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良かった、良かった。

 「じつに嬉しい」

 帰り道、ひとり歩きながら、そう何度も呟きました。

 昨日は、日本小品盆栽協会東京支部の総会でした。こんなことを書いて良いのかわかりませんが、一昨年はかなりの赤字が出ていて、展示会会場の変更(上野グリーンクラブは一等地で、地価が高い分使用料もなかなかなのです)なども視野に入れなくてはならない状況で、その他もろもろ、頭の痛い問題も多く、入会したての私ですら、さすがに心配しました。

 しかし、支部長はじめ会の先輩方が会のために力を尽くしてくださったおかげで、去年の収支は無事、黒字となりました。

 こんなこと書いて怒られちゃうかしら笑。なにはともあれ、良かった良かった。

 日本小品盆栽協会は、全日本とは樹の作りも違いますが、何より趣味者が運営する会だという点に特色があるそうで、展示会の入場料もタダだし、写真撮影も全然OK、だけど、お金は無いよ、というお茶目な会です。ん?ちょっとこの表現は危険ですね。

 言わば、樹だけでなく、運営にすら「わびさび」のある会なのです。

 うん、これで良し。

  もうひとつ。しばらく仕事の関係で例会に出席できていなかったI上さんの復帰。この方は私の前に入会した、まだ若い先輩です。

 また例会に出れるようになって、良かった、良かった。

 さらに、新しい会員さんが、3人増えました。女性2人と男性ひとり。

 男性のほうは、日本小品の古い時代に、若くして20代から入会されてはいたものの、事情もあり長く会を離れていた方。今回また戻ってくれたのです。Aさ~ん、読んでますか~?

 昨日この方から、今は作っていない日本小品のマークが入った、あれ?こういうの何ていうんでしたっけ?あのジャケットに付けるやつですね。とにかく、いただいちゃいました。

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 今は昔と違って会はお金がないので作らないんだとか笑。

 そして、女性2人のうちのひとりが、昨日入会を済ませた、

 「タネから生まれた盆栽エンジェル」

 がキャッチフレーズのbonさん。

 bonさん、ありがとう。私もできる範囲で、みんなが楽しくやれるようにがんばります。いろいろと家の事などもあるでしょうが、自分のペースで、共に腕を磨いて、いつかは名品展で一緒に席飾りをしましょう。

 「ほらほら、捕まえてごらんよ!あはは!あはは!」

 そんな形で、とりあえずは差し迫った問題もあがらずに、にこやかに総会は終わりました。

 今ひっそりと小さな盆栽を楽しんでいる方、初心者だからと躊躇せずに、ものは試しと日本小品盆栽協会東京支部に一度見学にいらしてください。

 2月からはまた月1回、第2日曜あたりで例会が始まります。場所は永福町です。前半は初心者のための、支部長の基礎講座を、後半はとても小さな盆栽でお馴染みのT屋さんによる教室です。いずれも、季節に合わせた作業をテーマに沿って進めていただきます。

 たいしたことはできないかも知れませんが、私も楽しい会になるようにできるだけがんばります。なので、興味を持っていただけたら、またこのブログ上でもお知らせしますので、お気軽に例会を見に来て下さい。

 さて、総会後、皆でお菓子を食べながら先輩方の初飾りを堪能してお開きになったわけですが、皆と別れて吉祥寺方面のホームへひとり向かった後、何だか嬉しくなり、このまま家に帰るのではおさまりがつかない心地になり、反対方面のホームへ、シャドウボクシングにヒップホップダンスを織り交ぜながら、巧みなフットワークで移動し、そのまま一木一草話の安達さんに会いに行きました。

 私がお店に入ると、

 「あ、来た来た!」

 などと、あたかも約束か何かしていたかのように私に手招きをされて、一瞬度肝を抜かれましたが、私もそこはひるまず、今日の嬉しかったことをニュース解説の池上さんばりにわかりやすく、パネルなどを使って解説しました。安達さんから質問が出た際には、

 「お、良い質問ですねぇ~」

 と私が言ってあげて、伸びようとする力を育ててあげます。すると安達さんは嬉しそうに照れていました。うん、ここは一部フィクションです。

 実際のところ、このブログ自体がフィクションですので、このブログに登場する人物・団体などは、実在する同名のものとは一切関係がありません。ふふふ。

 安達さんも、業者さんではありますが、日本小品の人間です。骨董、盆栽、出版と、3足のわらじを履いて大変ですが、会のことも手伝ってくれていますし、何より、東京支部の良さを私なんかよりずっとわかっている方です。

 その分日本小品のことも心配してくれているんですね。だから私も明るいニュースを運びたくなるのです。

 さて、今年度は私も昨年以上にがんばらないといけません。

 自分の喜びのためだけの欲というのは確かなようで、案外、小さな一点ながらも決定的なもろさを含んでいると感じる時があります。

 先ずは自分の腕を磨くこと、そして、それと同時にみんなが会で楽しく過ごせることも喜びにできるように、「できることをちょっとだけ」、お手伝いしていきましょう。

 通勤途中道端で偶然、絶滅危惧種の動物が怪我をしてうずくまっていたら、ただ見て過ぎますか?おっと、またしても危険な言葉。ほら、刺客が私を狙っています。

 さて、問題は私がダメ人間ゆえ、手伝えることがかなり限られていることです。

 私の額にしっかりと刻まれた「ダメ人間」という刻印。これが悲しいくらいに決定的なのです...


龍、始めました。

 今日予定していた用事が流れてしまったので、家で大人しく鉢を作りました。

 今は焼き締め鉢を勉強中です。

 小さな丸鉢を作りながら、何か今まで描いたことのないものを彫ってみたいなと考え、龍を彫ってみることにしました。

 私は爽やか好青年として町でも有名ですが、子供の頃からアングラでマニアックな血が流れており、小学生の頃にはよく龍の絵を、よくもまあ飽きないですね、という時間をかけて描いていました。

 でも、それは東洋の龍ではなしに、西洋の龍でした。基本的に私はずっと西洋の文化の方が格好良く思っていました。

 西洋の妖精物語とか、魔法の歴史とか、刀剣、鎧の類の写真集とか、そんなものに興奮しているちょっと変わった子でした。

 まあ、思春期に入ってそんな趣味が子供じみて恥ずかしいものだと感じるようになり、本棚一杯あったそれらの書籍はすべて捨ててしまいましたが笑。

 自分のつまらない昔話はいいとして、なので東洋の龍を描くのは初めて。でもまあ、似たようなものでしょう。西洋の龍を細くウネウネさせればとりあえず許してもらえるはずです。

 盆栽愛好家というは、寛大でやさしい人ばかりだと聞いています。

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 しかし、さすがにこんな小さなスペースに描くのはキツイです。

 どうせならもう、立体的に彫ってしまったほうが良かったのかも知れませんが、思う所もあり、ちょっと今回はこんな感じで良しとしました。

 目玉とかもギョロっと睨みつけるように、不機嫌で目つきを悪くしたかったのですが、土もかなり乾いていて、目玉を入れたらそのあたりの土がポロリと、まとめて落ちてしまいそうな気がしたので、降参です。

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 なんとも、背伸びしてる感を感じるのは自意識過剰のゆえでしょうか。

 よくわからない、渦を巻いた雲みたいなものを加えておけば、もうちょっと雰囲気が出たのでしょうか。私にはよくわかりません。

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 そして落款の脇には、場違いなトンボの絵。

 お、そういえば英語でトンボは...今気が付きました笑。

 でもですね、ちょっとこの鉢、期待が出来ないところがありまして。

 この粘土と同じ割合のものを焼成テストしたものがこちら。

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 明るめの赤なのですが、後で考えると、このデザインにこの色って、微妙かも...と。

 あと、今は磨いた粘土に線を彫っているので白く線がはっきり見えますが、焼き上がりはけっこう細い線になってしまうのでは、と考えてます。

 まあ、焼き締めで絵を描いて焼いたことはないので、これも経験と思って、これはこのままでいきましょう。

 耳を澄ませば聞こえてくる。

 「あんたも好きねぇ...」


タグ:鉢作り

素晴らしき乳濁釉の世界 3

 乳濁釉の最後は、ものは試しで作ってみた扇形です。

 焼成前はこんなでした。

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 それがこんな感じに。

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 5.3センチ×3.7センチ、高さ1.2センチ。 

 形状のせいもあると思いますが、足の無い両端のうち、左側が少し下方へ垂れて歪んでしまいました。

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 角になっているところ全てに足を付けると、前に4本も足が付いて、ちょっと私好みではないので、考えた末にこの位置で決めたのですが...なかなか難しいです。

 写真で見ると影がついて縁が目立つようですが、実際はけっこうあっさり仕上がっているかと。

 この鉢は、九霞園さんのブログ記事に載っていた、昔の書籍のイラストにインスパイアされて、アレンジを加えてカバーしました。

 ...パクリました。

 イラストでは黒松が植わっていましたが、この釉鉢で何を植えましょうか。

 才識豊かな皆様からのアドバイスをお待ちいたします。


タグ:鉢作り

素晴らしき乳濁釉の世界 2

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 横2.5センチ、高さ1.5センチ。草用にと考えています。貫入の奥にうっすらと浮かび上がるトンボがナイスです。

 何か、夏の終わりや秋を感じさせるものを植えたいですね。

 こんな小さな鉢に黄金色の稲を実らせることができたら...きっと私の好感度はウナギ登りにアップするんだろうなぁ。うっとり。

 うん、もっと鉢が大きければ、柿やモミジに挑戦したかったですね。

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 この楕円なんて、モミジにぴったりなのではないでしょうか。

 「モミジには楕円がよく似合う」

 この鉢に、古くて幹が白くなった細幹モミジをおさめて、そう感慨深げに呟く私の姿がはっきりと見えます。

 この鉢の、濁った透明に奥まってぼんやりとした赤が、鮮やかなモミジの紅葉の赤と良く合っています。

 夏を通じて葉を傷めもせず、秋鮮やかに紅葉させるだけの管理ができています..........

 イメージトレーニングは大切です。

 この鉢の高さは足を含めて1センチ程。去年、同じくらい薄い鉢を使ってみましたが、なかなか緊張する薄さです。...でも、やっぱり薄い鉢って憧れてしまうんですね。

 盆栽に興味を持って盆栽展をまわるようになった頃、やはり一番インパクトがあったのが薄い鉢でした。

 この木の根っこはどうなっているの?って、よく思ったものです。

 大きな盆栽とかだと、この鉢のバランスよりも、もっともっと大きさに対して薄い鉢を使いますね。

 あれが格好良いんですよね。憧れます。  

 そんな薄い鉢の格好良い盆栽を、少し厚めの鉢に変えたりしてしまうと、全然雰囲気が変わってくるのでしょうねぇ。

 でも、小さな盆栽でそのバランスを求めようとすると、かなり難しそうです。

 まあでも、内容の薄いブログしか書けない薄っぺらい人間性の私には、薄っぺらい鉢がなんともお似合いのようです。


タグ:鉢作り

素晴らしき乳濁釉の世界 1

 今回は一蒼さんに、自作の乳濁釉というものを初めてお願いしています。

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 パッと見は地味ですが、近くでよく見ると、とてもきれいです。

 たまたま名品展の会場で、私が一蒼さんから焼き上がりを受け取る場所に居合わせたbonさんにも鉢を見ていただいていると、

 「ココ!」

 と、この鉢の足を指します。そこをよく見ると、釉が溜まったところに赤や青が混じって、とてもきれいになっています。

 最近のbonさんの目はもはや素人の域を越えているようです。

 「あははは!捕まえてごらんなさ~い!」

 と、私を軽く飛び越えていきました。

 (どうやら、誠に不本意ではありますが、少々汚い手を使ってでもbonさんの更なる成長を邪魔しなくてはならないようです)

 さてさて、この鉢の大きさを比較できるものをと思い、前回は手近に1万円札しかなくてタイヨウさんからお叱りを受けたのですが、やはり、あの「10」と書いてある、こまごまとした物を買う際に使う茶色い金属の円盤が手元にはないようですので、何か別のものを探してみました。

 そこで、学生さんでも、社会人さんならオフィスでも見掛けそうな消しゴム、MONO消しゴムなんていかがでしょうか。

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 これで多少、この鉢のサイズを実感していただけるのではないでしょうか。

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 ちなみにこの鉢、成形終了時の写真を見ていただくとわかりますが、縁の下のくびれがだいぶ釉で埋まったようです。

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 この釉で、計4個焼成を依頼しましたが、残りはまた次回へ続きます。

 

 

 


タグ:鉢作り

素晴らしき淡紫釉長方の世界

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 ちょっと余計に横長の長方。これで短冊鉢を作ろうとしていたのですから、自分の脳を疑ってしまいます。

 (製作時の記事→http://itsuka-bonsai.blog.so-net.ne.jp/2010-09-05-1

 それでも、削り出しで歪まずに、良い雰囲気で出来た感があって、夜ごとに触ってしまいます笑。とことんシンプルな鉢です。

 5.5センチ×3センチ、高さ1.1センチ...と言ってもわかりにくいので、手近なコインか何かを。

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 あぁ、ごめんなさい。手近には万札しかありませんでしたね。ふふふ。

 いい感じの淡紫釉が、とても気に入ってます。

 それに、足が良いですねぇ。製作時の記事を見て思い出しましたが、記事にした後、ただの切足だったものに段をつけたのですね。あと、直線をしっかり作り直した記憶もあります。直しておいて良かったです。

 足の大きさと、地面に着く面積を少し変えるだけで、だいぶ全体の印象が変わります。足って、大事。

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 一蒼さんの腕で、削り終わった時の実感以上に良いモノにしていただきました。

 この鉢は、奥行きのない長方と考えて、細い多幹とか寄せ植えで楽しもうかと企んでみます。シデなんかどうかなぁ...紅葉するのと黄葉するの、どちらが良いのかしら。黄葉かなぁ。白い幹なんかどうかしら...

 などと、妄想の海を泳ぎ回って、帰って来れなくなります。時に溺れます。

 かなり薄く作ってあるので使いやすいはずです。しっかり使いこんでいきたいです。


タグ:鉢作り

自然主義のT田さん

 名品展の会場へ来ていただいた方がいろいろ記事を書いてくれています。

 名品展は写真撮影当然OKですので、どうぞお越しの際には気がねせずに、撮りたいだけ撮ってください。

 そして、たくさん宣伝してください笑。 

 私も名品展の写真がいろいろありますが、私、のろいので、ゆっくり記事にしていきます。

 何からにしましょうか...

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 名品展の展示、40回皆勤賞のT田さんの席です。

 左から、まめづた、真柏、石、ちりめんかずら。

 うちの支部では大きめのサイズです。

 講師のT屋さん曰く、「自然主義のT田さん」。

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 チリメンカズラ改めティリメンキャドゥーラもバリカンじゃありません。

 株元をじーっと見たのですが、盛り上がっているところは太い幹のようでしたね。実際はどうなっているのでしょう。聞いてみれば良かったです。

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 真柏は、冬の展示に使う際、葉を緑で見せるようなら、寒くなる前に保護するそうです。

 棚の上にそのままにしておくと赤くなりますからね。

 でも、冬なのに葉が緑の真柏はおかしい、という方もいて、分かれるそうです。

 その土地の気候もあるのでしょうが、会場でもきれいな緑から枯れた赤、色々な葉の真柏がありました。

 私の印象ではこの真柏が一番枯れた赤でしたね。うん、自然主義。笑。

 ところでこの真柏、何か違和感ありましたか?

 会場の隅っこでT田さんと鉢のお話をしていて、少しこの真柏の鉢の話しになりました。

 この真柏がおさまっているのは古い青磁の鉢なんですね。

 私は普通に見てしまいましたが、松柏に青磁の釉鉢です。

 T田さんも、

 「人によったら、真柏に青磁の鉢なんて、おかしいっていうかもしれないけど...」

 と、笑いながら言ってましたね。

 この青磁の鉢は、日本小品盆栽協会東京支部の副支部長を歴任され、現在は、秋に壱興さんとみさきさんも展示を見に来られた清香会の会長をなさっているA藤さんの作った鉢だそうです。

 小さな足がかわいらしいですね。

 A藤さんは、今岡町直さんに鉢作りを教わったそうです。

 先日初めてお会いした篠宮夢陶さんも、町直さんに教わったとおっしゃってましたね。

 この年代でこだわりの鉢作りをされている方で、町直さんに鉢作りを教わった方って多いようですね。

 以前、テレビで野球の野村さんが、古い中国の書籍の内容として、人が人生で残すべきもの...だったかな?そんな話を紹介してましたが、下位から、「お金」、「仕事」ときて、1位は「人」と言っていましたね。

 町直さんは鉢をたくさん作っていて値段が上がらないと、ちらほら小耳にはさみますが、私の感じる限りでは、「人」はたくさん育てたようです。

 話はそれましたが、そのA藤さんが作った古い青磁の鉢に真柏をおさめるT田さん。

 きっと何か思うところとかあるのでしょうね。

 詳しいことは私も伺っていません。

 ただ、松柏だから焼き締めと、それをすべてでいくだけじゃなくて、時にはこういう組み合わせを試してみるのも悪くないと思いました。

 悪く言う人もいるでしょうが、プライスレスにはかないません。

 中村是好さんが好きで四十数年前に入会した、80になる方がこういう遊び方をしているのは、私にとっても心強いことです。

 


全国小品盆栽名品展の歴史

 日本小品盆栽協会のHPで、会の沿革を見てみると、1963年に東京アマチュア小品盆栽愛好会として始まっています。

 今日、東京支部の先輩(80歳)とお話していたら、何やら見せたいものがあると、ゴソゴソ始めまして、箱の中から古い冊子を取り出しました。

 「日本小品盆栽協会」となる前の東京アマチュア小品盆栽云々という団体名での展示会の写真帳でした。

 この先輩は40回すべての名品展に展示されていて、そういった人は全国の支部で2人しかいなく、本来日本小品盆栽協会では中村是好さんの意思を尊重して、表彰などはしないとなっているのですが、今回ばかりは特別にと、昨日の名品展40回記念パーティーで賞状を贈られました。

 おそらくですが、この会に40年以上いて、いろいろと役職もやってきた方にとっては、会に対して、40年育てた樹とはまた違った、特別な感情があるのでしょうね。

 物静かな方ですが、話しながら、胸の奥に感慨深いものを抱いている雰囲気でした。

 そんな先輩T田さんのコレクションが、今回の40回記念特別展示の後ろの壁に展示されていました。

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 第1回からの名品展の案内ハガキです。

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 昔は新宿伊勢丹が会場です。

 そして、昔のものは毎回キャッチコピーがついていました。

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 「春の弾ける音がする。」

 ...マイクでその音を拾っているようです。

 もちろん、マイクを持つ手は手のモデルさんでしょう。りんさんや千令さんに負けず劣らずきれいな手です。

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 「家には恋人が待っている。」

 この、逆さまグラスに金魚の意味はよくわかりません。

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 「小さいながら、情熱的なポーズです。」

 ...ちょっとコピーを書いている人が調子に乗って来ましたね。

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 「立ち雛の 背に余りある 春の華」

 五・七・五で来ましたか。

 それにしても、遠近感が...おもしろい。

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 「プロポーションがへんなのにかぎって、モテたりする。」

 80年代を感じさせられる一品です。

 86年でCDを使うなんて、なかなか最先端ですよ。

 「プロポーション」...今はあまり使わない言葉ですね。

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 「春を ひと枝ひと枝に。」

 当然手はモデルさんのきれいなやつです。ハサミもかわいいですね。

 この手袋は何でしょうか。女性が日焼けや怪我をしないように手袋をしてる姿で、女性への盆栽好感度の更なるアップを狙う...でしょうか。

 こう見ていると、なかなか楽しいものです。今の展示会の葉書きとは全く違いますね。手間がかかっています。

 最後に、bonさんのブログ(http://ameblo.jp/bonsaihajime/entry-10769596182.html)で詳しく書かれていますが、これらの葉書きの前で、当時の葉書きの写真の再現として飾られていた樹齢約75年の赤松を。

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第40回全国小品盆栽名品展

 名品展に行ってきました...が、今日は買い物と、知り合いの方々や初対面の方とのお話で随分と時間が過ぎ、さて展示を!と思った頃には、名品展40回記念パーティーのお手伝いに向かうこととなって、グリーンクラブを後にし、まだ私、展示をろくに見れていないのです。

 でも、たのしかった!

 盆栽大野さんの紹介で、東京の愛好家さんなら御存じの方も多いかと思いますが、渋い小鉢を作っていた篠宮夢陶さんとも偶然お話できましたし。

 私、胸の内で密かに憧れていたんですねぇ。夢陶さんの小鉢。でも、少しだけお高いんですよね。

 やっと、今回良いのをひとつ手に入れました。初太鼓胴ですよ。

 その辺のことも後日記事に書かせて下さい。

 さて、やり残したことがあるので、また明日上野へ向かいます。

 まだいらしていない方、お時間ございましたら是非上野グリーンクラブの全国小品盆栽名品展へお越し下さい。 


第40回 全国小品盆栽名品展にかける意気込み

 さて、明日と言いましょうか、日付変わって今日と言いましょうか、とにかく、土日は休みなのです。待ちに待った名品展なのです。

 どんな展示になっているのか、どんな樹との出会いがあるのか、今からわくわくしてきます。

 売店ではどんなものを狙いましょうか。「ここからここまで全部ちょうだい!」と、大人買いをしてしまいましょうか。

 一蒼さんにも会えるんですね。焼成依頼していた鉢を受け取れるんです。三日月鉢はうまく焼けてくれたでしょうか。う~ん、たのしみ。

 明日土曜は、名品展40回記念のパーティーが、展示会終了後にあるんです。北風の噂だと、私が一木一草話の安達さんと一緒に会計の手伝いをするなどと、チラリと聞きましたが、私は直接何も聞いていませんね。

 どうなるのでしょうか。

 とにかくたのしい日になりそうです。

 名品展会場でお会いすることがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 


第40回 全国小品盆栽名品展の御案内

 今日もかなり寒くなると聞いていたので、病みあがりでしたし、いつもより厚手の革製ホットパンツをはいて家を出ました。

 それでも寒かったですね。 

 さて、第40回、全国小品盆栽名品展が近付いて来ました。

 会期:1月14日(金)~16日(日)、

 時間:午前10時~午後4時(16日は午後3時終了)

 場所:上野グリーンクラブ(2階展示場)

 入場無料

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 ◎全国から選ばれた、約70席300余点を一堂に展示。

 ◎記念特別展示席あり。

 ◎1階会場では、苗木、盆栽、名鉢、水石、飾台、書籍を販売。

 とのことです。

 どうぞお越しください。


小さなじいさん三兄弟

 風邪は快方に向かっているようですが、まだイマイチ。

 出掛けるのはどうしてもの用事だけに控えておきました。

 外はものすごく寒く、冷たい風が吹いて私のソウルを突き抜けて行きます。

 今日は黒泥で珍しい鉢を作りました。私がモチーフにしたことのないものが描かれていますね。

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 合掌おじいさん。無表情編。

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 合掌おじいさん。笑顔編。

 「コラぁー!」

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 合掌してないものすごく福耳おじいさん。激怒編。

 いやあ、愉快、愉快。

 ものすごく福耳のおじいさんに怒られたら、それはそれで有難いような...

 幅2.5センチ、高さ1.8センチ。小さなじいさん三兄弟でした。

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風邪には赤松

 一昨日、喉を痛め、それは1日で治ったのですが、今日はクシャミ、鼻水に苦しんでいます。

 東京はずっと雨も降らず、乾いた風が吹いています。

 そんな状態ですから集中力も続かず、せっかくの休みがただただ無為に過ぎて行きます。出掛けたい用事もあったのですが、体が言うことをきいてくれません。

 そんな時って、何故か赤松を見ていたくなりますよね。そういう樹なんですよ、赤松って。

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 この間うちに来た石心さんの赤松。慈愛の眼差しでジッと見詰めます。

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 反対側からは激しい情愛を込めて見詰めます。

 赤松ですから、なにも低い位置に枝がなくとも私達の愛に支障はありません。ですが、下2本の枝が、同じ方向にまあまあの間をおいてついているのが、ちょっとこれからの私達の愛の行方に不安を感じさせられてしまうところです。

 寒さも厳しくなった今頃に、余計な作業はどうかと思いますが、この赤松、とても元気そうですし...うん、風邪の勢いを借りて、ちょっといじらせていただきましょう。

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 この木、菌糸で鉢穴が埋まっています。しかし、水やりで水が通らないことはないようですね。ご存じでしょうが、赤松と、この菌と、盆栽愛好家は共生関係にあります。

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 根の形から、流れを作る方向は決まりました。

 樹がかわいそうですから、何度もやり直すことにならないように、最初に1ミリのアルミ線を緩く効かせてから、そのアルミ線に沿わせるように銅線を掛けておきました。

 こんな感じ?

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 下半分の曲がりはやや臭い気もしますが、ちょっと未来が見えてきました。完壁じゃない根も、これで活かせるのではないかと希望が持てます。

 枝の、片側に寄って間が広くなっていたところは、多少ひねりを加えて模様をつけ、きれい過ぎない程度にまとまっていただきました。

 古い赤松の樹冠は左右にジグザグ度が激しいですよね。壮年期から老年期になり、根からの栄養供給が末端になると、ゆすりが一段と激しくなるそうです。

 また、赤松の特徴として、中間部より下部の枝は枝葉の体積が少ないにもかかわらず下垂していることが多いそうです。

 この下部の枝というのは、当然木の中の古い枝ということになり、木の中で淘汰を繰り返した後に残った、その木の歴史を物語る枝なんだとか。へぇ~。

 まあそこまで私に出来るかはわかりませんが、それはおいおいということで、ね。

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 その大事な最下枝はまだ弱く、下向きにして枯れさせるのが怖いので、粘土で台座を作って樹を立たせておきました。心は懸崖、体は文人。

 こんなのでいいのかなぁ、私の樹作り。

 なるべく針金に頼らず、造形に走りすぎず、自然味のある盆栽。

 そんな樹作りができるようになりたいです。

 で、おまけ。

 実生赤松のうちのひとつが、緑と紫の2色の葉に別れていました。

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 悪趣味な色です。

 


タグ:赤松

黒泥の皿

 前回に引き続きの、もうひと皿。

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 どうです、しびれるでしょう、この皿加減。こちらは黒泥で作ってみました。

 私は今まで一蒼さんにアドバイスを受けながら焼成をしてもらってきたので、自然と白土を扱ってきました。

 黒泥は去年の秋から使い始めましたが、成形は簡単で、扱いやすいですね。しかし焼き上がるとどんな感じか、イメージは湧きますが、経験はありません。

 説明には...

 黒泥

 耐火温度  1230~1280℃ 

 フルイ目   60メッシュ

 コバルト、ルチールが混入した粘土。酸化で黒、還元でやや緑がかった黒が出る。

 とあります。

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 作りは昨日の皿とほとんど同じです。唯一違うのは、表面を磨いてあるということでしょうか。

 あと、昨日のよりも1センチ程大きく、幅が5センチありますので、余裕がある分少しだけですが肉厚に作って、重さをだしておきました。

 出来としては、今のところ、気に入っています。「樹を植えて光り出すオーラ」が出ています。

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 オシャレは足元から。鉢裏ですが、今回はトンボマークではなく、よくわからない文様を彫っておきました。

 ちなみに、こういった鉢を褒める時、通は

 「いい皿加減だ!」とか

 「得も言われぬ皿加減でございます」などと言います。

 どうぞ一度、通のフリして使ってみて下さい。

 ただし、ひとつ覚えておいていただきたいのは、まこと鉢は「言」(ごんべん)落款だということです。言葉が成って誠なら、成るがとれたら口から出まかせ。

 そこのところ、お忘れなく。


タグ:鉢作り

皿型小鉢

 2011年の鉢作りもぼちぼち始まっています。南蛮盆器でおなじみの皿型は、去年秋あたりからのマイ手びねりブームの流れで、引き続き手探り中です。

 去年作ったものの、イマイチ納得いかずに焼成依頼しなかった皿。

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 皿なら、細い樹や、細くて多幹の樹を活かして欲しいところですが、底の広さ、深さ、縁の感じ、すべてが樹を植えた時に中途半端に見えそうで、納得がいきません。

 なので、再び粘土玉に戻っていただきます。

 こちらが先日成形の皿。

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 これくらいの薄さと底へのすぼみ具合なら良しとしましょう。もう少し大きなサイズなら、逆にすぼみを少なくさせても良いですが、この鉢の大きさ(4センチ程)なら、これくらいすぼんでいた方が好きです。

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 縁は...いつも悩みますね。薄いとあっさりし過ぎに感じてしまいますし、これくらいの大きさで縁にやたらボリュームをつければ、また全体を考えた時に私、迷路に入り込んでしまいそうです。

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 今回は、ボリュームを持たせつつ、縁の内側に細工をすることで、厚いような、薄いような、あいまいな日本の私にしておきました。

 きれいに形を整えて作る鉢作りも楽しいものですが、こういった、ちょっとイビツでも味があればオールOKじゃん?的な作りもまた楽しいものです。ヘンにきれいにしようとすると逆にイマイチになったりします。

 派手な色は難しそうですが、落ち着いた色の釉でもいくつか持っておきたいところです。

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 落款の脇には去年に引き続き、トンボマーク。他になにか、今の季節に合ったものが書けないかと悩みましたが、とりあえずギブです。またおいおい考えておきましょう。

 私、自分で焼けないから余計に思うのかも知れませんが、鉢裏って、何か秘めた場所だなと思うのです。人が出るというか...手を感じれるというか...ハンコの落款は別ですが、手で書けばそこに自然と人が出ますし。

 私は趣味家ですので、趣味家らしい鉢裏にしようと思います。できるだけすべての鉢の裏に落款とは別に、何か簡単な模様や絵をつけていきます。

 手の跡を楽しめるように。

 楽しく作らせてもらったよ、という意味合いも込めて。

 そして何より、よりいっそうの好感度アップを狙って。


タグ:鉢作り

五葉のタネにご用心

 そういえば、先日集めた裏のおじいさんちの五葉松のタネを正月そうそうまいておきました。

 千令さんから、五葉は乾くと発芽率が下がるという情報をいただいていたのですが、忙しさと、けだるさと、面倒臭さで、ん?冷蔵庫に入れ放しでした。

 一昨年は5ミリくらいの赤玉土単用で実生しましたが、今年は5ミリくらいの赤玉土の層と1~2センチの桐生砂の層とを交互に作り、その中にまいています。自然のくねりが付くかな?

 一昨年初めて五葉松の実生をして思いましたが、五葉松って、2年もするとだいぶ個性が出てきますね。葉の形もかなり違います。五葉松は性で見る、という言葉も頷けます。

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 最初のうちはちゃんと鉢にまいていましたが、だんだん面倒臭くなってきて、最後はまとめて「ふるい」にまいてしまいました。

 発芽は5月くらいでしょうか。ずっと地面に落ちたままのタネを集めたものですが、発芽率はいかがなものでしょう。

 期待せずに待つことにします。

 

 


タグ:五葉松

初殺菌

 今日、初殺菌です。

 この前の東京支部の例会の件で自分なりに考え、私も盆栽愛好家のマストアイテム、石灰硫黄合剤の使用は、とりあえずやめておくことにしました。

 石灰硫黄合剤を使うと、確かにうどん粉病などが抑えられるのを実感しますが、私の棚も、作業場所も、私だけが通るところにあるわけではないのでやめます。

 あのひどい臭いは盆栽のイメージダウンだけでなしに、常日頃、偽善にまみれて築き上げてきた私の好感度まで下げかねません。もっと臭いの少ない薬をなるべくまめに数種類使って、病気、害虫を防ごうと思います。

 自分の環境でできる管理法で、無理をせずに楽しみましょう。

 盆栽は、長く続けてナンボらしいですから。

 ちなみにうちでは、リンゴがうどん粉病とグンバイ虫とアブラムシ、モミジにもうどん粉病、柑橘にアカダニと、目立つのはその辺でしょうか。

 今年から真柏を始めましたが、ただでさえ病気持ちのリンゴにさらに赤星病も加わるのでしょうか?

 赤星病の菌はビャクシンで冬を越し、春にリンゴやナシの樹に戻って行くんだとか。

 しかし、虫や病気よりも、もしかしたら私の管理の拙さの方が樹を弱らせているかも知れませんね。

 私は害虫以下です。

 


タグ:殺菌

謹賀新年 2011

 お正月。

 果てしなく深い海の夢を見ました。

 潜ってみても、どこまで沈んでも底がありません。

 あぁ、なんて深いんだろう、と半ば心地良さを感じていたら、それは海ではなく、果てしなく深い、私の豊かな才能でした。 

 あけましておめでとうございます。

 私は約15年振りに実家で正月を過ごしました。年々親も弱弱しくなっていきますので、少しは顔を見せてあげないと。

 私も少し大人になったフリをして、こっそり母にお年玉。父は無駄遣いばかりしてきた前科があるのであげません笑。

 実家には妹夫婦に連れられて、姪っ子の、りおちゃんが来ましたねぇ。1年ちょっと振りの再会。

 もう3才です。来年は幼稚園ですので、ちゃんと言葉を話すようになっていました。でも、やっぱり半分以上は訳のわからないこと言ってます。

 私がりおちゃんと二人で遊んでいると、りおちゃんが大声を出して、りおパパさんに怒られたりするので、りおちゃんの気分が盛り上がって来たあたりで私が小声で、

 「りおちゃん、またお父さんに怒られるぜ?」

 と的確なアドバイスで大人の処世術というものを教えてあげると、

 りお「だっておとなだっておっきこえなんだもん。

    こんにちゃー!

    ふつうにいわないんだもん。

    こんにちゃー!

    ゴンばんはー!とかぁ、

    こんばんはーとかぁ、

    ぎんばんちゃ~ん!っていって」

 私「??ぎんばんちゃんって言うの?」

 りお「あははは~」

 何がたのしいのかよくわかりませんが、かなり楽しそうです。

 また、写真で撮られるのが好きらしく、いちいちポーズをとってくれますが、りおちゃんが私のカメラで自分の写真を見ていくうちに、私の小さな赤松の写真が出てきた訳です。

 それを見たとたんにりおちゃん、のけぞって大笑いし始めました。別の樹も、小さいのが出て来るたびにのけぞって大笑いです。やはり、何がそんなにおかしいのがわかりませんね。とにかく、たのしいのでしょう。

 私にはわからない独特のツボで、同じようなことに何回でも同じように大興奮できる。ここが子供のすごいところです。大人が1年を短く感じるのも、案外この辺が関係しているのかも知れませんね。

 さて、私の母は難しいことは苦手ですが、草木を育てるのは好きです。いろいろ育てています。けやき、モミジ、柑橘、グミ、野菜、あと、ステビアなんかも育ててましたね。葉っぱが甘いんです。

 それらの植木を見ていると、母がどこかからケイトウのタネを持って来ました。

 去年の東京支部展にいきなり母が来て、会場を見てケイトウが盆栽で使われているのを知っているのです。わざわざとっておいてくれたようです。

 私もタネが採れないかとケイトウを買っていたのですが、どうやら花までで、タネをつけずにサヨナラのようです。助かりました。たくさんもらったので、いろいろ試すこともできそうです。

 まあ、ぼちぼちの正月でした。

 今年もぼちぼち、よろしくお願いします。


タグ:ケイトウ

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