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イタリアーノの満開

 今日は、上野の緑風盆栽展へ行ってきたのですが、残念、カメラを忘れてしまいました。

 大きな盆栽中心の盆栽展で、吉田茂が実生したと、本当だかどうだか確かめようのない、怪しい樹形の五葉松もありました。

 けっこう若い女性の姿と、やはり若いカップルのお客さんをたくさん見かけたので、チケットをいただいた知り合いの理事さんへ聞いてみると、最近若い人を多く見かけると。ただ、若い人が多く来ているのか、おじさまが去っていったからよく目に付くようになったのかはわからないよ笑、とのこと。

 でも、多分増えていると思いますよ。きっと、美術館に行くような感覚で来ているのではないでしょうか。

 安い小鉢を沢山買っている女性もいましたね。一木一草話を紹介しようかと思いましたよ←不審者。

 その中で、私と同じように上野でホンモノの盆栽を目にし、面白く、またからかい半分でグリーンクラブのイベントに通い、小品盆栽に出会うって人が出てくるのでしょうか。

 展示は、カメラがない分しっかり見ておきました。売店ではたいしたものがありませんでしたので、来月の大宮行きに備えて、グリーンキング(ネズミの糞形高級肥料)以外何も買いませんでした。

 さてさて、何の草だかわからずに、去年町採りした草に花が咲きました。

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 鉢は私の初期の自作です。作って、「使い勝手の悪い鉢を作るな」と、一蒼さんに怒られた思い出深い鉢です笑。

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 これ、立浪草でいいんですよね?町採りなので正確な名前を知りません。

 そうそう、花が咲いているといったら、チャオ!イタリアーノ!

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 横分け仕立てのイタリアーノです。贅沢にも春嘉さんの鉢におさまったおかげで、けっこう雰囲気が良くなってきました。花も満開です。

 え?ちゃんと咲いていますよ。満開ですから。

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 イタリアーノじゃなくて、ヤクシマーノだったら良かったのにね。

 (香丁木は、フィリピンとか、アジアの南の方が原産地なんですって)

 オーティス レディング - try a little tenderness

 10代の頃から好きだった、オーティス・レディング。やっぱし良いですね。

 ガガガガガガガガガガガ!って笑。カッコ良過ぎ。

 どんな他の音楽ジャンルに興味が行っても、結局また聴きたくなる人。

 この人よく、、I(アイ)を「ハ」って発音しますね。クセ?


日本小品盆栽協会東京支部 春の親睦会

 昨日はお楽しみだった東京支部の遠足の日。みんなで世田谷のタネ木屋さんへ買い物へ行ったのです。

 毎朝の習慣として、いつものようにハサミの素切り(野球でいう素振りネ)を300回程こなしてからの出発です。貧しい才能が溢れんばかりの私の腕はパンパンになりますが、これ、盆栽人の常識。近所にチョキン!チョキン!と、私の鋭いハサミの音が響き渡ります。

 ちょっと素切りに熱中し過ぎはしましたが、どうにか遅刻はせずに、大人のマナーを守ることができました。私をジェントルマンにしてくれた盆栽の神様に感謝です。

 さて当日伺うことになっていたのは「やまあい」さん。

 最寄駅(といってもかなり歩く)に集合だったのに、何名かは大人のくせに抜け駆けして、先に直接現地に着いて樹を物色していましたよ。

 そんな大人のひとりのT屋さんから現地にて、買い物の際のマナーを教わってから(小学校の社会科見学みたいだったなぁ)、みんなで日本小品盆栽協会東京支部のテーマソング、「小さな懸崖古杜松」を歌います。

 ♪小さな懸崖古杜松

  おじいさんの杜松~♪

 さあ、買い物開始です!

(記事の途中ではございますが、ここで一度、ふざけ過ぎをお詫び申し上げます)

 今回のイベントはタネ木探し。盆栽の素材状態の樹(タネ木)を多く安く扱っているお店で買い物をします。

 新しく入られた方々もみなさん参加してくださり、にぎやかに楽しく、時に眼光鋭く、しかしながらひとつの樹を奪い合って流血沙汰になったり罵り合ったりすることもなく、同世代同士相談し合ってみたり、先輩にアドバイスをいただいたりと、それぞれが各々の買い物を楽しめたようでした。

 私も、同じ木を会の仲間と奪い合いになる際に備えて、ガラス製の大きくゴツイ灰皿(鈍器のような物)をふところに忍ばせていったのですが、結構みんな、被るようで被らないのが面白いところ。

 昨日たまたまお店に立ち寄って買い物をしようとしたものの、貸し切りのためそれができなかった愛好家の方、すみませんでした。

 さてさて、気の早いおじ様の中には11時を過ぎると、ご飯まだ?なんて言い始める方もいましたが、私を含めた新入部員たちにとっては、もっと選んでいたい、ここで永遠の子供のように遊んでいたい、物語は始まったばかり、時間よ止まれ!という感じでしたので、私達新人組と引率のT屋さん(←玄人のくせに、さらに、私達より早く来て選んでいたくせに、もっと遊んでいたい派の大人)はそこにもうしばらく残り、他の方はみんなひと足先にお昼ご飯を食べる場所に出発しました。

 私も最後の最後に会計を済ませましたが、そのあとに、既に会計を終えたはずの方が、追加で何か妙にまぶしい色をしたものを見付けて買っていましたね。

 きっと食事場所の予約がなかったらみんな、もう1時間は平気で遊んでいたことでしょう。

 「何故なら、僕らにとって盆栽屋さんは最高のアミューズメントパークだからね」(まことの名言集第2巻より)

 今回の買い物は?

 まず、うちに腐るほどあるのに買ってしまった、若い(2年目かな?)実生ヤマモミジ。

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 だって、葉っぱも良い感じだったし...

 「やっぱし良いモミジは別腹ネ!」(まことの名言集第5巻より)

 あと、同じモミジでも琴姫モミジ。親木になっていただきます。

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 この木から何本作れるかな?挑戦です。

 松柏はあまりおいてなかったので、チビのイチイだけ。

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 上の方を少しはずしてみます。

 実ものは、八房のピラカンサを。

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 会の人、みんなけっこう買っていましたが、果たしてどうなる?

 と、そんな感じのお買いものでした。

 ご飯を食べて、帰りの駅へと向かう道中、いきなりモミジの若葉をつまんで食べてしまうおじ様もいれば(今お蕎麦を食べたばかりでしょ?)、人の家の草花の鉢植えを指差して、ここを挿せばどうだとか、着くだの着かないだの言うおじ様もいたり(ズバリ、不審者です)、きっと私が駅までの道を把握していて先導を受ける必要がなければ、おいていってしまっていたことでしょう。

 そんなこんなで、去年の秋の遠足がなかった分、久々とはなりましたが、1年振りの親睦会はにぎやかに終わることができました。

 「うぃ~、ひっく!もう一軒いきましょうよ、部長、もう一軒!良い店知ってるんですぅ。」


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