イワシデの、ほんのり赤がきれい
どんより肌寒いかと思ったら、午後急に生温かい空気になって、レザーのホットパンツではちょっと暑いくらいでした。
うちではツタやハゼ、コマユミ、サルスベリなどの葉はもう真っ赤ですが、ひと際個性的な紅葉を見せてくれているのがこのイワシデ。
いくつかあるうちの、この、挿し木後とりあえず適当な鉢にいれておいたイワシデだけが黄色地にほんのりとした赤で、私の孤独をやさしくさすってくれるかのように癒してくれています。
日当たりのもっと良いところにあったものもあったり、もっと悪いところのもあったりしているのですが、赤が出ているのはこれだけ。
大抵は黄色。
これだけ、何故でしょうね。
来年からはイワシデはすべてこの樹があったところへまとめて置いてみましょうか。
この樹、剪定枝を挿しただけの棒ですが、私はシデ類が好きですので、来年からじっくり気長に作っていきたく思っています。
盆栽を始めた頃からシデは好きで、うちにいくつかありますが、未来の姿が見えるものをまだ作れていません。
ただ、最近少し感じる時があるのですが、東京支部に入ってから作り始めた木は、多くはないにしろ、素材でも少し未来の見えるものが出来るようになった気がするのです。
それ以前のものはいろいろ手をかけていてもなかなか未来が見えてこないものばかり。
馬鹿な曲げ方をしたものだと樹に謝りたくなったり。
その辺で、少しでも成長できたのかなと、嬉しく思ったりする時があります。
それにしてもこの樹もazeさんのイワシデのように、何十年かしたら幹が真っ白になるのかしら。
とても想像がつきません。