第57回清香会小品盆栽展についてのお知らせ
今日、清香会の方から電話がありまして、4月2日から3日まで中野の新井薬師にて予定していた第57回清香会小品盆栽展の中止の知らせを受けました。
地震による交通事情など、諸々の理由からの決定だそうです。
私としても楽しみにしていましたが、残念ですが仕方ありません。
また秋の展示会を楽しみに待つことにしましょう。
より多くの方に知らせてもらえれば、とのことでしたので、このブログにても皆さんにお知らせいたします。
山草フェアーの買い物
地震後も普段通りに仕事は続き、一方で原発事故、停電、買占めなど、異常な社会の動きの中で生活しなければならないわけで、この1週間は私も神経を尖らせっぱなしでした。
子供の頃から寝坊助の私も、さすがにこの1週間は早起きです。学校で怒られても、仕事で怒られても治らなかったけれど、さすがにこの状況では別ですね笑。
そんなではありますが、休みにもなり、少しリラックスできました。
昨日は会期前日ではありましたが、一木一草話さんに顔を出してきましたよ。今日からの準備の最中で、沢山の鉢が並んでいました。
せっかくの休み、普段眠気など滅多に感じない私ではありますがとても眠たく、なので眠気覚ましに植え替えなども進めていきました。
そうそう、私、地震当日上野の山草フェアーに行っていたのですが、山野草に欲しいものはなく、結局苗木ばかり買って帰ったのですね。
普段あまり売っていないカラマツがたくさんありましたから、4本買ってきましたよ。
あと、花筏(ハナイカダ)。雌雄異株なのにオスが見付からずにいまして、今回やっとオスメスペアのビニールポットを見つけました。
これなんかは、八房姫シャラとか札がついていましたが、まあ、普通の姫シャラでしょう。
こんな木、山野草愛好家だって欲しくはないでしょうし、盆栽愛好家にしても欲しいとは思わないはずです。
仕方がないので私が慈善事業として引き取ることにしました。
植え替えてみると、意外なことに、根がかなりしっかりと作られていました。びっちりと細かい根で一杯です。
はい、もともと20センチ以上はありましたが、7センチほどの大きさまで切り詰めてしまいました。
右へ伸びていた太枝を切った跡がいつかきれいになってくれることを祈りつつ、とりあえずの目標は夏を元気に乗り切ってもらうことですね。
姫シャラって私、大好きですが、毎年枯らしてしまうんです。私は執念深いので、今年こそ上手く育ててやると、花粉症でおかしくなった鼻でも鼻息が荒いのです。
弱いといえばカラマツ。落葉松と書くのでしょうか。この木も夏に弱るようです。
去年、大宮で買ったカラマツも、我が家には数カ月の滞在でした。
今回買った4本はいずれも北海道の業者さんから送られたものだそうで、それらがいきなり東京の気候に馴染むのは難しいでしょうね。
見せるほどでもない、若い実生苗ですよ。でもね、若葉がとてもきれいなのです。
3本寄せてあったのをばらしました。根をさばいて軽く剪定しておきました。
うちへ来てすぐに芽を吹き始めましたよ。
こんな時間のかかる苗木ばかり揃えているといつまでたっても展示ができませんが、実際のところ、こんな苗木遊びから盆栽を始めた私としては、どうも「はい、そうですね」とすぐにはやめられないようです。
それもまた一興。いいじゃないですか。