。しかし、これ以上この検証実験に参加することにはドクターストップがかかりました。本人は、まだやれる!というのですが、私は今のところ、OKを出していません。もう少し休ませるつもりです。検証のパートナーであるもう一方のバラも、目玉のオヤジのようになって心配しています。
ALA検証実験のはじまりです。 [ALA検証実験]
みなさん、ちょっと前から話題のALA(アラ)って知ってますか?5-アミノレブリン酸の略で、植物でいったら葉緑素の、動物でいったら血液の原料のひとつで、生体内で作られる天然アミノ酸です。このALAを植物に施すと、日照量が少なくても元気に育ったり等々、肥料とはまったく違うアプローチで植物を健康にするらしいんです。
ALAについて、詳しくはこちらを。
http://www.pentakeep-world.com/utility/index.html
ピンポイントで新しいもの好きな私は、去年このALAについて知ると、裸足のまま、傘もささずにホームセンターに走っていました。
さて、このALA、使うのと使わないのとで、どれだけ違いがあるのか、また、小品盆栽なんかを念頭においた植物の培養には向くのかどうかを、盆栽界を代表して、この私が1年かけてしっかり検証してみようと思います。
協力してもらう木につきましては、成長の具合がなるべく同じような木を3種類用意しました。
まずは松柏類代表で赤松さんです。
2人は去年の春にタネから生まれたあと、軸切り挿し芽と言われる作業を経て、多少病気もしましたが、無事冬を越した赤松です。左がALAなしで、右がALAを与えて育てます。
こちらは実生カリンの、おそらく赤松と同じ今年で2年目の苗です。10数株の中から、成長が遅くも早くもない、同じようなタイプを選びました。赤松同様左がALAなし、右はALAを与えて育てます。実成りの具合も比べたいところですが、この木はまだ若いので無理です。
最後は花もの代表で、バラです。ホワイトピーチオベーションという品種です。ホームセンターで同じ鉢に入っていたものを分けたもので、同じく左はALAなし、右の少し小さい方がALAを与えて育てるほうです。
ALAは、ペンタガーデンを説明書き通り、100倍希釈で7~10日に一度の間隔で与えます。場所としましては、せっかくなので、日当たりのあまり良くない棚下を用意しました。さて、どうなることでしょうか。時々中間報告いたします。今日は何だか面白みに欠ける文章だったので、とりあえず、昨日に引き続き「鼻をつぶされたボヤッキー」をもう1度ごらん下さい。