我等8人、aze号にて湘風小品盆栽展へ行く ~後篇~
椿さんの展示には柔らかさがありました。
実モノを主として高い所に細く流れる幹を置く。
きっとここに至るまで、いろいろドラマがあったのでしょうね。
自然な作りがさわやかで心地良く、素敵な飾りでした。
こちらの展示会、ベテランさんのしっかりとした飾りはそれとして、やはり新人さんの席に感じるものがありました。
今の時期、どれもこれもベテランさんばかりの展示会ですと、それはそれでレベルの高い素晴らしい展示会となりますが、やはりこれからがちょっと心配になってしまいます。
そういった意味で、こちらの展示会を拝見させていただき、これからますます元気な会だと、冬でも短パンくらいに元気な会だと感じました。
ハマさんの飾りも初めて見させていただきました。
さすがですね。
何がさすがって、ちゃんともう自分の飾りを分析されてらっしゃる。
中央の小さな一群、唐突な印象でしたが、やっぱり、これがあって更にの素晴らしい飾りでした。
ニクイことしますね~笑。
インパクトのあるこちらのセッコクを実際拝見できるとは思いませんでした。
私の中では、ハマさんといえばこれです。
これがなきゃ始まりません。
今はブログにて展示までの過程を少し知ることができますので、恐らく見る側としては、それまでのメイキングを知りつつの本番で実際に拝見、という流れを体験することが出来、それって展示会を見に行くのがさらにたのしみになるかも知れないポイントですね。
ジャッキーチェンならNGシーンすらも付けてくれるところです笑。
大切な枝が枯れちゃって落ち込んだけど、ジンにしたら樹が良くなった・・・なんてお話は、NGシーンが採用になったエピソードと言えるでしょうか、ね笑。
自分の幅を広げようとするハマさんの姿勢には私もしっかり見習わなくてはいけないところがあります。
さすが僕らのハマさんです☆
(ほらほら、さあさあ、伸びて伸びて!)
ネギさんも・・・これまたすごいですね。
初心者だと言ったら犯罪になるレベルです。
まずはこれだけの樹をちゃんと揃えられるという段階で私なんかよりはるかにすごい笑。
私、ネギさんの席を見て、鉢を見て、仲間への思いが詰まった印象を受けました。
アルバムみたい。
そしてにぎやかですね~。
目の中に星があるというのもうなずけます。
下の春嘉鉢も懐かしいですね~
私もできれば来年の展示に使いたいと意気込んでいます。
ちゃんとネギさんもご自分の今とこれからの方向性というものをしっかり認識されてらっしゃるようで、これからますます目が離せない危険な存在です笑。
きっとネギさんはその人柄で、いずれは神奈川の国を治める殿様になるはずです。
皆から慕われるネギさんこそが「持っている」人なのでしょう。
時々私もネギさんに、泣いてすがりたくなる時があります。
ネギさん、泣いてもいいですか?
また、こうしてネギさんをはじめ若い世代が盆栽会に入り楽しむ姿を知ることが出来るようになり、盆栽会というもののイメージも随分変わってきているのではないでしょうか。
生き物は自然と、良い匂いのする方へと向かいます。
これからは盆栽会がヒップです笑。
と、お三方の展示写真と共に、なんだかとりとめのないことを書いてしまいました。
昔から、神奈川の方は小さな盆栽が盛んだよと先輩から聞いていましたが、さすがでした。
おまけに欲しかった「くらしの百科」もゲット!
親子そろって楽しく片付けトレーニング!
・・・ひとり身です。