花筏がペアになる。
盆栽、というわけではありませんが、うちには花筏(ハナイカダ)がありまして、でもですね、メス木しかなかったのです。
あちらこちらでたまに花筏を売るお店を見かけはするものの、オス木を売るお店を見かけないまま1年が経とうとしていました。
花筏は雌雄異株。雌株の花に雄株の花の花粉が飛んで受粉するわけですが、その花が、花それ自体はとても地味なものですが、その花のつく場所が変なところ。
葉脈の上なんですね。
幹はツルっツルで傷も残りやすく、枝葉は面白みがなく、その花実を葉に着けるというインパクトだけで世を渡って来たこの木、とても盆栽にはなりそうもありませんが、まあ、ご縁があれば葉の上に実を成らせてみたいものだと思っていたのですね。黒い地味な実を。ただの好奇心です。
そして先月、大地震の日に上野の山野草展でオスメスペアで苗を売っているのを見つけましたよ。
ツボミが1ヶ所にたくさんついているこっちがオスで、
ひとつしかついていないこっちがメスですね。
このあと花が咲いて、「咲かせる所間違えてる~」と言って遊んで、
もしかしたら実が成ったりして、「実らす所間違えてる~」と言って遊びます。
別にさみしくはないですよ。
全然。
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